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miconos・days

舞台やテレビの話題を中心に、アンテナに引っかかった事柄を勝手気ままに書いていきます♪

人形の家(9/9)

2008-09-13 | 観劇日記
本当は昨日アップしようと思ったのですが、パソコンの機嫌が悪くネットも繋がらないしファイルも開けなくなってしまい、何気に目標にしてた「レポ三連チャン」を達成することができませんでした。今日、元の電源を入れなおしたら、ちゃんと動いてくれたのでよかった~。

というわけで、9日の夜は渋谷に移動して『人形の家』というお芝居を観てきました。公演は今月いっぱい続きますがちょこちょこネタバレします。

~人形の家~
【9/9(火)18:30~/Bunkamuraシアターコクーン/1階B列センター】

ノラ…宮沢りえ(主人公。ヘルメルの妻)
ヘルメル…堤 真一(弁護士)
クロクスタ…山崎 一(トラヴァルの友人)
リンデ夫人…神野三鈴(ノラの友人)
乳母…松浦佐知子
メイド…明星真由美

ストーリーは公式サイト(こちら)を見ていただいて…(今気付いたんだけど、思いっきり初っ端に結末が書いてありますね~)。簡単に言うと“女性の自立”を描いた話ですかねぇ。でも、自立というよりは“自分勝手なわがまま”じゃないの~?と感じざるを得ないという…(爆)。なので、共感できなくて最後のノラの決断に「おいおい、ちょっと待てよ」と言いたくなりました。
これはイプセンの有名な戯曲。100年以上前に発表されたものだそうで、当時の時代背景等から考えるとノラの決断は大問題だったそうです。それを思うと今の時代、女性は不自由もあるけど自由なんだなと感じました。

この舞台の演出はデヴィッド・ルヴォーさん。3年前に『ナイン THE MUSICAL』の演出を手掛けた方です。この舞台、別所さんが出てたので観に行ったんですけど、斬新というか水を使った演出がすごかったんですよね~。なので今回の舞台も楽しみにしてました。
中に入ってみると、四角い舞台が中央にあり白い紗幕というか布で覆ってあり、四方を客席で囲んでいる状態。私の席は普段は舞台上って感じかな。席につくのに舞台横を通って行ったわけですが、スネくらいまでの高さでした。中では3人の子供たちが遊んでいるんです。それもまだ開演前ですよ(笑)。時間になったら乳母だったか、子供たちを呼びにきます。4人がいなくなると、白い布がサッと下に落ちて始まりました。舞台上にはソファーや椅子やかわいらしい小物が置いてあるのですが、無駄にゴチャゴチャしてなくて良かったです。
で、その舞台が回転するので、いろんな角度から見えましたね~♪演者も360度見られてるわけだから大変だったと思います。両サイドから出たり入ったりするようになってて、私から見て右側が玄関、左側がヘルメルの書斎、舞台がリビングという感じだったかな。

とにかく、宮沢りえちゃんが出ずっぱりで膨大な台詞の量でした!あの細い体で最初は可愛く、だんだんと声色も変わって自我に目覚めたというか強い女性に変化していく様は良かったですね~。それに衣装がどれも素敵だったんですよ♪全部で3幕あるのですが、幕ごとに衣装を変えて出てきてとても似合ってました。3幕の最後、通路を通るのですが、私の斜め後ろで止まって舞台上の堤さんと会話し始めたので思わずガン見(爆)!本当に可愛くて綺麗でしたよ~

堤さんは、なんかフツーだったなぁと思って(爆)。もちろんカッコよかったですよ~。何気に好きな俳優さんですから。でも、役柄のせいか何か足りないように感じたんですよね。やっぱり共感できないキャラだからかな(笑)。それでもノラの秘密を知った時の変わりっぷりは良かったです。あとアドリブだったと思うけど笑わせてくれました。
それから、りえちゃんとキスしまくりでしたね~。堤さんファンはどうだったんでしょうか(笑)。濃厚なのもあったけど、外国人なのでチュッ、チュッなのが多かったかな(笑)。歯の浮きそうな台詞を初っ端から言ってたのには吹き出しそうになりましたけど(爆)。

他のキャストさんも良かったです。クロクスタ役の山崎さん、ノラとの対峙シーンは見応えありましたね~。リンデ夫人役の神野さんもノラに適切なアドバイスをしてあげてて良かったです。ある意味この人が“自立”してると思うんだけど。

