心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

近未来の日本経済の動向(2020/10/19)プロローグ

2020-10-19 19:52:29 | 政治経済
(1)国内都市銀行の危機
 
 国内都市銀行は、
世界経済のグローバル化の進行のもとで、
全国で空洞化と人口減の同時進行が起こり、
特に地方で投資市場が激減しています。
これは構造的な問題です。
 
(2)消費増税とコロナ危機
 
同時に消費増税とコロナ禍は致命的です。
地方の企業は国内需要に頼って来ているため
マクロ経済的には10%の消費減は重大です。
 
(3)グローバル大企業の役割は?
 
グローバル大企業は
消費増税の巨額の恩恵を受けています。
だからといって
グローバル大企業の利益が
滴り落ちるようなことは期待できません。
それは幻想です。
 
(4)株価安定の本質は?
 
 株価の安定は、
政府財政や年金資金による買い支え、
また、
傾向として投資市場が海外へ向かっています。
更に、
国内では
大企業への損出補填が大規模に行われています。
 
(5)中国経済の動向と日本経済との関係は?
 
 コロナ禍を短期間で克服し、
中国経済が盛り返していることも貢献しているようです。
米国による経済制裁も厳しくなっていますが、
それを跳ね返す力を蓄えてきているようです。
 
(6)中小零細企業の存亡の危機
 
 同時に中小零細企業の切り捨ても進行中です。
また国際的には日本は比較的上記のような支援策によって、
海外のヘッジファンドが日本に集まってきています。
 
 従って、
安定はいつまでも続くとは限りません。
欧米などが景気回復がはじまれば
どっと引き潮に変わるでしょう。
 
(7)今後の東アジア経済の行方は?
 
 今後中国、インド、インドシナ経済の動向を
政治経済面で注視することが求められると思います。
特に米国の対中経済制裁、対中関係の悪化などから
ベトナムとの経済関係が強化されるのではないでしょうか?
 
(8)コロナ禍と実体経済の破壊
 
 コロナ禍は実態産業を直撃しています。
倒産による失業や操短、一時休業、など
操業や購買行動が急激に激減しました。
 
 国内経済動向はコロナ禍を早期に克服し、
コロナ禍と消費増税による実体経済の落ち込みを、
どれだけ食い止めることができるかも
今後の株価の変動に影響するでしょう。
 
 
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