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親の介護から自分の老後へ

母の介護には私がいた。自分の老後はさて?さて?どうしたものか?

新しい車椅子でご機嫌な散歩

2014年07月01日 | 特別養護老人ホームにて

妹が母に「マイ・車椅子」をプレゼントしてくれるというので、作業療法士の方へお願いしていたら、ラッキーにも母にちょうど合う施設の車椅子が使える事になった。

凄く快適そう  

車椅子を押す力が指だけでも動くので、私も以前より散歩が超楽チン

しかし、車椅子が動いているときは大人しいが、止まると「行こう・行こう」と急かす。

赤ちゃんと同じで、動いているのが気持ちいいのだろう。

母は色々な事に恵まれていると思う

昨日、長期出張後10日ぶりに会いに行くと、

「先日は自分からトイレ行きたいと言われるので、ポータブルトイレに座ってもらって、ご自分で排泄できたんですよ!」と、感激した様子で報告を受けた。

完全紙オムツから自主トイレは、あまりない事なのだろうか???

私が行った時には、「ションベンしたい」と時々言っていたが、オムツしているのでスタッフさんへ頼まなかった。

以前、「オシッコ行きたいというのですが?」と聞いたら、「そうですか・・・オムツされているから・・・」と、いわれたので、その後は聞かなかった。

部屋にはポータブルトイレは一応置いてあるが、”仕事を増やしては申し訳ない”という気持ちがあるので言いにくい。

私がやってみようか?と思うが、食事の介助や、入れ歯の手入れはできるが、自宅介護している時からオムツ交換していないので自信がない。

もしかしたら?スタッフさんへ母も遠慮していたのかな?

今度は、チャレンジしてみようか??

最近ではお喋りも多くて、食欲も満点

妹が「こりゃ~~100歳までいけそうだね

来月は、母の90歳誕生日

 

 

 


母との添い寝

2014年06月09日 | 特別養護老人ホームにて

10日ぶりに母に会いに行ったら、素晴らしく可愛い笑顔で迎えてくれた。

笑顔って、やっぱりいいなぁ 

仕事で疲れた心と身体が癒される

知合いから”高級マンゴ”をもらっていたので、食後のデザートで口に入れると、

「美味しい」と、何とも言えない顔になる

母は良く喋るタイプの介護度5の認知症

時々、まともな事を言う

他は、何か意味不明な事を言うので、「あ~そう!」「へ~」「そうなんだ!」

と、相槌うつ。 相槌は真剣にうたなければ伝わる。

馬鹿にして「ふ~ん」と言うと怒る。

認知症は、人間の機能が衰えた分、スピリチュアル機能?が発達してくるのかも

多分?この世とあの世の狭間にいるから、目で見えない人間の心理が研ぎ澄まされている気がする。

昨日は私も疲れてたので、母の狭いベットに添い寝をした。

スタッフも心得ていて、オムツ交換終わったあと「一緒に横になられますか?」と聞いてくれる。

母も「ここに寝らんね」と、ベッドの横をトントンと叩く

母の体温を感じて寝れるのは、そう長くはないだろう

今が幸せ ありがたやありがたや

 

 


自然を身体に取り入れると脳が活性化する!はず?

2014年05月29日 | 特別養護老人ホームにて

この数日朝6時と夕方5時、庭の草むしりと庭木の剪定を4日間続けている。

本当は朝5時くらいに起きて始めないと、日が昇ると熱いし日焼けが気になる 

でも、起きれない  腰が痛い!腕が痛い!

昨年はバリカン借りたので楽だったが、誤ってコードを4回も切ってしまい、結局借りるより買った方がよかったと後悔

でも、今年中には引越しするつもりなので購入せず、今年は剪定ばさみを借りた。

┗(;´Д`)┛超おもてぇ~終わると手がブルブル

絶対!次に借りる家は、庭の少ない小さい家にしよう

4日間で、まだ半分・・・・フ~~

3日おきの夕方に母の所へ行くのだが、車椅子での散歩も中々の運動量

まず行って直ぐに、夕食前の散歩を40分→夕食→夕食後の散歩30分

赤ちゃんを抱っこして、動いてる時は泣かないが、止まると泣く

母も車椅子が動いていると嬉しいそうだが、休憩すると「どっか行くよ」と要求・・

「ヘイ・ヘイ」ガッテン!