ノラは夫に秘密がバレてしまっても、自分の思っていた通りに自分を守ってくれると信じていたのに、その通りにはならなかった。夫は自分の気持ちに気付いてくれないし、自分は“人間”ではなく“人形”として扱われていた。親からもそうだった。で、知らず知らずのうちに抑えていた気持ちが爆発しちゃったんでしょうね~。3幕は舞台上でノラとヘルメルが向かい合って座り、ノラが本心をぶちまけるんですよ。結局、自分の足で立って生きていきたいようで、家族を捨て家を出ていくわけですが…。小さい子供がいるのにそう簡単に出て行ってしまっていいの~?乳母がいるにしても、それって無責任すぎやしませんか?なんか、いきなりすぎる感じもして納得できないというか共感できないというか…。
ヘルメルも、ノラの秘密を知った時には激怒して自分の事しか考えてなくて罵倒しまくったんだけど、自分の地位が安泰だと知るとコロッと態度が変わって優しくなるわけで。まぁ、それがノラにとっては“本当の自分”を愛してくれているわけではないってことに繋がっていくんだろうけど。でもでも、夫はともかく(?)子供たちを置いて出ていくなんて、それがちょっと引っかかるんですよね~。

う~ん、1回観ていろいろ汲み取るのは私には難しいのですが、じっくりパンフ読んで理解するしかないのかな…。その後のノラはどうなったのか、知りたい気もします。
ま、共感はできなかったけど芝居はよかったです!!舞台女優なりえちゃんを見れたことは大きな収穫でした♪

あ、堤さんといえば来春、劇団☆新感線の舞台出演が決まったようです!いのうえ歌舞伎『蜉蝣峠(かげろうとうげ)』。永作博美さんは初参加かな?東京は3月13日から赤坂ACTシアター、大阪は4月21日から梅芸メインホールで上演だそうです。う~ん、どうしようかなぁ。

ここまで読んでくださりありがとうございました!上手くまとめられないので、またまた長文になってしまった…。次は翌日のサイゴン観劇日記です。忘れられない観劇になりました(笑)。つづく。


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ミス・サイゴン (9/9マチネ)

2008-09-11 | 観劇日記
昨日、東京遠征から帰ってきました。天気にも恵まれ、絶好の観劇日和。やっぱり私は晴れ女だったな(笑)。トラブルもなく楽しく過ごせた東京2daysでした。まずは初っ端から遠征のメイン(爆)、帝国劇場で観劇した『ミス・サイゴン』の感想を思いつくまま書いてみます。

ミス・サイゴン
【9月9日(火)13:30~ 1階G列センター】

エンジニア:橋本さとし/キム:新妻聖子
クリス:照井裕隆/ジョン:坂元健児
エレン:鈴木ほのか/トゥイ:神田恭兵
ジジ:菅谷真理恵

念願のさとしさんのエンジニアです!前回の公演では真っ先にリストから外して見逃していたので、本当に観れて嬉しかったです。チケットは一緒に観る友人が手配してくれたのですが、これが舞台全体を観るにはとても良い席でして、ある意味“勘違い席”にもなるというありがた~い場所でした(友よ、ありがとう!)
予定通り始まると思いきや、装置の点検か何かで10分遅れで開演。でも特に心配することもなく最後まで大丈夫でした。
久々ということもあって「そういえば、こんな感じだったなぁ」と前回の公演を思い出しながら観てしまいましたね~。見どころのホーチミン像や“100人乗っても大丈夫”なキャッチフレーズをつけてしまいたいヘリコプター(爆)やキャデラックなど、ちゃんと無事に出てきましたよ~♪

では、キャスト別の感想を。そう何回も観てないので深い感想は書けませんが。

さとしエンジニア…席がセンターブロックのほぼ中央だったこともあって、舞台中央に役者さんが立つと私の席から一直線で見えるんですよ!で、“火がついたサイゴン”に入る前にエンジニアが「ウェルカム・トゥ・ドリームランド!」って言うんだけど、さとしさんはピッと客席を指さしたんです。えぇ、ワタシ刺されました(あえてこの漢字で)。だって、目が合ったもん!(←おめでたいヤツでしょ~。そう思わせてください)。思わずビクッと反応してしまいました♪
「アメリカに行けそうにないエンジニア」と聞いていたんだけど、なるほどなぁと思いましたね~。なんかねぇ、調子に乗りすぎて肝心なとこでヘマしちゃうみたいな。“アメリカンドリーム”も見てて何だかせつなくなってきたりして。でも、アメドリを歌って踊るさとしさんはカッコよかったです。それと、キムとタムをアメリカ行きの道具としか見てないようなんだけど、どこかに情みたいなものがラストシーンで見え隠れしていたような。
個人的にウケたシーンは…
●『生き延びたけりゃ』の「あれ~?!」←やっと聞けた!(笑)
●キムが「トゥイを撃った!」と駆け込んできてエンジニアにぶつかるシーン。ドリフのコントかと思うくらいバタッ!と床に伏せってました(笑)。絶妙なタイミングで突き飛ばされるから可笑しかった!
●『生き延びたけりゃ』のアドリブは「ホーチみ~んみんみんみんみんみん(ミンミンゼミの要領で)…暑っ
●バンコクでのオーナーとのやりとり。バンバンバンバンと言い合ってるうちに立場が逆転!
●同じバンコクのシーンだったかなぁ、客を案内してる時「よりどりみどり、ふかみどり」と言ってた。シーンがうろ覚えです~。

