イタリアを旅して感じたことは 「なんて日本っていい国なんだろう」ということでした
日本の中にいるとなかなか身近で比較することもなく気付きませんでしたが
よその国で僅か8日ばかり暮らしただけで日本の良さをしみじみと実感できました
例えば一番感じたことは まずトイレです
日本ではどこでも無料で入れ しかも今やほとんどがウォシュレットになっています
イタリアでは 街に出ると無料で入れるトイレはレストランかデパートぐらいです
公衆トイレには管理人がいて50セントから1ユーロ払わなければ入れません
ホテルのトイレはどこも便器が2つあり左側は女性用のビデなのだそうです
お水も 日本のレストランでは無料が当たり前なのですが イタリアでは500ミリリットルのボトルが2ユーロもするのです
今やレートは金融危機により1ユーロ200円代になっていますが 買い物をする時は1ユーロ140円位だったでしょうか
ですから2ユーロだと日本円で280円もする訳です
ガイドさんの話によると イタリアは物が高値で80パーセントの人達は貧しい暮らしなのだそうです
住居も 日本のような1戸建て住宅に住んでいるのは極々ほんの一部分の人で ほとんどのイタリア国民はアパートなどの集合住宅なのだそうです
それも国政により壁の色やベランダ カーテンの色なども申請して許可が得られなければ勝手に変えられないそうです
それなりに色彩の勉強をした人でないと景観がメチャクチャになるからなのだそうです
所有権はあっても私有権はないということですね
<画像はベネチアの風景です マウスオン・クリックあります>
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ローマでのことです 私達はあるハプニングに出会いました
その日はオプショナルでカンツォーネを観に行く人と 自由行動の人とに分かれ
スペイン広場で解散しました 私達は自由行動にしました
スペイン広場からホテルまでは地下鉄で8駅乗り 更にバスに乗らなくてはなりませんでした
地下鉄は集団スリが多いので気をつけるように言われていましたが まだ三時過ぎで明るかったので注意し 用心していることを周囲にアピールしながら自動販売機でチケットを買おうとしていたところ 側らに立っていた一人のジプシー女性が片言語で「ニマイ? ニマイ?」と聞くので「シー」と答えると親切にチケットを買ってくれたのです
ところが即座に手を出し「子供がいるのでチップをくれ」というようなコトを言っているようす
しかも 女性の長いスカートの陰にには小さな子供が隠れていたのです
「やられた~~」と思い「ノッ!」と言おうと思ったのですが 瞬時に「この女を怒らせたら厄介かも」と小銭を渡してしまいました
被害は小さかったので良かったのですが 日本ではチップの習慣はないし こんな場合親切な人としか思いませんよねぇ
結局 その後添乗員さんが書いてくれた地図を見ながらバス乗り場を探し回ったのですが見つからず 段々暗くなり不安になったので ホテルまでタクシーで帰ろうとタクシー乗り場を探したのですが分からず 運よく通りに立っていた警官に聞き(これも言葉が通じず苦労しました)散々さまよい歩いた結果やっとの思いでホテルに辿り着くことができました
その日は夕食が付いていませんでしが もうどこにも食べに出て行く気になれずスーパーに買い出しに行き カップラーメンでも食べようかと思ったのですが置いてなく サンドイッチと牛乳で棒になった足を擦りながら なんとも侘びく夕食を摂ったのでした
まっ これもイタリア旅行のほろ苦い思い出となった訳ですが・・・
世界は日本のように自由で規制がやかましくない国ばかりではないのですね
日本でも取り上げれば問題は多々ありますが 些細なことがニュースになる日本の平和を実感した次第です