○○坂上ピアノ教室○○

結婚を機に故郷札幌を離れ、ロンドン生活15ヶ月、現在は東京ライフを満喫中♪

魔笛

2011-02-28 15:36:57 | ロンドン生活~音楽~
見終わった後は誰もが幸せ・・・
席を立った時、目が合った人達は皆ニコニコ

先週、ロイヤル・オペラ・ハウスでモーツァルトの『魔笛』を見てきました。



このポスターの主役になっている「夜の女王」ですが、
この日は突然の降板、代わりに急きょドイツから代役の歌手が駆け付けたそうです。

アナウンスの女性いわく、代役の女性は「夜の女王」のベテラン歌手とのこと、
プロフィールを見ると過去にはここROHやMETでも演じていたそうです。

突然の依頼を引き受けて当日飛行機に乗ってやってきてくれた彼女に
心でお礼を言いながら、序曲が始まるのを心躍らせながら待ちました。

私自身、今弾いているモーツァルトの曲が『魔笛』の5年前に作られた曲で、
練習中も、もしこのメロディーを「夜の女王」が歌ったら・・・
もしここを「パパゲーノ」が歌ったら・・・と、(勝手に)想像しながら弾いていたので、
今回の公演は勉強という観点からも楽しみにしていた作品でした。


前回見に行ったワーグナー『タンホイザー』に続いて、『魔笛』もドイツ語のオペラ。
最晩年のモーツァルトが宮廷のためではなく民衆のために作曲した
ジングシュピールと呼ばれる音楽劇で、歌と歌の間には台詞の朗読があります。


今回、登場人物全員が、実力派 + イメージ通りの姿
(タミーノは王子そのもの、パミーナは驚くほどの細身美人

とくに鳥刺し男パパゲーノは、歌も、随所に笑いをとる演技もぴか一。
前半のパミーナとの美しい二重唱は、私も夫も今回のオペラの中で一番のお気に入りのシーンとなりました。

可愛い子供達も登場して、文句なしに心から楽しめる『魔笛』。
Colin Davis指揮の躍動感あふれる素晴らしい音楽がさらに会場の全員を幸せにしてくれたのでした


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