結論。とにかく、さとしさんに合ってる役でカッコよくて面白かった

新妻キム&照井クリス…2人とも歌は安心して聴けました。思ってたより照井くんのクリスが良くて、優しい歌声で純粋なクリス像を打ち出してたように思います。新妻キムとイチャイチャしてても微笑ましい感じ(笑)。2幕での苦悩してる照井クリスはかわいそうだったかな。純粋ゆえに傷が深そうで。
新妻キムはドリームランドでのぎこちない踊りが妙に可愛いんですよ。前回と比べてですが、他のキムよりちょっと下手な踊りが初めて感を強調してて私は好きです(笑)。

坂元ジョン…やっぱりジョンは“歌力”がある人が似合うなぁと。サカケンさんの声ってパンチあるし(笑)、“ブイ・ドイ”も左右に動きながら演説してたけど説得力ありました。
そうそう、サカケンさんといえばパンフのコメント!今回は「あなたが考えるミス・サイゴンのアピールポイントは?」という質問にキャストが答えてるんだけど、大部分の人は作品自体についてコメントしてるのに、サカケンさんは思いっきりジョンの見どころをあれこれ挙げてます(爆)。観る前にチェックすればよかった(笑)。

ほのかエレン…素敵な優しいエレンでしたね~。もちろん初演は知りませんが、ほのかエレンなら、最初はとまどいつつもタムを大切に育ててくれそうな気がしました。

神田トゥイ…キムとの対峙シーンであんなにがなってたかなぁと。ある意味イッちゃってたような(爆)。もうちょっと抑えつつキムへの愛情が感じられたらよかったかな。

菅谷ジジ…ジジのソロ、斜め前の男性の頭に遮られ見えませんでした…。特に印象に残らず。

カーテンコール…タムがトコトコ走ってくるでしょ。エンジニアが「おいで~」ってやってるのに素通りしてキムの所に行くのですが、その時の3人の様子が面白かったです。私が勝手に想像した会話ですが、

さとしさん「(タムに無視され照井くんに)無視されたやないか!お前~」
照井くん 「え?僕のせいですか?」
新妻ちゃん「まぁまぁまぁ」と、さとしさんをなだめる

こんな雰囲気が漂ってたように見えました(笑)。何度目かの時にさとしさんは両手を振り上げガッツポーズ。「最高~!!」って叫んでたかな?

アンサンブルもまとまってて全体的に良かったんじゃないかなと思います。終演後、アンサンブルの方々数人のお見送りがあったのでしっかり握手してもらいました。今回の男性アンサンブルってイケメンが多くないですか?真近で見るとカッコいい人多いですよ~。誰が誰やらさっぱり分からなかったですが「良かったです~」と伝えておきました♪

サイゴンMy初日はこんな感じ。翌日は早くもMy千秋楽(爆)。2回観ただけであれこれ語るには重い作品です。とか言いつつ長文になってる気が…。続きはまた後日!


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ウーマン・イン・ブラック

2008-07-13 | 観劇日記
11日(金)、大阪シアター・ドラマシティで上川隆也さんと斎藤晴彦さんの二人芝居『ウーマン・イン・ブラック~黒い服の女』を観てきました♪もちろんマチソワで(笑)。でも2回観てよかったです!ちなみに、演出のロビン・ハーフォードさんもマチソワされてましたよ(笑)。カーテンコールで客席から舞台に上がってました!

まず最初に、このお芝居は空腹で観てはいけません!!静寂につつまれるシーンが結構ありますので、お腹に何か入れて観劇されることをオススメします♪あまりお腹いっぱいにすると一幕が睡魔に襲われるかもしれませんけど(実際、私もランチ食べ過ぎてマチネの一幕は意識が…)。20分の休憩もあるので、ちょっとつまめるものでも持っていくといいかもしれませんね!お腹の音が気になって舞台に集中できないなんてイヤですから!

