不自由な物語 2009-07-10 | 祈り 今日はあるお話をしようと思います。 昔、昔あるところに、観音様を篤く信仰している目の不自由な男性がいました。 「私もこのように不自由の身、誰か私の目となってくれるお方はいらっしゃぬものかな」 彼は侘しい一人暮らしをしていましたが、縁あって心優しい女性を娶ることができました。 妻は甲斐甲斐(かいがい)しく尽くしてくれ、男性は何一つ不自由することありません。 「ああ、うれしやうれしや ようや . . . 本文を読む