○○坂上ピアノ教室○○

結婚を機に故郷札幌を離れ、ロンドン生活15ヶ月、現在は東京ライフを満喫中♪

ストラトフォード・アポン・エイヴォン(2日目)

2011-04-06 22:57:03 | ロンドン生活~市外観光~
前日訪れたシェイクスピアの生家。
2日目の朝は、その向かいのカフェで気持ちの良い日差しを浴びながらの朝ごはん

まだ時間も早かったので人通りも少なく、生家を独り占めしたような贅沢な気分

この生家、中に入って見学することもできます。

父親は裕福な商人(町長)というだけあって、中は広く、
途中、当時の衣装を身にまとったガイドさんが、
シェイクスピアやその家族、家や家具についての説明をしてくれます。

家具は同時代のものやレプリカらしいのですが、
歪んだ木で組み立てられた16世紀の家屋が今も保存されていることに本当に驚きました。


朝ごはんを終えて向かったのは、シェイクスピアの妻アン・ハサウェイのコテージ。

アンの父親は農家で、これまた裕福な家庭だったそうです。
庭も含めるとかなり広い!

シェイクスピアの生家からアンの家へは歩いて20~30分ほど。
シェイクスピアが恋人の住む家へと足しげく通った道(かどうかはわかりませんが…)と思えば、
少し遠くてもそれはそれで楽しい時間でした

当時18歳だったシェイクスピアと8歳年上のアン、
二人はいわゆる「でき婚」だったと言われています。

ここでもまたシェイクスピア・バースプレイス・トラストの職員さん(素敵なおばあ様)が
ガイドとしていらっしゃいました。
英語が美しく、とても聞き取りやすかったです。


ストラトフォード・アポン・エイヴォンには、
他にもシェイクスピアやその家族所縁の家屋(または跡)が残されています。

シェイクスピア一人で街全体が成り立っている、
そんな見所満載な楽しい場所でもありました。


~オマケ~

ストラトフォード・アポン・エイヴォンからバスで40分
Warwick Castle(ウォリック城)』


子供向けの歴史テーマパークですが、あなどることなかれ、
エイヴォン川のほとりに建つ本物の中世のお城です。


ヨーク家とランカスター家の戦い、いわゆる薔薇戦争のショーなんかもあったりして、
歴史好きの夫と子供に戻った気分ではしゃいでしまいました

お化け屋敷もありましたが、それはスルーということで・・・(笑)

ストラトフォード・アポン・エイヴォン(1日目)

2011-04-05 01:16:50 | ロンドン生活~市外観光~
英国の劇作家、ウィリアム・シェイクスピアの故郷、
ストラトフォード・アポン・エイヴォン。

先週末、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの舞台を見るために行ってきました。

この日はなぜだかロンドンからの直通電車が運行していなかったため、(でもイギリスらしい)
急きょ別の駅に移動、オックスフォード経由で本来の倍以上の時間をかけて行く羽目に

でも、1泊旅行にしたので時間はたっぷり♪

街の東側に位置する公園にて

若干凛々しいシェイクスピア像がお出迎え

その下には悩めるハムレット

う~ん、生きるべきか死ぬべきか・・・

その他に、オペラでもお馴染みマクベス夫人、フォルスタッフなどの像も
生みの親シェイクスピアを囲んでいました。


この広大な公園にはRSCの劇場(写真右)やボート乗り場もあって、
地元の人や観光客の憩いの場といった雰囲気。

奥に見える尖塔は、シェイクスピアとその家族が埋葬されているホーリー・トリニティ教会

入り口にはご丁寧にこんな看板もあって、

入場料も「学生じゃないです」と言ったのに学生料金にしてくれたりと、
何だかフレンドリーな教会でした

祭壇前に並ぶシェイクスピアとその家族のお墓のすぐ上にも
シェイクスピアの胸像がありました。

彼の死後7年以内に作られたとのこと、きっと本物に近い姿なのでしょうね。


さて、RSCの公演ですが、この日の演目は言わずと知れた名作『ロミオとジュリエット』

チケットは昨年の時点でほとんどが売り切れ、この日ももちろん満員でした。

昨年ロンドンのグローブ座で見た、こてこての史劇『ヘンリー8世』とは違って、
衣装や演出に現代との融合がはかられ、(小道具にデジタルカメラ、ヘッドフォン、ペットボトルなどなど)
音楽や効果音も生演奏ではなく録音された派手なものでした。

