2/10(土)、梅芸メインホールでミュージカル『マリーアントワネット』を観てきました。やっとこさ2007年初観劇!

この回はJ○Bの貸切公演だったのですが1階席の後ろ(A席)なんてガラガラ。休憩時間のロビーもごった返すこともなく、ちょっと寂しかったですね。当日券も出ていたようです。
席は14列目の下手側。通路のすぐ後ろだったのでよく見えました。でもねぇ、後ろのオバチャン2人が終始ビニール袋をカサカサカサカサカサカサ…。多分何か食べながら観てたと思うんだけど、本当にうるさくてブチ切れそうになりました

!!空気読めよ、オバチャン…。振り返って注意してやろうかと思いましたが、舞台始まってるし我慢しました…。
あと遅れてくる人!堂々と歩いて入ってくるんじゃねーっ!!劇場のお姉さんが足下を照らしながらかがんでるんだから、あんたらもかがめ!横切られると集中力途切れるんだよ!中にはかがんでる人もいたけどね。そういう人は「しょうがないな」と許しますけど(笑)。
スイマセン、いきなり愚痴で。
さて舞台。あまりネタバレも読まず、知識はマンガ『ベルサイユのバラ』。初見なので「?」という箇所もありましたが、皆が言うほど変じゃなかったかな。東京~博多と観た方々の感想を読ませていただくと、歌詞も演出も変更されてる部分もあり、段々と分かりやすくなっていってるようです。前の方がよかったという所もあるらしいけど(爆)。
とにかく1幕が長い!!お尻痛くなってきましたもん(笑)。合間合間に
“カリオストロ・オンステージ”はあるし、いろいろ詰め込みすぎてる感じもしました。やはりストーリー上、2幕の方が引き込まれましたね。
セットも意外とシンプルで、斜めの板のセットはギロチンの刃をイメージしてたんですね。パンフで知りました。客席降りもあったり、ボンボンとちゃちい火花も飛んでましたし(おい!)、盆もグルグル回ってたし。盆に当たるブルーの照明はキレイでした。これってカリオストロの水晶のイメージだとか?彼の掌中の出来事だからですか(笑)。そうなら上から見た方が納得できていいかもですね~。あとラストの赤い紙ふぶきがヒラヒラ落ちてくるのも幻想的でした。
でもね~、ダメな所もあって革命で市民が槍か何かに生首を刺して通路を行進するんですが、あのハリボテな生首は私には刺激が強すぎました

。それからマリー処刑の時、上から降りてくるギロチンの刃!思わず「でかっ!!」と心の中でツッコミ入れたんですが血に染まってませんでしたか?見てた割に覚えてない…あまりにもデカすぎて(爆)。
音楽は先にお披露目されてる曲はすんなり入って聴けましたね。『エリザベート』『モーツァルト!』を思い出してしまう所もありましたけど。いい曲と言えばそうなんだけど、他の2作品の方が好きかなぁ。
【キャスト一言感想】
涼風マリーアントワネット…お綺麗でございました。お初の方なのですが歌上手いですね~。高音もキレイに出てるしハモリ部分も良かったです。某イライザさんや某シシィさんより歌上手い(爆)!2幕後半の幽閉された辺りから処刑されるまでの演技は引き込まれました。
新妻マルグリット…久しぶりに見た彼女は歌も演技もすごく成長してました!あのバズーカな歌声はアンサンブルと一緒になっても埋もれないし、聴いてて気持ちよかったです♪つぶやくような台詞も“演技してます感”がなくて自然に出てたなと思いました。
土居アニエス…この方の歌声は透き通っていて本当に美しいですね。もっと出番が欲しかったです。
井上フェルセン…ほんと、ああいう衣装似合うよなぁ。カッコよかったです♪マリーの手紙の内容を知って嗚咽するシーン、こういう演技もできるんだとちょっとビックリ。
石川ルイ…ぽわぽわしていて可愛かったです~。マリーを愛するが故に彼女のワガママを許してしまう気弱さや優しさが出てて良かったです。2幕のソロ『もしも鍛冶屋なら』(でしたっけ?)はせつないナンバーでしたね。せつないと言えばギヨタン博士とギロチン談義をしてるシーン、「刃を斜めにすれば~」と助言してましたけど、史実もそうなんですかね?行く末を知ってるだけにマリーも登場した時には何ともいえない気分になりました…。カテコでマリーの帽子を拾ってお辞儀していたのも印象的でした。
山路ボーマルシェ…オヤジ万歳!!狂言回しも担っているので出番も歌も多かったです。『アンナカレーニナ』の時よりも歌が上手く聞こえたぞー(笑)!!首飾り事件の時、下手のスピーカー辺りで傍観してる姿がカッコよくて萌えました

。あと何かボヤいてましたね、忘れちゃった
高嶋オルレアン公…顔怖い!女装デカイ!とにかくパンフの写真より濃いっ!!
山口カリオストロ…錬金術師らしいですが何者ですか(笑)?初っ端の登場シーン、マントの裾が長いしデカイし、トートにも見えるしクロロック伯爵にも見えるし、なんかよく分からない存在でしたね。神出鬼没の方らしいのでシーンの合間合間に出てきたのか(笑)。彼が全てを操っているっぽい雰囲気は出てたように思います。でもよく分からない…。
カーテンコールでは涼風さんからご挨拶があり、また観にきてくださいみたいなことを言ってました。“梅田芸術劇場”が上手く言えなくて、再度いう時にはゆっくりと丁寧に言っていましたね(笑)。
MY初日にして楽日だったので、様子見みたいな観劇になったのでまとまりのない感想でスミマセン。タイトルを
「マリーアントワネット」で打ち出しているのなら、もっとマリーを軸にした展開でもよかったんじゃないかなと思います。特に1幕は。そしたら今公開してる映画みたいになっちゃうか(笑)。
もう知識がうろ覚えなベルバラなので、マリーとフェルセンが舞踏会で一緒にいるシーンなんか「2人はお忍びで会ってたんじゃないのか?」とか、マルグリットが革命に疑問を持ち始める過程が弱いなぁとか思うところもありますが、久しぶりのミュージカルだったので私はどちらかというと楽しめました

。不協和音で終わるのがちょっと後味悪いですが…。もっと回数重ねて観れば奥深く感じ取ることができるんじゃないかと思います。CD出たら買っちゃうだろうな。
長文お付き合い、ありがとうございました!
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