運動不足なので、まっ!いいか

寝たきりになるまでは、自然の空気・太陽・風を身体に取り入れるべきだと思う。

でも、他の入所者さんを見かけないから、私だけの考えかな??

        

特養のロビー一角に、毎月季節をテーマに微笑ましいディスプレイ

今月は  テルテル坊主&紫陽花   「はい!笑って」

うちの紫陽花はまだ咲いてないが、お隣さんは満開・・・梅雨だー

 

 

 

 

 

 


今日は簡単バナナのデザート

2014年05月07日 | 特別養護老人ホームにて

先日の”食中毒疑惑騒動”に懲りて、今日は果物だけ持って行った。

バナナが熟すちょっと前にサランラップにくるんで冷凍しただけ!

冷凍から出して直後に食べるとアイスだが、自然解凍1時間後くらいになると普通で食べるより、甘くなって柔らかいから噛まなくても溶ける。

口に入れた途端「おいし~~い」と一言。

今日も食事中は眠そうで自分で食べようとはせず全介助だったが、バナナが残り少なくなった頃「あんたも食べんね」と言う。

おっ!今日は相手を気遣えるんだ(*≧∀≦*)久しぶりかな?

食後は急に目が冴えたみたいでお喋りになった。

母:「兄妹何人?」

私:「4人だよ」全員の名前を言うと、

母:「馬鹿な事を!ふん!!」(^_^;)

母:「私を家に連れて帰ってくれる?」

私:「ん!帰ろうね」

母:「良かった!じゃ~もう帰ろう、早く帰らないと迷惑になるから」

等など、今日はお喋りが尽きなかった。

お医者さんも

「お母さんの認知症は会話が成り立つから凄い」

質問すると、チグハグではあるが、それに関する答えが20%くらい返ってくる

介護度5になっても、会話してコミュニケーション取れるだけで有難たい

でもその分、目をまっすぐ見つめて訴える顔で「家に帰ろう」と言われると辛いかな

 

 


元気な秘訣は食べる事!

2014年05月05日 | 特別養護老人ホームにて

母は、認知症で一番多い”アルツハイマー型認知症”だが、グループホームや特養で見ていると、症状はその人によって異なっている。

初期症状で「財布がない!」「お金がない!」と言い出す人が多いと聞いていたが、母の場合はそう言う事はなかった。

一番変わったのは、”食べる事”

認知症前は、”食べる事”に我慢をするタイプだった。

子供が4人もいたから、まず子供に!

