ウクライナでは政府が騒乱でオデッサの虐殺を裁かなかったばかりに、紛争から取り返しのつかない戦争にまで燃え広がりました。“ミンクスの合意”までこぎ着けたのに反故にしてしまった事が最大の原因の様です。
マスコミ報道のように部分だけ切り取れば、プーチン大統領が、かつてはよりにもよりによって、兄弟国であったウクライナに何故進攻してしまったのか?全体像が理解できなくなるし、公正な判断をできなくなります。勿論どんな理由にせよ他国への侵略は許してはなりません。いつでも犠牲になるのは何の罪もない一般庶民です。
ウクライナでは侵攻以前に親ロシア派の大統領の治世かでマイダンクーデターが起こりました。その後親ロシア派の多い東ウクライナと欧米派の強い西ウクライナで紛争が始まりました。
そのような状況下で親ロシア派と親欧米派の間であちこちで衝突が 起こりました。そこで有名なのがオデッサの虐殺です。有る建物に逃げ込んだ親ロシア派の人たちの中に火炎瓶を投げ込み、50人近くの人々が焼け死にました。そして各地で虐殺された人々は14000名にものぼるそうです。その後衝突の拡大を避けるために一時、欧米各国とウクライナ、ロシアの間で合意ができたのが「ミンクスの協定」でした。
ロシアの進攻が始まるとその後、今度はロシア兵による「ブチャの悲劇」が起こりました。とにかく報復には報復を招くし、公正な解決も不可能になるでしょう。後は勝つか負けるかあとは地獄へ真っ逆さま。勝てば官軍というが、これも第二次大戦までの話だったはずですが。現代は高じて酷くなれば一気に燃え上がり、核戦争へ!人類の破滅?我が国も限りなく戦争に向かって誘導されています。始まれば最早手遅れ!となるでしょう。
また経済制裁の連鎖は限りなく続き、放っておけばどこかで火を噴くでしょう!一刻も早く停戦することが求められています。