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私という世界でたった一つの物語

だいろくの瓶

2018-03-25 | 写・画・絵・詩・物語

 

日本の民話

 

題 : だいろくの瓶

(三好郡)

 

とんとん昔。

大きな大きな分限者(長者)がおりました。エヘン

大つごもり(大晦日)の晩はどの部屋へも火をいれておくことになっていました。

なな(女中)に火を入れさせて、火を消したらいかんと言うので、大つごもりの晩

ななは夜どうし起きておりました。

ところが一人のななが火を入れて、火の番をしていたのに、どうしたことか、火が消えてしまいました。旦那に叱られて、門の外で泣いていますと白髪の爺さんが向うから来ました。

 

その爺さんは、だいろくの瓶(死人を入れる瓶)を背中に負うていました。(*´ω`)疲れたわい

ななに、「お前はどうして泣きよるんなら」(*´ω`)ワシの胸で泣け と聞きました。

「旦那さまに叱られたんじゃ」(´;ω;`)よう聞いてくれた とななが言いますと、

 

「そうか。わしが一つの頼みがあるんじゃ。このだいろくの瓶を預かってくれまいか」

(ી(΄◞ิ౪◟ิ‵三΄◞ิ౪◟ิ‵)ʃ)中身は見んなよ

と言いました。ななは、「そんなことをしたら、旦那さんにまたおごかれる(しかられる)」(PД`q*)゚。―ン 余計なこと押し付けないでえええ。旦那コワイカラコワイカラコワイカラ~

と言ってことわりますと、「どうしても頼む」 (。・ω・)σアンタシカオランノジャ

やるなら今でしょ!(。・ω・)σ ⌒情熱☆*叫ぼう!喉を潰すほど!大空にさけべ!

 

と言って聞きません。ななはもう仕方がないので旦那にないしょで預ることにしました。

 (´Д`)y─┛プハア ( ´Д`)ショガネ

それで、ななのねま(寝るところ)の隅へかくしておきました。

ところが、それから七日たっても、まだ取りに来ません。

 

ななはもう心配で仕様がないので、青白い顔をしておりました。

旦那がそれを見つけて 「なんぞ気ばさみ(気ふさぎ)でもあるんか」ワシにはよいわんかい と聞きました。

ななはそこで旦那に今までの話をしてしまいました。旦那はそれを聞いてしっかり怒って、

「だいろくの瓶とは正月早々、吉相が悪い(縁起が悪い)。早う出して見い」

ンモォー!! o(*≧д≦)o))ナンナノヨ!激おこなんだからね!

と言いました。そして、ななの寝間に行って見ますと、だいろくの瓶の中には小判がぎっしりと詰まっていました。

旦那は、「これは福の神がお前にくれたんじゃ」

 

と言って、その小判をななにみんなくれました。おまんに全部やるわい

 

その上に旦那はななが気立てのよい娘でしたから、

今度は旦那の家の息子の嫁にもらいました。それでななはたいそう出世したと言います。

 

おわり

(猿のつべはぎんがりこ稿本)

 

 

旦那さんはななの良い所を見ることが出来た話ですが、やはり何か大きな緊張するようなことが起きるときは注目するものです。

人の本当の良さは表面では分からないし、すぐ判断できるものではない。

関わっているうちに、あるキッカケが起きて良い所が引き出される。

生きていると予想外にしない出来事が起きてくるのが人生ですね。

今が良くなくても、前向きに耐え忍ぶ心でいると、目の見えない存在がスポットライトを当てることがあるんです。未来を期待して今を見ていけばきっとその通りになる。

ちなみに白髪の爺さんは福の神ですね!

 

 


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