お客様の時は、まず皆が食べ終わったころ、残り物をいつも食べていた。

その”我慢?”の理性が一気に崩れたのだろう。

認知症になって、食べて・食べて・食べまくった    

最近になって、以前に比べたら、”食欲”も少なくなったが、それでも同じ年齢の人と比べると食欲がある。

最初、特養では”刻み食””だったが、”普通食”に変えてもらった。

入れ歯を入れて噛んで食べる。

噛む!顎を使うということも大事だと思う。

食べてくれるから私も楽しみで、美味しいお菓子やデザートを持っていく。

先日、横浜お土産”シュウマイ”と”フカヒレスープ”の袋入りを頂いた。

珍しいものを一人で食べても美味しくないので、母の夕食に合わせて温めて持って行き一緒に食べた。

”シュウマイ”を食べさせたら美味しそうに食べていたが、”フカヒレスープ”の反応はイマイチ

母の味覚だけは介護度5になっても衰えていない。

美味しいものは「美味しい」と必ず反応する

しかし、施設からの帰り私は腹痛に襲われ、やっと家に帰り着きトイレへ駆け込んだ。

冷や汗と吐き気と下痢・・・・・・視界が狭くなってきた・・・

やばい!携帯電話が近くにないので、フラフラしながら固定電話まで辿り付き、妹へ「お腹痛い」と一言だけ言って電話をきった。20分後に妹と姪っ子が薬を持って到着

こんな時、妹が近くにいると心強い

もしかして?シュウマイが原因??やばい、母にも食べさせた

高齢者に食中毒は命取りになる

真っ先に妹へ特養へ電話してもらい、母の様子を見に行ってもらったが大丈夫なようだった。

ホッ

高齢者へ食べさせるものは気をつけなければ!反省

私も食中毒ではなくて、ただの腹痛だったみたい。

この下痢・吐き気・冷や汗を伴う腹痛は、私も妹達も1年に数回突然襲われるから慣れている。(あまり慣れたくはないのだが・・)

自宅で起きるときは良いが、たまに外出先で起きると大変

遺伝的なものなのか??原因不明

人騒がせな一日だった 


一人在宅介護は困難

2014年05月03日 | 特別養護老人ホームにて

最近3日~4日に1度のペースで母へ会いに行く。

仕事が忙しくなると、10日に1度になるので、行ける時にはコマメに行こう。

大体夕方4時頃に行き、まず施設周辺を30分くらいかけて散歩する。

アップダウンが多いので、私の運動にもなるし気分転換にもなる

冬でも、スタッフの許可を取り、厚着をさせ、帽子、マスクをして散歩する。

         姪っ子達と散歩

施設に一日中いると、温度の変化、風、外の空気、太陽に触れる事がないので、1年中季節を感じない。

私の持論だが、人間は自然の中で生きているのだから、閉鎖された空間ばかりいると、脳は益々刺激を受けず衰える?のだと思う。

母が「寒いね~」と言うが、「いいの!たまには寒さも感じないとね

今の季節が一番気持ちよくて、日光浴しながら、心地よい風に鯉のぼりが泳いでいる空を眺めながら、「ふ~~気持ちいいね」と声をかける。

母よりも私が楽しんでいるのかも??

普通で生活していたら、私自身もこんな時間を作る事はないだろう。

5時過ぎたら、施設へ戻り夕食を部屋へ運んでもらう。

グループホームの時は、他の皆さんと一緒の食堂で介助したが、特養では部屋へ運んでもらい、私も一緒にお弁当持参で食べる事にしている。

前回”自分でお箸で食べた~”とご報告しましたが、2回目も”自分で食べました”

でも、施設ではゆっくり見守る時間はないと思うので、私が行った日だけのリハビリ。

3回目の昨日は眠いのか?箸を持たないので全介助

夕食終わったら「家に帰ろうよ」と言うので、また施設の外を少し散歩

赤ちゃんと同じで、車椅子が動いている状態が気持ちいいのだと思う。

部屋に戻って夕暮れの外を眺めながら、私は読書をして、母は一人でブツブツ

7時ころオムツ交換してベッドで横になる。

8時に玄関が閉まるので、それまでは母の狭いベッドに一緒に横になったり、ベッドの横で本を読む。

片手は母が握っているんで、片手でページをめくる。

こんなスケジュールで過ごしている。

鉄則は、私が心から楽しむこと

だから、私自身が楽しめる空間と時間をつくった。

認知症は何もわからないようで、接する相手に凄く敏感だと感じる時が多い。

口だけの優しさは通用しない。目の奥を見ていると思う時がある。

もしかしたら?健康な人より、心やオーラを読む気がする。

私が無理したり、心配事抱えていると、母も暗い顔をする。

私が本心から、母との時間をゆっくり楽しまないと、母も楽しめない

ただ一緒に過ごすだけでも、貴重な時間幸せな時間

いづれ必ずこの時間は終わる

限られた時間だから大切にしたい

それまで、一緒に楽しもう

もし?在宅一人介護していたら、こんな気持ちの余裕などなかったと思う。

本当に感謝感謝

 

 

 

 

 

 


食事全介助の母が、箸を使って食べた!