では、なんとな~くネタバレ含む感想なんぞを。



詳しいストーリーは公式サイト(こちら)を見てもらったほうがいいかも。簡単に言うと、若い頃に体験した忌まわしい過去を持つ中年の弁護士キップス(斎藤さん)が、この記憶を今の家族に打ち明けるため、若い俳優(上川さん)を雇って「芝居」で観せようというもの。そうすることで呪縛から解放されると考えたらしい。若き日のキップスを俳優が演じ、キップスが出会った人々をキップス自身が演じることになり芝居の稽古が始まっていきます。キップスの過去が「劇中劇」として語られていくのです。

もう一幕より二幕の方が怖かった~。キップスが体験した過去が明らかになっていく過程が本当に怖くて演出家の思うツボ(笑)?初見だったマチネは若きキップスと一緒に謎をひも解いているような感覚でした。それに二人芝居なのにもう一人出てきます…まさに神出鬼没。誰なのかはあえて言いませんが怖すぎです!ソワレでは流れが分かってるにもかかわらず、同じシーンでビクついてしまいましたよ(笑)。

そして、上川さんと斎藤さんが素晴らしかったです!前回の公演から5年ぶりの再演ということですが、二人の息がピッタリでグイグイとその世界に引きずり込んでくれました。
上川さんはよくしゃべってよく動いてましたね~。劇場内にマイクなしで声を響き渡らせていて、カツゼツもいいからよく台詞が聞き取れました。恐怖にさいなまれていく姿が痛々しくて…。暗闇の客席通路を叫びながら全力疾走したのもスゴかったです!マチネは6列目で観たんですけど、全席が空いてたのでよく見えました
それから斎藤さんはサスガの貫禄でしたね~♪劇中劇ではキップスと出会う人たちを何人か演じるんですけど演じ分けがよかったです。最初は名前が洋ものなので把握するのに時間がかかりましたけど(笑)。それに、自分の過去が再現されていく過程での変わり様が上手くて、逆にそれに怖さを感じました。

シンプルなセット、小道具、効果音、照明なども上手く使われていました。舞台には籐あみの大きなカゴが終始置いてあるのですが、それが机になり、馬車になり、ベッドになり、お葬式の祭壇になったりと、演者が使うことによって色々な物に変わっていくんですよ~。本当にそう見えてくるので想像力の世界ですよね~。それと“スパイダー”という犬も出てくるんですが、もちろん本物ではなく空気犬(笑)。「しゃがんでなでているのなら小型犬かなぁ」なんて、私はそう思いながら観てたんですけど、観客はそれぞれ頭の中で想像してるんですよね~。面白いです!
恐怖だけではなくクスッ笑えるシーンもちょこちょこあって、ちょっとした仕草や行動や間が笑えました

パンフにも書いてありましたけど、想像しながら楽しむ舞台でした。怖いんですけどね~。最後のシーンも「…ってことは、もしかして…」と一瞬その後の展開を想像してしまう終わり方です。でも観てよかったと思える不思議な舞台でもありました。

カーテンコールは二人でお辞儀のしあいっこで、客席にいた演出のロビンさんも呼んで三人でお辞儀してました。ソワレでは上川さんが指笛でスパイダーを呼んでましたよ(笑)。もう私はいろんな意味で癒し犬・スパイダーが羨ましかったです~(爆)。若きキップス(上川さん)が寝ているベッドに潜り込みたかったよ…(おい!)
なんて、時折イタイ目線で見た時もありましたが、良質な芝居を観ることができてよかったです。これから全国回って大楽はロンドンですからね~、怪我なく無事に乗り切ってほしいなと思います。

そうそう!大量のチラシの中に嬉しい情報がありました!蜷川さん演出『表裏源内蛙合戦』、12月にシアターBRAVA!で上演決定です!。東京だけかと思ってたので嬉しい~。詳細は近日発表ということです。早く本チラシが見たいですね!


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きみがいた時間 ぼくのいく時間

2008-04-17 | 観劇日記
昨日、新神戸オリエンタル劇場でキャラメルボックスの『きみがいた時間 ぼくのいく時間』を観てきました
上川隆也さんが3年ぶりにキャラメルの舞台に立つんなら観に行かねば!と気合い入れてたんですが…。観劇生活5年目ににして初の大遅刻(爆)!!私の周りの席の方、舞台を遮ってすみませんでした。なので、1幕最初の30分が観れませんでした。諸々の理由が重なってツイてない日でしたよ。開演前の上川さんの時事ネタアナウンスもオープニングのダンスも観れなかったことが悔やまれてなりませぬ~

以下、ちょこっとネタバレ感想。


ストーリーはタイムトラベルもので、キャラメルの舞台では“クロノスシリーズ”という分野に入るらしいです。秋沢里志(上川さん)の妻・紘未(西山繭子さん)が交通事故に遭い死んでしまいます。里志は、自分が開発に関わった「クロノス・スパイラル」というタイムマシンに乗り39年前の過去に行き、彼女を事故から救うため奔走するというもの。

