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親の介護から自分の老後へ

母の介護には私がいた。自分の老後はさて?さて?どうしたものか?

母から私への快悟(カイゴ)

2014年10月12日 | 特別養護老人ホームにて

最近仕事が忙しく長期出張も多ので、ブログを書く気分にならない。

出張から帰ると直ぐ母に会いにいく。

出張先でも”今頃どうしているかな?”

私が行かないと散歩も行けないから、”散歩行きたいだろうな?”と思い出す。

毎回の散歩コースが季節を感じさせてくれる

田植えされた稲が芝生のような緑の絨毯に育ち、そして黄金色に変化して、昨日の散歩では稲刈りが終わっていた。

うちは農業ではなかったので、田植えから稲刈りまで経過観察したのは生まれて初めてだった。

今年は雨が多かったので、実りが悪いらしい。

今日は台風19号の影響で風が凄く強いが、明日が台風本番

明日からは散歩へ行けないので、昨日夕食後に散歩へ出かけた。

まだ18時前なのに、外は薄暗く、風も強い。

でも、寒さもなく風が心地よい

仕事でストレスたまるが、母との散歩で私が癒されている気がする。

母がいなければ、私は仕事ばかりして気持ちに余裕のない生活をしていると思う。

私の状況は、母の介護しているのではなく母から快悟されている

注:カイゴと入力したら「快悟」が出てきた。

意味はわからないけど、母から”快く悟されている”と解釈して使ってみた。

 


母の笑顔

2014年09月20日 | 特別養護老人ホームにて

母が最近凄く"いい笑顔"を見せる。

本当に可愛い   

  
認知症になってから表情が厳しくなり、怒ることが多く、笑顔が消えた。
認知症初めの頃、「介護度2~4が一番大変で、進行すると楽になる」と聞いたので、無気力になり寝たきりになるのかと思っていた。


昨日も普通食を一粒残さず完食し、「美味しかった?」と聞くと「あまり美味しくなかったです」と渋い顔をする。
食後のお茶飲みながら、「果歩が・・・・」と意味不明なお喋りを続けるが「ふーん、そうね。」と相槌をうつと、また何か?話続ける。久しぶりに孫の名前が登場!

台風前の雨で散歩は出来ないが、施設の玄関外でしばらく雨を見学。
私流リハビリは、外の空気・風・匂いを感じさせる事。
しかし昨日は、気温は20度くらいで風も強く9月とは思えない寒さに「寒い?部屋帰ろうか?」と聞くと「ん!寒い部屋帰ろう」と言う。

部屋へ帰って入れ歯を外し、うがいをするが「グチュグチューペッ!してね」と口の下に洗面器をあてると「グチュグチューゴックン」・・やっぱりね^_^;
たまーに「ペッ!」に成功する時があると「おー出来た!」感激💕
その後は少し足や胸・お腹をマッサージして筋肉をほぐしていると寝てしまう。
7:00くらいには「ベッド寝ようか?」と聞くと「ん!」と言うので、私が見様見真似で覚えた方法でベッドに移す。
私も眠い時は、ベッドの横で添い寝するが、オムツ交換してないので遠慮した。
その後、スタッフさんがオムツ交換して就寝する。
夜中まで寝れない日もあるらしいが、最近は寝つきが良くなったので、寝顔を見届けて帰る。
母との穏やかな日々に感謝


「帰らないで!」私の服を掴む母の手

2014年08月23日 | 特別養護老人ホームにて

この5日間、仕事が忙しくて母の所へ行けない

行ける日もあったが、気持ちが落ち込んでいたので結局行かなかった。

1週間前、母の部屋で仕事をしようとパソコン持って行ったが結局出来なかった。

ケースを開ける事も出来なかった

10回パソコン持参して、カバーを開けたのは1回

何もしなくても疲れるのだ

施設に漂っている見えない「気」で、身体が重くなる。

読書をしても、直ぐ寝てしまう

いつも昼寝しないのに、母の部屋に行くと眠くなって、深い眠りに落ちる

最近では、無駄な抵抗は止めて、車椅子に座った母の手を握りながら寝る。

そして、夕食介助・夕焼け散歩・オムツ交換・就寝

ベッドの横で読書をしていたら、寝ねがら必死に私の服をグッと掴んでいる。

帰らないで・・・の想いだろう

   

 


仕事も大事!でも家族がもっと大事!

