点ノ記

青森県青森市在住。日々あったことを若干適当に書いています。月10回更新します。

みんながピリピリしている

2024年03月27日 22時16分58秒 | 日記


来年度の仕事の体制が大体決定したので、今週はみんながみんな、次の担当者への引継ぎをするか、あるいは誰かから引継ぎを受けるという作業に大忙しだ。

ここで、前々から引き継ぎ書をちゃんと作っている人と、仕事が変わることがわかってから作り始めるという人とでは明らかに差が出ていて、とにかくヤバい人は目が血走ってとんでもないオーラを出しながらマニュアルを作っているのが見るだけでわかるし、あるいは全てを諦めて古来からの「口伝え」に全てをかけようとしている者もいる。

適当な引継ぎをされた場合の一番の被害者は、やっぱり後任者だ。半ナマのマニュアルをダダダっと急ぎ足で説明されて、絶対に理解なんてできない中、新年度いきなり本番の仕事に立ち向かって死ぬほど苦労する(また、こういう引継ぎをする人に限って翌年度質問をすると「ちゃんと教えた」と言いがち)。毎年毎年、この時期は引継ぎの大事さを嫌というほど思い知らされる。

なおうちのチームは、たびたび書いてきた「見聞食の覇気を使える上司」が本当に素晴らしい方であって、年明け1月は中旬のあたりからチーム員に正式な業務として「引き継ぎ書の作成」を命じており、締め切りも設定して徹底的に管理していたおかげで、こちらが誰かに引き継ぐ場合の大きな混乱は起きていない。来年度も業務が変わらない人の場合は、作った引き継ぎ書は無駄になるけれども、備えておくことの大事さが良くわかったように思う。

とは言え例え引き継ぎ書が良かったとしてもやっぱり短時間で業務を覚えるのは大変なことで、理解するのも難しいため、みんな来年度への不安と心配とイラ立ちとでピリピリしたような雰囲気が漂っている。業務負担の増加に不平不満を漏らす方もいて、気持ちはわかるが誰も代わってあげられない虚しさもまた。

自分もまた例外ではなくて、きっと気づかないうちにどんよりしているのかもしれない。早く新年度の仕事に慣れて、新たな日常を獲得したいところだ。

                       ~完~