観ながら、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいだなぁと思ったんですが、映画と違うのは39年前にしか行けないことと、行ったら行ったで現在に戻ってこれないこと。プログラム読むと里志は33歳で過去に飛んだことになってるらしいので、自分が産まれる以前に行ってしまったことになりますよね~。で、目的は39年後に起こる交通事故を防ぐことだから、39年という年月を待たなければならないんです。孤独だし自分の正体も明かせないし、当然年もとるわけで…。紘未が生まれ陰ながら成長を見守り、“その日”を迎える年には72歳!彼らに注意をうながしたものの、結局その後の2人がどうなったか見届けられないまま里志は死んでしまうのです。。。

あぁ、ほんとにせつないです。好きな人を助けるために39年も待てるのか、人を愛する強さ、思いやる心を描いた作品でしたね~。ほんま純愛ですよ。観そびれた30分は里志は仕事人間だったことが描かれていたようですが、紘未に再会して人間的に変わっていったようですね。ちょうどレストランでのプロポーズしてるところから観たので、そんなふうに想像してますが
キャラメルの舞台は生で2作品しか観てなくて(しかも上川さん目当てで)、あとはシアテレで鑑賞したくらいだけど、今まで観た作品の中で一番よかったです。他の役者さんたちも役にハマってたと思います。特に実年齢より年が上の役を演じてたであろう三浦さんや左東さんの演技は印象に残りました。「キャラメルにこんなオッサンな人がいたっけ?」と思ったくらい(笑)。プログラムの写真見てビックリでした。坂口さんや岡内さん、西川さんや岡田さんは安心して観られましたね~♪客演の西山繭子さんもちゃんと台詞も聞き取れたしよかったと思います。っていうか羨ましかったぞ、いろんな意味で(笑)。しんみりするだけでなく、合間にクスッと笑わせてくれるネタがあって、飽きずに観ることができてよかったです
ちなみに、来月BSで放送されるようですね♪電波に乗せるのもいいですが、DVD出してほしいなぁ。前半30分が観たいので

ここから「きゃぁ~上川さ~ん」な感想(笑)。
もう相変わらず上川さんはカッコよかったですわ!ほとんど出ずっぱりでしゃべりっぱなしですが、シリアスな演技もツッコミな演技も惹きつけられました♪『功名が辻』ネタとかあったな(笑)。2幕では年とった里志を演じてるんだけど、声や仕草は本当に70代でした!欲を言えば、見てくれもそうしてほしかったかなぁ。老けメイクとかしてたのかな?もうちょっと爺さんっぽくしたら、もっとリアリティが出て時の流れを切実に感じることができたと思いますね~。でもでも、じーさんになってもステキでしたよっ!!それにホームだけに、とても活き活きピチピチしてました(魚かよっ!)。

それからプログラム。シックにキメたらしく、キャスト全員がそれぞれ薔薇を持った写真が載っています。上川さんはじめ、みんな素敵なんですよ~

あら、ダラダラ書いたら長文になってしまいました。次回の観劇は7月の『ウーマン・イン・ブラック』大阪公演。再演してほしい演目だっただけに楽しみです。今年は生・上川さんが堪能できて嬉しいなぁ。また3か月ほど観劇はお休みしますが、2008年後期に向けて弾けるためにも、おとなしくしていようと思います(笑)。


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劇団四季「エビータ」

2007-11-22 | 観劇日記
20日(火)に倉敷市民会館で劇団四季の『エビータ』を観てきました。
バンちゃんとマドンナの映画版は見てるので話の流れは知ってますが、舞台として観るのは初めてで「どんな感じかなぁ」と思っていました。

で、観た感想は「こんなもんですか…」(爆)

エビータが大統領夫人にまでのぼりつめて亡くなるまでの人生が、すっごく薄っぺらい感じがしました。なんか、ただ歌って演じてるだけって感じで胸に迫ってくるものがなかったです。淡々と進んでいった感じでしたねぇ。エビータにしても、もっと野心に満ちてる心を表現してくれたらなぁと。
でも、群舞はかっこよかったです♪2階席から観たので、間隔や振りが揃ってるダンスは見応えありました。それと、円形の八百屋舞台や床に組み込まれた照明も効果的に使われていて良かったです。それだけに、役者さんがその世界で役を生きてほしかったと思いました。私はそんなふうに思ってしまって、ちょっと残念な舞台でしたね

そんなわけで、2007年の観劇も終了しました~。まだ11月だというのに早すぎないかい?(笑)。本数観てないけど不作の年だったような気がする(爆)。レミゼのさとしさんを除いては…
ちなみに来年の観劇初めは2月の予定です。春頃までの舞台はもうチケ取り始まってますからね~。『ミス・サイゴン』と上川さんの『ウーマン・イン・ブラック』は何がなんでも観に行こうと思ってまーす