2014年08月13日 | 特別養護老人ホームにて

最近、仕事に集中しているのでブログ怠け気味

と、同時に母の事も、つい二の次にしている?と、思い出させてくれる。

ブログを書いてて良かったと思う。 

「仕事忙しいし、今日は天気悪いし、まっ今日は行かなくていいか」と、つい言い訳を考えている。

自宅介護なら、そんな甘えた事は通用しないから、私の介護は介護補助だ。

昨日は、定期的な家族と施設のケアプラン?話し合い日

介護担当者・看護師・理学療法士・栄養士・全般の指導員・と私、合計6人が揃って話し合う。

母は、その横でぐ~ぐ~昼間から寝ている。

高熱後に食欲は直ぐ戻ったが、長期間朦朧とした寝たきり状態だったので、時間のリズムが狂い、昼間寝て夜起きている昼夜逆転状態になるらしい。

そんな時に夕方の散歩は非常に良いという研究データーがあるらしく、外の空気を吸うことで時間のリズムを取り戻す効果があるとのこと。

私はグループホームの時から、必ず夕方散歩は続けてきたので、知らないうちに良いことをしていたらしい

最近では、ポータブルトイレで用を足す事ができる日もあって、ある日「あ~気持ちよかった」と母が言ったそうだ。

血液検査もすこぶる良いらしく、90歳では有り得ない数値らしい。

後は、車椅子に座る時間が多いので、市販の座布団を医療用座布団へ変えて、お尻の負担を軽くしましょうとの事。座布団も1万から10万円くらいまであるそうだ

なんとお尻マッサージ機能付きエアークッションもあるらしい。

また、全身の乾燥が酷く、皮膚からウロコが落ちるように肌から粉が吹いているので、”マイ・シャンプー””マイ・入浴剤”を持参することになった。

私が使っているシャンプーは、髪・洗顔・ボディーすべて洗えるタイプのもの。

ん~しかし、入浴剤もシャンプーも少々高価

頑張って稼がねば

 


施設の夏祭り

2014年08月04日 | 特別養護老人ホームにて

施設の夏まつりは、台風2個の影響で大雨

しかし、雨の合間に根性で開催された。毎年雨らしい・・・

母と私も夕食を食べて外へ出た途端・雨

でも、雨が降りやんだ時に急いでテントまで行き、6時から8時半まで見ていた。

途中、眠そうだったが「ハンヤ節」「ソーラン節」の音楽に合わせて右手を動かしていた

高熱の後から左手は動きが悪いようだ。

    

来年も一緒に見れたらいいなぁ

母の隣にいる姪っ子は、来年卒業して看護師になる。

成長が嬉しいやら、寂しいやら・・・


特養での”殺人鬼介護士”ニュースでゾッ!

2014年07月25日 | 特別養護老人ホームにて

先日、特養での”殺人鬼介護士”のニュースを見てゾッとする。

凄く真面目な看護士だったらしい。

この事件は、他人事ではない!

母の認知症の介護を始めて、色々な施設見学行ったり、家族や友達も介護職が多い。

この7年くらいは入所者家族としてずっと通っているので、スタッフさんの仕事ぶりも客観的に見ても凄く大変な仕事だと思う。

ハローワークで40代以降の検索すると、介護職が非常に多い。

「好きで選んだ仕事」だという人ばかりではないと思う。

以前、「福祉の仕事が好き・介護の仕事が好き・という理想を抱いて仕事に就く人は続かない」と介護職の友達から聞いた事がある。

理想と現実のギャップに疲れてしまうそうだ。

わかる気がする。

介護職は、「訴えられないお年寄り」弱者がターゲットになる。

家族は小まめに面会へ行き、見守ってあげる事が必要だと思う。

前のグループホームでも母の金ネックレス・プラチナ指輪が全部無くなった。

入所時に外しておこうと思ったが、長い間肌身離さずつけていたのでそのままにしていた。

施設長に問い合せたが、「探したけど見つかりません」

外しておかなかったのが悪いので仕方がなく諦めた。

こんな事件が起こると、真面目にお仕事している方は大変迷惑だが、時々問題定義しないと意外に身近に危険性のある人がいないとも限らない。

 生きにくい世の中になったもんだ・・・


母、復活!!

2014年07月23日 | 特別養護老人ホームにて

高齢者の肺炎は命取り!

