自分のモノサシ

~日々のあれこれを感じたままに~

オーシャンは…

2005-12-14 | 犬との暮らし
昨夜、病院の先生に言われた。


稀に、どこにも病気が見られないのに
突然眠るように旅立ってしまうコに遭遇すると。


自分に与えられた体の寿命を
ただ限界まで使い切って逝くということらしい。


そしてオーシャンもその一人だと。


オーシャンの脳は少しずつ動きを緩やかにしている。
昏睡状態になっても
苦しんでいるような反応は全く見られなかったという。


変な言い方だけど、
なんて幸せな死に方だろうと思った。


でもまだ頑張る道はある。


先生の方で、できるだけの処置をしてくれた。


脳が緩くなる動きをストップしたら、
生き残った細胞が死んでしまった細胞の働きを補いだすのだそうだ。


「あとはオーシャンがどれくらい頑張れるかです。
この後病院でする処置は藤田家でもできます。
オーシャンは家に帰りたいと、ボクは思います。」


先生は、私がこういう時のために
「犬を皆きちんと見送るまでは外で仕事をしない。」
と言っているのをわかってくれていて、
信用してくれた。


ありがとうございます。できるだけやります。
オーシャンは私のスペシャルだから。


病院で殆どの時間昏睡していたオーシャンが、
家に帰ったら少し意識が戻ってきた。


夜中だったけれどとても信頼している友達のずんくさんがきて
オーシャンに一生懸命呼びかけてくれた。
ありがとう。


今朝からはさらに視線もはっきりしていて、
私の顔を見てシッポを振ってくれた。


昼に往診に来てくれた先生が


「昨日の段階では難しいなと思っていたんですが、
こんなに意識がはっきりして安心しました。」と。


先生が好きなオーシャンは、
シッポをパタパタして、
倒れて以来初めて「うぉん。」って吠えた。


それに、さすがくいしんぼうのオーシャン。
こんな状態でも食べたがる。
夕食にはおじやを作ってみることにした。


またいつ発作がくるかわからないし、どこまで回復できるかも…。


でもオーシャンは今とっても頑張っている。
私も嬉しい。


おかえり、私のスペシャルオーシャン。


どんな結果になっても、
最後までずっとそばにいるからね。

コメント (4)
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