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蜘蛛女のキス

2007-11-19 | 観劇日記
17日(土)、大阪でミュージカル『蜘蛛女のキス』をマチソワしてきました。私の周りにはこの作品が大好きな人が多くて楽しみにしてました。BW版のCD聴いたりはしたけど、先入観持たない方がいいかなと思って予習は途中でリタイア(笑)。でも、それが良かったのか悪かったのか…観終わった後は“?”頭の中を渦巻いてました

ストーリーは、南米の刑務所で同房となった映画好きでゲイのモリーナと政治犯バレンティンが徐々に打ち解けていく話。端折りすぎ?(笑)。この二人に、モリーナの憧れの映画女優・オーロラ/蜘蛛女が絡んできます。モリーナが映画の話をすると、パア~ッと明るくなって映画のシーンとしてオーロラが歌い踊る…。それがショーっぽくて、せっかくストーリーで感情移入したのにそこで断ち切られる感じがして少し違和感ありました。何本か映画の世界を語るので、その度にショーが始まる感じ。正直1回目は「映画シーン、なくてもいいんじゃ…」とか「これ、ストプレで見たい」と思いましたね(爆)。まぁ、それがミュージカル版の面白いところだとも思いますけど。
あと「オーロラ?蜘蛛女?どっち?」という所もあって、蜘蛛女ってオーロラが演じるキャラでキスされると死んでしまうという設定らしいので、蜘蛛女が出てくると場の雰囲気が変わるというかピンと張り詰めた空気を感じてもいいと思うんです。でも、なんかそういうのが感じられなくて平坦に流れていったような気がしました。モリーナは怯えていたけど。

で、一番分からなかったのがモリーナが射殺された以降からです。シーンがブツ切れ状態っぽくて混乱してしまいました。バレンティンと二人で会話してるシーンがあるんだけど、これはモリーナが思い描いてる心の会話なのかな?
最後、映写機や登場人物が椅子を持って出て映画を見てたり、モリーナも綺麗な格好して蜘蛛女?オーロラ?と歌い踊ってるし、バレンティンは好きな女といちゃついてるし。そうこうしてるうちに、モリーナは蜘蛛女とキスしようとして(してた?)暗転。おしまい…みたいな
結局そのシーンは、モリーナが思い描いていた夢というか願望的なものという解釈でいいのかな?う~ん、よく分かんない(爆)。

【キャスト感想】
モリーナ/石井一孝…いやぁ~、想像以上に乙女でした(笑)!髪留めつけて内股だし、座ってても足開かないし仕草も完璧。私以上に女性でしたよ~。献身的にバレンティンを介抱してあげる姿や、そうしてあげた時にバレンティンから好きな女の名前(マルタ)を聞いた時の切ない表情など、だんだん可愛らしくなっていきました。数年前はバルジャンだったのにぃ~(笑)。石井さんも演技派になっていってますね♪健気でせつない表情も良かったです。歌い上げる曲はなかったけど、やっぱり石井さんの歌声は好きだなぁ。
それと2幕最初の一人コントは面白かった!マチネは覚えてないけど、ソワレは「大波、小波、横波♪」でした。小波の後ってアドリブなんだってね~。東京楽では津波が来てたとか?(笑)。

バレンティン:浦井健治…こんなワイルドな浦井くんを初めてみました。歌も低音部分が多くて、そういうのも初めてだったので「なかなかいいじゃん♪」と思いました。けど、あんまり政治犯という匂いはしてなかったような気が…。最終的にバレンティンはモリーナのことをどう思っていたんでしょう。抱き合ってた時の苦渋の表情がすごく怖かったなぁ。

オーロラ/蜘蛛女:朝海ひかる…衣装をとっかえひっかえで大変だなぁと。ダンスシーンはすごく綺麗でした。歌は…私は宝塚時代を知らないんだけど、上手く歌えてたとか?オーロラはいいんだけど、蜘蛛女としての恐怖めいた妖しい存在感を出してくれたらもっと良かったんじゃないかなぁと思います。

モリーナの母:初風 諄…とっても優しいお母さんでした。自分の息子がゲイになっても刑務所入れられてても、母の愛は変わらず強くて温かい。それが綺麗な歌声から伝わってきて胸に響きました。

刑務所長:藤本隆宏…熱演でしたけど、ちょっと芝居芝居してるなぁと感じてしまって、正直ツラかったです。

マルタ:朝澄けい…男役のヅカちっくなしゃべり方に違和感ありだったんですけど(爆)。元々のマルタのキャラってどんな感じなんでしょ。ふわっと優しい雰囲気を持った人なのか、キリッとした人なのか。


私は原作も映画も初演のミュージカルも知らないので、こんな好き勝手な感想になってしまいました。なんか、書いてるうちによく分からなくなってきたよ(笑)。知った上で見ると違った見解になるだろうし、もっと入り込めるんじゃないかと思います。これから観た方の感想巡りの旅に出て、いろいろ解明してきます(笑)。
わけ分からん状態で書いた感想を読んでくれてありがとうございました

明日は地元で四季の『エビータ』を観てきます。何気に南米繋がり?(笑)。
今年の観劇納めです~。早っ!