一時は視点が定まらず、声をかけても宙を見て顔を見ない状態が続き、もしかしたらもう駄目かも?と心配した。

しかし、40度の高熱から、2週間以上37度~38度の峠を超えて元気に復活

スタッフさんも、この生命力に驚いている。

ホッと一安心

昨日からは平熱に戻り、食欲モリモリ・憎まれ口や大きな声を出して絶好調

夕食に介助へ行くと、「今日は園内夏祭りがあったので、焼きそばを食べられました。夕食は残されるかも?」とスタッフさんが言われたが・・・

なんの!なんの!夕食完食!私が持ってきた冷凍バナナと小さい和菓子もペロリ

久しぶりのお散歩に気持ちよさそうで、車椅子が動いているのが安らぐよう。

日中は暑いので、夕食を終えた6:30~30分の夕涼みお散歩で私もリフレッシュ

2週間毎日通ったので(1日だけ仕事でお休みしたけど)今日はお休み。

私も仕事頑張って、母が元気なうちに叶えたい夢を急いで仕上げよう

来月は母の90歳?誕生日

 

 

 


母と孫とのホットなひととき

2014年07月20日 | 特別養護老人ホームにて

昨日の朝、久しぶりに36、6度まで熱が下がったと思ったら昼には37、2度と、まだ微熱が続いている。

抗生物質の点滴を続けているので、薬効果で下がっているのだろう!

ペースト状の食事から、お粥と刻み食に変えてもらったら、長い間”噛む”事をしなかったので、噛まないで飲み込んでしまう

久しぶりの”入れ歯”に嫌がり、装着するときも、外すときも嫌がって、口をギュと結んで開けない!

この日は姪っ子が、入れ歯を外して、口腔洗いをしてくれた。

       「婆ちゃん~入れ歯外すよ~」

       「は~い、口洗おうね」

       「は~い、お・わ・り!口の中気持ちよくなりました」

 

 


苦しむ母に寄り添う姪っ子の優しさが嬉しい

2014年07月16日 | 特別養護老人ホームにて

熱が37度~38度をいったり、きたり・・・

平熱に戻らないけど、食事は完食!  

お水もかなり飲めるようになった。 

症状に合わせて食事をペースト状にしてもらえるので、今は入れ歯を入れなくても飲み込める。

                          抗生物質を点滴中

元気な時は、普通炊きのご飯を食べていたが、今は水を飲み込むのも時間がかかる。

 

昨日は姪っ子がお見舞いついでに学校の宿題をして帰った。

家は暑いので、施設の部屋はクーラーで快適だ

「夏休みは、婆ちゃんの部屋で過ごそう」

看護学校生だから車で通学し、有料老人ホームの実習帰りに一人で母の施設へやってきて、”婆ちゃんで実習の続き”食事の介助や、話し相手をしてくれる。(嬉し泣き)

病気の時は、誰かが傍にいてくれるだけで心強い

若い人が、お年寄りを大切にする・・とても大事な事だと思う。

今は単身家族が多いので、爺ちゃん・婆ちゃんと過ごす時間は少ない。

親がその姿を子供に見せなければ、生きる上で大事な事が子供へ伝えられない気がする。

「ありがとう

 

 

 

 

 

 


天国への定期船へ乗るの?!

2014年07月14日 | 特別養護老人ホームにて

母が1週間前から突然40度の高熱で、現在も37度~38度台で食欲もなく点滴中

声をかけても目の焦点が定まらず、朦朧とした状態が続いている。

一昨日は37度まで熱が下がり食欲も出て、スタッフさんに「痛っ!」と久しぶりに大きな声で叫んだので、「この声聞くと安心しますね」と言っていたが、

昨日はまた38度超えをして、目を開けても元気がない・・・

今は、毎日姪っ子や妹たちが会いに行ってくれるので心強い。

そんな時、隣の部屋でもいつもより大勢の見舞い客が夜遅くまできているので、「何かあるのですか?」と聞いてみると、どうやら危篤状態らしい。

延命処置をしないので、静かに息を引き取られる前に家族や親戚が会いに来ているとの事。

昨日行ったら部屋が空いていたので、昨夜旅立たれたようだ。

お隣の方は私たちが入所した昨年12月から、毎日ご夫婦?が来られていた。

本当に自宅で3人一緒にくつろいでいるようだった。

幸せに旅立たれたのだろうと思う。

同じ時期に具合悪くなったので、母も同じ天国の船へ乗るのか?

高齢者はその時が突然やってくる。

覚悟はしているつもりだが、やっぱり寂しいな

来月には90歳の誕生日

もう少しだけ、元気でいてほしいと願う。