母が元気な頃「長生きは子にご無礼だから」と言っていたが、
結局94歳まで長生きしてくれたので親子の長い時間を過ごせた。
人の寿命は生れた時に決っているという。
でも本人にも、医者にも、誰にもわからない。
何故?急にそんな事を思ったのか?
先日、知人のお父さんが102歳の誕生日を迎えた話を聞いた。
91歳でお母さんが亡くなり、一人暮らしのお父さんを心配して
5人姉妹で結婚していない一番下妹さんへ
「お父さんと一緒に暮らせば、アパート代や光熱費もいらないよ。」
「お父さんも92歳だから、あと2~3年だから一緒に暮らしてあげて」
と同居を勧めて、それから10年経過!!
めでたく102歳を迎えられたそうだ。
心臓の病気はあるようだが、脳は元気♪、
デイサービスを楽しみ、自宅でノンビリTV見るのが好きで、まだまだ長生きできそうらしい。
それでも102歳なので、色々な手助けや心配事は絶えないらしく、
「一緒に暮らしてみたらわかるよ」と妹が怒るのよ
知人は数年前に癌を患っているので、お父さんの介護は無理だし、
お父さんは認知症もなく、日常生活に支障がないので介護度も低く、国民年金なので施設に預けるには金銭的負担が大きい!
まさに、こんな不安と事情を抱えている家族は日本中多いと思う。
子供の成長は計算が出来るが、親の介護はいつまで続くのか?わからない。
『子にとって親に長生きして欲しい気持ちはあるけど
時に「お母さんがお父さん早くこっちにおいで!と迎えに来ない?」と父に聞くの』
私も冗談気味に母に同じ事を聞いた事がある。
反対の立場で、もし自分我が子に言われたらショックだな・・・
長生きも人生の修行なのかも
長生きは子にご無礼!?