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レミゼ@博多座(10/19マチネ)

2007-10-22 | 観劇日記
前日My初日を迎えたばかりなのに、早くもこの日がMy楽です(笑)。待ちに待ったさとしバルジャンでございます!!

【キャスト】
バルジャン:橋本さとし/ジャベール:阿部 裕
エポニーヌ:島田歌穂/ファンテーヌ:今井麻緒子
コゼット:辛島小恵/マリウス:石川 禅
テナルディエ:駒田 一/テナ妻:瀬戸内美八
アンジョルラス:岸 祐二


最初さとしさんがバルジャンと聞いた時は「えぇー!ジャベールじゃないの?!」とビックリしたので、どういうふうに演じるのかすごく楽しみにしてました。思ってた以上に素晴らしいバルジャンを演じてました!!別所バルに負けず劣らず演技派で、石井バルのような熱さも持ち合わせておりましたよ!
私は早くも『独白』でウルウル状態。なんか、さとしさんがバルジャンとして目の前にいることが信じられなくて、まばたき忘れてガン見してたら自然に涙が…(爆)。ボロバルジャン姿はやっぱり似合う~

●印象に残っているさとしバル
・食器盗んで司教様から諭されるシーン(♪さて我が兄弟~)だったかな、ものすごく手が震えてるんですよ~。背中越しだったんで表情は見えなかったけど、19年振りに人の優しさに触れてどうしていいか分からない感じとでもいいましょうか、あくまで私の想像ですけど。
・『裁き』、すっごく良かったー。バルジャンの心の葛藤が痛々しいくらいこちらに伝わってきたんですよ~。今回の一等賞です(笑)。
・『ファンテーヌの死』で、ファンテを再度ぎゅっと抱きしめた!(羨ましい…)
・阿部ジャベとの『対決』、二人とも熱かった!
・リトルコゼットに「おいでっ!!」。この小さい“っ”がポイント♪
・エポニーヌから手紙を受け取って盗み読みするシーン、月明かりをチェック。
・陥落したバリケードを見て「おお~!」と叫び(なんてこったみたいな感じ?)、倒れてるマリウスに駆け寄り「おいっ!おいっ!」と揺さぶりながら生死確認。その後祈ってたかな(逆だったかも)。なんかいろいろやってたよ~!
・『バルジャンの告白』、禅マリと熱い抱擁。肩をポンポン。

これくらいかなぁ。一幕の方がよかった気がする。二幕はあんまり覚えてないんですよね~

●阿部さんのジャベールも良かったです。冷たさは押さえ気味な気がしたけど、本人もカテコの挨拶で言ってたように、バルジャンとの対峙シーンは熱かったですね~。
●禅さんのマリウス、年齢を感じさせない若々しさが眩しかったです(笑)。ツボだったのは『ABCカフェ』のシーンで、岸アンジョに「遅刻だぞ!」と言われ「はい」って返事したこと(笑)。バツが悪そうでお茶目で、あそこで返事してるマリウスを初めて見ました。柵越えも難なくこなしてたし『恵みの雨』でエポが亡くなってしまった時の呆然とした表情がせつなかったです。
●歌穂さんのエポニーヌ、初めてみました。歌穂さんも年齢を感じさせないですね~。すごく可愛かった♪『オン・マイ・オウン』はちょっと高音が擦れ気味だったけどエポのせつなさが伝わってきました。でもそれ以上に絶品だったのが『恵みの雨』。他のエポって結構コテッとあっさり死んでしまってたとおもうんですが、歌穂さんは違ってた!歌ってるんだけど息も絶え絶えって感じで静かにゆっくり息を引き取るんですよね。さすがです、歌穂さん!
●駒田さんのテナも面白かったです!「ダンス・オブ・ヴァンパイア」では言われないと誰だか分からないクコールでほとんどしゃべってませんでしたから、今回しゃがれたテナの声が聞けて嬉しかったです♪
●ガブローシュは無駄死にではなかったです。ちゃんとカバン届きました。

この回は阿部ジャベが千秋楽ということでカテコでご挨拶あり。博多座のHPにアップされてます。アンサンブルの気遣いもあり感動的な挨拶でした。その後何回か出演者が出てきてくれました。最後に禅さんが歌穂さんをおんぶしてたのを見て、さとしさんが阿部さんをおんぶしてました(笑)!おんぶというより阿部さんを引こずっていたような…