さすがにイメージの一新とまでは言いませんが、
(※私のイメージ↓)

愛くるしいオリビア・ハッセーとはまた違ったジュリエット像も良く言えば刺激的、
悪く言えば気位や品の無い現代風味といったところ。

とは言っても、シェイクスピア生誕の地でこの舞台を見られたことは一生の思い出。

シェイクスピアが台詞に込めた言葉の面白味や韻文だの散文だのは、
英語のわからない私には残念ながら理解の及ばない部分ではありますが、
純粋に物語自体を楽むことができるのもシェイクスピアの魅力なのかもしれませんね。


そうそう、今年またシェイクスピア関連の映画『Anonymous』が公開されるとのこと、
こちらも楽しみにしています
『恋におちたシェイクスピア』に邪魔されて15年も温められた脚本だとか(笑)


次回は、ストラトフォード・アポン・エイヴォン2日目、
シェイクスピアの生家や妻アン・ハサウェイの家についてです

世界遺産バース

2011-02-18 20:33:52 | ロンドン生活~市外観光~
今日はレッスンの日でした

冒頭のトリルの弾き方だけで半分以上の時間を割きましたが、
なんとその奏法、バレンボイム直伝!!だそうで、
俄然テンションアップ

とはいっても、すぐにマスターできるほど器用ではないので、
これからの課題の一つとなりました。


ところで先週末、ロンドン・パディントン駅から電車で1時間半のバースに日帰りで行ってきました。

さっそく、古代ローマ人が築いた浴場跡を見学。
(現在見られるものは、18世紀に発掘、復元されたもの)
日本語の音声ガイドもあり、当時の様子をイメージするのに良い手助けとなりました。


足の短いイマイチなシーザー

「ローマ人に一時的に侵略はされたが、占領までにはいたらなかった」ことを音声ガイドでも強調。
プライドの高さと、若干の恨みが足の短さに表れているのでしょうか・・・

現在も湧き出る鉱泉は、屋根がないことによる藻の増殖や、
鉄分量の関係で入ることができないそうです。



こちらは、すぐお隣のバース寺院



梯子を上り下りする少々不気味な天使達


建築家ジョン・ウッド父子によるロイヤル・クレッセント

なんて清々しいお天気!


そして一通り観光を終え、今回の一番の目的であるサーメ・バース・スパへ!

土曜の夕方とあって、入場を待つ人達の行列が建物を囲みます
(トリートメントやマッサージを受ける人は予約ができるそうです)

天然温泉を使用したスパとのことですが、日本の温泉とは違って、
水着着用の温水プールで泳ぐでもなくパシャパシャするような雰囲気。

ただ、バース寺院や星を眺めながらの屋上プールはまた格別
4種類の香りのスチーム・サウナもプールで冷えてしまった体にうってつけでした。

ところで、今回水着は持参したのですが、バスタオルやスリッパも別料金が必要なので、
もしバッグに余裕があれば、水着・タオル・ビーチサンダルを持っていかれることをおすすめします。

久々に水着を着てプールに入りましたが、翌日少しだけお肌の調子が良かったような気もします

Northampton ~追記~

2011-01-24 18:02:44 | ロンドン生活~市外観光~
以前、ノーサンプトンのファクトリーショップで靴を買った時の事を記事にしました

私達にとって初めてのファクトリーショップ体験で、事前に各店舗の情報を集めるのにとても苦労したので、
後から買いに行かれる方のために少しでも役立てばと、詳しく書いたつもりでしたが、
価格や価格変動等に関しては、直接お店の方に問い合わせていただくのが一番確実と思いましたので、
ここに各ショップの電話番号を載せますね。


