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親の介護から自分の老後へ

母の介護には私がいた。自分の老後はさて?さて?どうしたものか?

殺風景な部屋が好き

2014年04月11日 | 特別養護老人ホームにて

特養生活は母が最後まで暮らす所だから、「家にいる感じで好きに部屋を飾って下さい」と言われたが、母は元気なうちから”超片付け魔”で、テーブルや見える所に物があることが大嫌いだ。

花や飾りも好きではなかったから、特養の部屋も殺風景そのもの。

他の部屋を覗くと、色々写真や植物・人形など賑やかだ。

グループホームでいつも赤ちゃん人形を抱いてるお婆ちゃんがいて、スタッフさんが母にも人形を貸してくれていたが、あまり興味は示さなかった。

母の部屋は病室みたいなので恥づかしいが、本人が好きだから仕方ない。

グループホームの時は、何か?長く過ごせない雰囲気があった。

暇な日は、冷暖房のある母の部屋で読書でもしながら過ごそうかな(^_^;)

「お母さんが馴れるまでは、こまめに面会に来てください」と言われたので、

家から近くなった事もあり毎日通った。

面会時間の夜8時を過ぎると正面玄関が閉じられ、靴が取れなくなり2回スリッパのままで家に帰った。

でも、本当にひと安心金銭的・距離的・精神的にも・・・

オムツ代金や往診代が別途必要ないだけでも大助かり

感謝・感謝  

 

 

 


特養入所・初日はサインで忙しかった。

2014年04月10日 | 特別養護老人ホームにて

念願の特別養護老人ホームへ到着!

グループホームと同じで、一つの建物に9部屋づつが数箇所に区切られていて、其々に玄関・台所・居間・お風呂がある。

建て増しで大きくなっているので部屋の大きさが違うようだ。

残念ながら母の部屋は少し狭いが、窓があって外の景色が見えるだけでも”良し!”としよう。贅沢を言えばキリがない、入れただけで感謝

グループホームと大きく違う点は、専門スタッフが多いという事と、スタッフが皆若い!

ある程度、ベテランになると昇格するのか?主任など指導的な仕事についている人が多く、現場にいるのは20代が多い。

以前ブログに書いた気もするが、初日説明会は介護担当・看護担当・栄養担当・理学療法担当など2時間以上の説明が続いた。

以前、申込みに来た時も1時間以上かかったので、計4時間の説明事項や聞き取りがあった。

さすがに疲れる・・・サインの多さに疲れた・・・

特に、母の好きなもの・趣味・特技・若い時の職業・家族構成・性格など聞かれて、母の若い頃のことなど改めて聞いた事がなく、ゆっくり話した記憶もなかった。

「そっか~何が一番好きかな?」改めて考えてみるが、???わからない

私が学生だった頃の母はいつも働いていた、卒業した後は私がいつも働いていたのですれ違い。

友達のように話し合う親子もいるが、母はあまり自分の事を子供たちに話さなかった。

聞かなかったかな?

介護の仕事をしている妹が一緒に話を聞いてくれたので心強かったが、

「素晴らしい体制ですね」と褒めていた。

ここが母の最後の施設になる。

なるべく元気なうちは家に連れて帰ろう

       妹の結婚式で踊る母


やったーーー!特養入所決定!

2014年04月08日 | 特別養護老人ホームにて

私の想いが強かったのか?しつこかったから根負けしたのか?

特養からグループホームへ状況確認のスタッフが2回ほど足を運んでくれた。

頭部の床ずれが気になったとの事。

そして、とうとう私の念願叶う時がきた。

ある日、特養から電話がきて「順番が次になります。事前に手続きにお越し下さい」

やったー

「行きます!直ぐ行きます」と飛んで行った

担当者は母がディサービスへ通っている時のスタッフさんで、「良かったですね」と喜んでくれた。

それから、1時間事前申し込みの説明を受けた。

順番は次だが、今日かもしれないし?1週間先かも?1ヶ月先かも?との事。

現在重篤な入所者が亡くなられて、部屋が空くのだと思う。

誰かの死を待つと考えると気が重いけど、人間皆いずれ死を迎えるが、その最後の場所が自宅とは限らない現在の状況では、人生の最後をキチンとした施設で亡くなるのは幸せなうちだと最近では思うようになった。

でも自分がその時を迎えないと、本当の気持ちはわからないかな?

結局、手続きしてから2ヶ月以上過ぎても連絡がなく、「あれっ?もしかして取り消し?」と不安になった頃、「今日から入所できます。3日以内にお越し下さい」突然の電話があった。

は~やっと念願の施設に入る事ができて感無量

最初の申し込みから約2年半

願えば叶う・・


グループホーム入所を決断した事件

2014年01月25日 | 特別養護老人ホームにて

ディサービスには楽しく通っていた母だったが、10時から夕方4時までに私は家事や仕事をせねばならなかったので大忙し

一人で自宅開業の仕事なので、ディアサービスがない日が問題だ。

母が待合室へ入ってきてお客様のバックをガサガサし始めたり、仕事部屋へ入ったり出たり、ウロウロするようになった。

ガ~~ン!

以前は絶対に無かった事だが、認知が進むと家中を動いてジッとする事がなくなった。

静かな空間をつくらなければならない、私の仕事には致命傷である

自営業を諦めて外の仕事へ行くことも考えたが、毎日グループホームがあるわけでもないので

休みの日はどうするか?など、家でも仕事が出来ず、外にも仕事へ行けない状況に陥る。

一人介護は、精神的・金銭的・肉体的に不可能!

ジッとしている病人ではないから。

経済的な問題が大きく、私が不安を抱えながらイライラ母と向き合うので、

母もさらにイライラ、お互いに限界

そんな時に、元アイドルの清水由貴子がお母さんの介護疲れで、お父さんの墓前で服毒自殺をするという悲しい事件があった。

それを見たときに「母をグループホームへ預けよう」と決断した。

このままでは、「早く死んでくれたら・・」と私の中に宿っている悪魔が囁くようになる。

距離を置いても母の人生を少しでも楽しくできるような努力をしてみよう。

選択はそれしかなかった!

その事件がループホーム入所を考えるキッカケになった。