漫画屋の離れ

本ブログ「漫画屋日記」の離れブログです。構想中の作品メモに利用。

すごい混んでた・・・

2006-05-08 19:06:42 | 日記
昨日、原稿渡しをすませて今日はゆったりですわぁ・・。銀行に行って自動車税の支払いを済ませてきました。GW明けのせいか、ATMにずいぶん人が並んでいました。

5/9 15:02...
うーん、油断するとすぐ体調悪くなるな・・・。

自信喪失・・・?

2006-05-08 18:09:58 | 漫画屋としての一人言
こんなことをオープンにさらすなんてバカじゃないのか?なんで書くのか自分でもよく分からないのだけど、知人へのメールで多少テーマに及んだ余勢をかって書き込んでしまう。格好の悪いお話です。

今月請け負うパチスロの読切り仕事で当面の仕事の予定が消失する。仕事があったりなかったりなんて、これまでもいくらでもあったことだけれど実はここ最近は自分から営業をほとんどかけていないというのが、これまでと違う。

なぜ、積極的な営業をかけないのか。モロモロあるけれど、自分に対する自信が揺らいでいることが一番、大きいようです。

最大のきっかけはやはり、昨年の週刊連載企画の突然の頓挫だと思います。全貌を俯瞰できれば必然だったのかもしれないけれど、なにはともあれ僕にとってはあれが「週刊連載への最後のチャンス」と思って足かけ2年、全力で挑戦してきたものでした。結果として挑戦の舞台にあがることもかなわずに、自分にとっては理解しがたい段階で機会を失ってしまいました。

どんな業界でも実力が必要であり、そして運が必要だと思います。自分はあの時、「ああ、俺は運もなければ、実力もないんだなあ。」と思ったものです。それでも、ありがたいことに仕事の依頼があり、挑戦していた余熱があったのか、自分からも仕事をとりに動いていたけれど、無理をしている気がしてどうにも次第に動けなくなって来ました。

なにかイヤなことがあった時、それを愚痴にして消費してしまうことを嫌ってきました(この書込みなんてまさに愚痴だけど。)。そういったストレスをエネルギーに変換してこそ、作品が仕上がってくるのではないか・・・つまり、作家としてそんなことはもったいないと思ってきました。その考えに沿うならば、今回の機会なんてまさにうってつけのストレス=エネルギーではないか・・・・。

しかし、なぜか今回は反転のエネルギーがわかないのですねえ。自分にとってストレスがあまりに大きかったのか、消耗してしまったか。ヤキが回ったか?

「最後のチャンス」と思ったモノを失ったのなら終わりにすべきじゃないか、という論理的な考えも大きく頭をもたげます。まあ、実際は漫画を描く以外のメシの食い方を知らないのでズルズルとしがみついている面もありますけれど。一方で、「本当に自分は漫画に対する熱を失ってしまったのか?どっかに残っているのではないか。」という自分の情熱と才能に対する期待もかすかにあったり裏腹な思いが錯綜しています。どうにも舵を失ってフラフラしているわけです。

こんな状態で、どれほどの作品が描けるというのだろう?プロとして読者に消費していただける作品が描けるはずがないのではないか。そう思うと、積極的に営業に、自分を売り込みに行けないのですね。だから仕事の話が来る時も、ありがたい思いと同時に、「なぜ、俺に仕事が来るのだろう?」と思ってしまう面があります。もちろん、いただいた仕事には全力であたっておりますが・・・。

漫画業界も競争原理があり、その中で浮かぶモノ、沈むモノがあります。そんな業界が好きだし、そこでどうにかこうにか生きてきたことに対する誇りもあります。そして・・・これまで間接的に自分が沈めてきたモノもあることでしょう。これは自分の個人的な思いですが、そういったことに対する責任も負わなければいけない・・・つまり、簡単にやめるわけにはいかない。ボロボロになるまで頑張らなければいけない、という思いもあります。

続けたくても諸般の事情で続けられなかった人、やむにやまれず筆を折った人、自分が踏みにじった形になってしまった同業者がいるはずなんです。


そんな色々な思いがあったりして、自分は最近イマイチなんですねー(^^ゞ。漫画を描いている時は相変わらず楽しいのですけどね。いい年して、なにを青臭いことを・・・という感じですけれど。幸いに多少の貯蓄があるので、考える時間くらいは確保できるのでよくよく考えてみたいものです。