Crockett & Jones Ltd
01604 631 515

R E Tricker Ltd
01604 630 595

Church & Co Ltd
01604 751 251

John Lobb
01604 715 011


オマケ写真


先日、日本へ送るプレゼント用にロンドンのChurch'sで靴べらを買いました
私が見たのは全部で5色。
(一応、店員さんに撮影の許可をもらいました)

靴べらは英語で「shoe horn」・・・そう教えてくれたのは、ノーサンプトンのChurch'sの店員さん
もともとは牛の角から作っていたそうで、わざわざ頭の上に両手で角の形を作って説明してくれました。

今回選んだのは緑の靴べら。無事に日本に届くといいのですが・・・

英国紳士靴の街 Northampton

2011-01-17 16:47:37 | ロンドン生活~市外観光~
夫の靴、日本から持ってきたものはもうずいぶん前からクタクタ。
せっかくだから・・・と、電車でノーサンプトンのFactory Shoe Shopsへ。
ファクトリーショップでは、少し傷の入った物やサンプル品が割安で手に入ります

ということで、簡単にお店巡りを綴ってみようと思います。

まだ暗いうちに出発


朝食は電車で


ロンドン・ユーストン駅から1時間ほどでノーサンプトン駅に到着

まだ9時前です

というのも、お店によって開店時間や曜日がマチマチなので、計画的に行きたいところ。
そして、それぞれのお店が少しずつ離れているため、移動は徒歩の他、バスやタクシーも使いました。

そもそも、なぜノーサンプトンという地で靴の生産が盛んだったかというと、
まずは牛市場があったこと、そして革をなめすために必要な成分を含むカシの木が豊富だったからだそうです。

この『靴の聖地』で、はたして運命の靴と出会えるのでしょうか


Crockett & Jones Ltd


レディース靴も少々有り。

Perry Street NN1 4HN
金2pm-5:30pm
土9:00am-12:30pm


R E Tricker Ltd

この日、お店はお休みでしたが、映画『キンキーブーツ』のロケ地ということで記念にパシャリ

56-60 St Michael's Road NN1 3JX
月-金8am-4pm


John Lobb

ここだけは棚に積まれている箱を一つ一つ自分で開けては運命の出会いを探します。
こちらの靴、革が硬く重いそうですが、質感は一目瞭然
ただし、お値段は他のお店の約2~3倍。

Westminster Works,Oliver Street NN2 7JL
月-金9am-5pm
土9am-正午


Church & Co Ltd

どこのお店もファクトリーショップの入り口はオフィス入り口と少し離れた場所にあります。
こちらもレディース靴若干有り。

St james Road,St James NN5 5JB
月-金9:30am-4:30pm
土9:30am-2pm


John Lobbの店員さんからおススメされたノーサンプトン・ミュージアム(入場無料)にも行ってきました


こちらでは、ノーサンプトンの歴史が学べる他、
世界各地のあらゆる年代の靴がテーマ別に展示してあります

 
日本の下駄から象の靴、↓こんな物まで(笑)


靴を製造するための機械も展示してあり、施設も新しく、
とにかく想像以上の靴の量に意外と楽しめちゃいました


さてさて、本題の靴の購入はどうだったかといいますと・・・
合計4足、さっそく帰りの電車で箱を開けて眺めてみました


Crockett & Jones


John Lobb


Church'sではもう1足

二人の往復電車賃を加味しても、ロンドンの店舗で定価で購入するよりは
ずっとずっとお得だったと思います。

そして、私が靴の街ノーサンプトンで買ったものは・・・

長靴型の貯金箱でした