☆愛猫ココノスケ親ばか日記♪

約15年間家族の心を支え続けたキジネコ
ココ嬢の声はもう聞こえないけど
飼い主が思い出を綴ります

ヘルン先生に会いに行く

2010年11月10日 | 美術館・文学館
おかあさんが、「小泉八雲展」に行ってきました。
APECで物々しいところの近くだけど、何と!その文学館の前にまでおまわりさんが立っていたとか。
おかあさんと目が合ったそのおまわりさんが「こんにちは」とあいさつしてきたので、おかあさんも、「ごくろうさまです」と返したそうな。
きっと、一般市民が怖がらないように気をつかってくれたのかな?
日本中の各県からたくさんのおまわりさんが来てくれました。
地元が手薄にならないか、とおかあさんのおともだちが心配していました。


小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、おかあさんの好きな作家で地球を半周して日本にやって来た人です。
ドラマチックな人生だけど、一貫して小さいものや弱いものに優しい目を向けていました。
明治のころ、日本の各地が開発できれいな景色が消えていくことを嘆いていました。
「日本の将来は、自然とどう向き合うかにかかっている」という当時の彼の言葉は、そのまま今現在の日本にも当てはまるねえ、とおかあさんは感心していました。


とにかく、本をたくさん読んで書いて、家族を大切にしていた人でした。
あまり知られていないかもしれないけど、フランス語を学んだ彼は、フランス文学を英語に翻訳もしましたし、日本のことを新聞で外国に紹介をしたジャーナリストでもありました。


文学館の近くに、こんなきれいな公園もあります。

ヘルン先生(日本ではこう呼ばれていた)に会えて、おかあさんは小泉八雲と更につながりができたような気がしたと、感無量でした。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« カエルが気になる | トップ | 戻ってしまうのかな? »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
書き込んだかどうか忘れちゃった! (トラネコ)
2010-11-18 20:21:53
文学館、一度行ってみたいところです。
小泉八雲は松江の住んでいたところに小さい時、
家族旅行で行ったなー。
俳優の佐野史郎さんが、
小泉八雲の朗読をよくやってらっしゃいますね。
佐野さんも松江の人ですものね。
チェックしておくとよく美術館の無料の講演や
朗読会を開いていらっしゃいます。
有料もあるのかな。へへへ。
私も一度行きたいと思いながら、
行っていないイベントです。
http://www.kisseido.co.jp/
返信する
トラネコさん (ココ)
2010-11-19 22:36:25
トラネコさん、書き込み何度でも大歓迎です!

えー、トラネコさん、松江に行ったことあるんですか?いいなあ。
この小泉八雲展開催中に、佐野さんの朗読会があったみたいだけど、おかあさんが気付くのが遅かったし、予約がすぐいっぱいになっちゃったみたいです。

佐野さんのHPの紹介ありがとう。
ずっと前、佐野さんがアイルランドに行って八雲のお話を朗読したところ、テレビで観ました。
お嬢さんのお名前も八雲ちゃんというらしいですね。
返信する
Unknown (leelin)
2022-07-26 10:36:17
おはようございます。
今朝はごっそりお邪魔してあちこち拝読させてもらってます。
展示会、色々行かれてるんですね。いいなぁ😺😺
水木しげる、デュフィ、柳田国男、岩合さん、熊谷守一さん、ハーン、みんな好きです。
どのページにコメント置こうか迷ったんですが、亡き主人が大ファンだったハーンの記事にきめました。
主人はアメリカ人だったので、ハーン&セツさんご夫婦に憧れがあったみたいです。

私、小泉八雲ときくと夏目漱石が出てきて、頭の中で顔がだぶるんですよ。作風も顔も違うのになぜそうなるのか不思議です。

怪談話といえば、子供の頃に見た耳なし芳一の映画で、芳一に近づいてくる落ち武者が怖かったです。夜になると家の庭にもいるんじゃないかと思って怖いもの見たさで庭を覗いてました(笑

ココの母がさんのブログは興味深いお話が多くてワクワクします。
また、こっそりお邪魔しますね。
返信する
leelinさん、こんにちは (ココの母)
2022-07-26 17:18:39
何気なくコメント欄を見たら、leelinさんがこちらに来て下さったことに驚き、また胸が熱くなりました。
コメント、ありがとうございます。

10年以上前に行った小泉八雲展、改めて懐かしく思い出す機会が出来て嬉しいです。
ご主人がハーンをお好きだったんですね!
きっと繊細でピュアなお心をお持ちだった方でらしたのでしょうね。

夏目漱石は、ハーンが帝大(今の東大)で教鞭を執って退職した後の新しい教授として入った人だったのです。漱石はハーンの作品を高く評価していたとのことです。
そういうことで、leelinさんのイマジネーションの中にハーンと漱石が重なって出現してくるのかも知れませんね。

私も『耳なし芳一』の話をテレビの朗読劇で知ってから興味を持つようになりました。
原作の平家の武者が迎えに来るところはオソロシイですよね〜。
ハーンの表現力には感服しています!

leelinさん、私の拙いブログを読んで下さってありがとうございますm(__)m

またよろしくお願いします ( ◜‿◝ )♡
返信する

コメントを投稿