自分のモノサシ

~日々のあれこれを感じたままに~

立てたよ!

2005-12-15 | 犬との暮らし
今朝、オーシャンが自力で立った。


tatta


昨日の夜中から立ち上がりたくて、
ちょうど生まれたての子馬がするように、
四肢をズルズルすべらせていた。


でも、後ろ足に神経が少ししか戻っていなくて、
暫く頑張った末にようやく諦めて寝た。


ひと眠りして目覚める毎に、
オーシャンの体の神経が少しずつ蘇っていくのを目の当たりにした。


一昨日の深夜、確かに彼女は昏睡状態で、
病院側も厳しい状態ですということだったのに、
家に帰ってきてずっと呼びかけていたら、
一瞬黒目に戻るようになった。


そしてだんだんその回数が増え、
虚ろな黒目から焦点の合った黒目へ。


一晩中話しかけた。


朝、しっかり私を見つめてシッポをパタパタした。


少しでも刺激になればと、
部屋全体が見渡せる場所にオーシャンを横たえたら、
私があちこち動き回るのを目で追うように。


mezame


昼には少し頭を持ち上げられるようになった。


先生が往診に来た時はわんって吠えたブルーに刺激されて
「うおぉ~。」と声を出せた。


夕方には前足を動かして状態を少し起こせるようになった。


夜になってやっと舌の神経が回復して水やゴハンを上手に口に入れた。


脳の神経細胞がどこまで回復するかは全くわからない事だったので、
そのひとつひとつの過程が驚異であり涙ものだった。


そして、今朝。


病院からは
「立てそうになっても立てるようになるとは限らない」
と言われていたのにオーシャンは立った。
後ろ足はフラフラで危なげながらも歩いた。


オーシャンがまずしたこと。
庭に出て大小の排泄。


やっぱり自分でしたかったよね…。
この時点で布団の上に敷いていたペットシーツはいらなくなった。


ゴハンもいつもの場所でブルーと並んで食べられたし、
キッチンの私に何かちょーだいっておねだりもするようになった。


食欲もすごい!
まるで前日何も食べられなかった分を取り戻すかのような勢い。
やっぱりオーシャンだなぁ。


食に対する欲は生きる事への欲。
強欲なオーシャンだから、
先生たちを驚かせるような事ができたのかも。


すごいな…。


歩き方はまだヨボヨボで、
しぼんだおばあちゃんってカンジなんだけど、
すっごく可愛い!


でもまだ発作の再発に注意しなければ。
今度発作が起こればどうなるかわからない。


「興奮状態のときに発作が起きやすいので、しばらく安静に過ごすように」


って先生に言われたけど、
それってフラットにとって一番難しいよね。
( ̄~ ̄;)


薬の量もハンパじゃない。
見てたら、脳の病気ってホントに恐いんだなって思う。
でもとにかくオーシャンはもう少し一緒にいる事を選んでくれたから、
頑張らなくちゃ。


さっき庭に出た時、
口の中にい~っぱい雪を詰め込んでヨボヨボ戻ってきた。


…そのクセ思い出したの~?
忘れたままでもよかったのに~~。
( ̄▽ ̄;)


今回の事でたくさんの方にご心配をおかけしてしまいました。
ごめんなさい。そしてありがとう。


引き続き、オーシャンと私は頑張ります!

コメント (3)
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