真珠となみだ 2009-08-10 | 写・画・絵・詩・物語 真珠となみだ ある大きくてまっしろなひとつの貝がおりました。 その貝は真珠の養殖にいそしんでおりました。 プラスチックの固くていたい玉を入れられた。 貝はいてもたってもいられずに「いたいよーいたいよー」 といって毎日なみだを流しつづけました。 それでも必死に耐え抜いているのです。 そしていたみがだいぶ和らいだときには見事な真珠ができあがっていました。 なみだで玉を少しずつ包んで . . . 本文を読む