2014年04月25日 | 特別養護老人ホームにて

今日はビックリデー

最近の食事は全介助なので、母だけ先にスタッフさんが食べさせてくれる。

私が行く日は部屋で二人で食べるのだが、今日は食事の前に「その箸取って!」と認知症(介護度5)と思えない普通の人っぽく?言うので「えっ?」少し驚いて箸渡したら、なんと上手に箸使って自分で食べれるではないか

       え~~驚き

最近は自分で食べているのか?と思い、

スタッフさんに「今日は自分で箸使って食べました」と言ったら、「え~~!本当ですか??」と言う答え”やっぱり・・”そこで証拠のこの写真見せた。

「あら~本当だ!」と、凄く驚いていた。

自主的に左手を使ってお茶碗を取る動作はできないが、取ってあげると箸使いは上手い!

なんか最近調子がいい感じ

人間の脳は、休んだり、動いたり、するのかも?

認知症では、「今日はスイッチが入ってる」とか言うけど。

スタッフさんの話によると、「家族の方が来られてる時はやっぱり違いますよ」

夜になっても寝むってしまうと私が帰ってしまうので、根性で起きている感じ

ウトウトとすると、「ハッという感じで起きる

だから、帰りのタイミングが凄く難しい

また、来るね。おやすみ

 

 

 


帰りはいつも寂しい顔

2014年04月20日 | 特別養護老人ホームにて

今日はまたもや雨

昨日は鮭の切り身焼きと鶏モモ肉のにんにく醤油炒めで弁当を作り、母の部屋で一緒に食べた。

施設の食事は、巻き寿司・里芋とヒジキ・焼き魚・味噌汁

巻き寿司の海苔と焼き魚が固かったので、私の弁当と交代して食べさせたら「美味しい」と言いながら食べてくれた。

母が「ご飯食べたら帰ろう」と久しぶりの帰るコール

「うん・今日は暗いから明日帰ろうね」

と、毎回誤魔化すが、覚えていない?だろうけど”また、その答え??”というような顔をする。

グループホームの時から、帰る時がいつも後ろ髪引かれる。

    

眠くて仕方ないけど、この手を離すと娘が帰ってしまう!

と思っているのか?ギュッと握って離さない

また、明日くるね

おやすみ

 


母との思い出”ツワブキ料理”に挑戦!

2014年04月17日 | 特別養護老人ホームにて

昨日の、”草むしり”続き・・

庭には草だけでなく、何故か?毎年”ツワブキ”が一杯生える。

今の季節、母が元気な頃には山へ”ツワブキ”取りに行っていた事を思い出す。

取るのは楽いが、帰ってからの皮剥き手伝いはひと苦労

子供の頃は”ツワブキ料理”大嫌い

だから、大人になってからも自分で作った事はない!

フッと懐かしく思い、草むしりついでに収穫して”くっくぱっど”見て料理してみた。

  

「オー!我ながら上出来」

晩のおかず、1品できあがり~

母は料理が上手でも、好きな方でもなかった。

懐しいおふくろの味は、母オリジナル・ちらし寿司&茶碗蒸しくらい。

昨年のお正月は、その”ちらし寿司”に挑戦したが、甥っ子だけ「美味しい」と言ってくれた。

1人でも「美味しい」と言ってくれると嬉しい

今日は、母の夕食前に、この”上出来ツワブキと厚揚げの煮付け?”を持って行こう

最近は夕方に施設へ行き、部屋で一緒に夕食を食べる時間を増やしている。

1人でも食事介助が減るとスタッフさんも楽だし、母もゆっくり食事ができる。

私の分はお弁当持参。

夕食後は、窓からの月を眺めながら私は本を読んでいるが、母は私に見えない誰か?とお話している。

まっ、いいか・・・

 

 


めったに見れない笑顔(*゜▽゜*)

2014年04月13日 | 特別養護老人ホームにて

認知症になってから、殆ど笑わなくなった母が、唯一可愛い笑顔を見せる相手がいる

          

      

最近こんな笑顔は、私たち)にも絶対に見せてくれないんだよな~~

大人になると、心の中に色々な心配事やストレスを抱えている。

隠そうとしても、隠せないオーラが出ているのかも?

認知症には、その心のオーラが見えるのではないか?と思う時がある。

私だって、お腹の底から笑ったときはいつだったかな??

”笑顔”って素晴らしい!