さとしさんが出るっていうので博多まで観に行った今回の遠征。行ってよかったです!さとしさん、ちゃんとバルジャンしてて笑う箇所がなかったじゃんかー(爆)。いやいや、でもジョン・ケアードには感謝ですよ。さとしさんの新たな役者の顔が見れたわけですから。やっぱり1回だけじゃ物足りんなぁ。

石井さんが卒業した時点で、大阪で上演しない限り観ることはないなぁと思ってたのですが(どっかの劇団みたく“作品至上主義”じゃないですから…。俳優ありきです!)、これからもし再演する時にさとしさんがキャスティングされてるなら、西でも東でも駆けつけようかなぁと思ってます
明日、さとしバル千秋楽ですね。カテコ盛り上がるだろうなぁ(そっちかい!)。博多座の映像アップが待ち遠しいです♪

それから、2009年1月~3月まで博多座で『ミス・サイゴン』上演決定です!
行っちゃうだろうなぁ。でも一応、帝劇に照準を合わせてます。ここでハマるとどうなるか分かりません


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レミゼ@博多座(10/18ソワレ)

2007-10-21 | 観劇日記
やっと『レ・ミゼラブル』My初日を迎えました!。博多座に行くのは2004年のレミゼ以来。やっぱり好きな劇場です。

【キャスト】
バルジャン:山口祐一郎/ジャベール:今 拓哉
エポニーヌ:知念里奈/ファンテーヌ:山崎直子
コゼット:菊地美香/マリウス:泉見洋平
テナルディエ:三谷六九/テナ妻:阿知波悟美
アンジョルラス:原田優一

本当は観る予定じゃなかったんですよ。20日のスペシャルキャストのチケットが取れなくて遠征前倒ししたんです(笑)。この日は山口バル・知念エポ・山崎ファンテ・三谷テナ・阿知波テナ妻・原田アンジョが千秋楽でした。把握してたのは山口さんと原田くんの楽ということだけ。いつもより熱いだろうし、原田アンジョも観たかったので、まぁラッキー?(笑)
席も一般発売後に取ったので3階の最後列。でも視界良好でしたよ~♪梅芸の3階席よりはるかに舞台に近いです(笑)。上からだと床に写る照明が効果的に使われてることがよく分かります。

案の定、熱い舞台だったと思います。

●何年かぶりに観た山口バルジャン。所々歌ではなく、熱く叫んだり囁いてたりしてましたね。『独白』では叫んでる箇所が多かったし、『エピローグ』はほとんど歌わず台詞のように聞こえました。昇天シーンは神々しくてよかったです。『彼を帰して』は拍手鳴りやまず、ショーストップ寸前でした。ラストの「♪う~ち~へ~~~~~(フェイドアウト~)」は絶品でしたね。ス~~ッと静かに歌声が消えていくんだよね。ここは聞き惚れたよ(笑)。
●今回、一番良かったと思ったのが今ジャベの『Stars』。祈るとこも含めジャベールのゆるぎない思いがストレートに伝わってきて、これも聞き惚れました♪
●久々に見た泉見マリ。余裕でしたね~。相変わらずコゼットに自己紹介する時に身なりを整えてるとこがカワイイ(笑)。膝のホコリもパンパンはらってましたよ。
●阿知波さんのテナ妻も面白かったです!『取引』ではバルジャンが立ち上がれないように片足で押さえつけてて笑いが起こってました。
●原田アンジョも声がよく通ってて歌はよかったです♪どちらかというと“ぼっちゃん系アンジョ”な感じ?(笑)。みんなを引っ張っていくにはもう少し経験積んだ方がいいかなという気がしないでもないです。キャラが違うけど『ベガーズオペラ』の時より骨太になってるなと思いました(笑)。
●ガブローシュは無駄死にでした。セットの真ん中辺りにカバンが入っていったような…。

カーテンコールは今さん司会で楽を迎えた6人のご挨拶がありました。博多座のHPに動画がアップされてます♪でも、原田アンジョの後が見れないんですけどー!!それに原田くん、あの後面白いこと言ってたのにカットされてるし(爆)。山口さんは博多に来て4キロ太ったって言ってました(笑)。
この日のカーテンコール…、挨拶&花投げも入れて何回やったんでしょ。10回くらいやったような感覚です。数えてないので分からないんだけど。お客さんもねばって拍手やめないし(笑)。最初は私も「出てきた、出たきた♪」と拍手してたんだけど、いい加減「いつまでやるんじゃろ…」と苦笑しながら楽しみました。結局ロビーに出たのが10時前(爆)。

久々に観たレミゼは演出の変更に「へぇ~」と思いつつ懐かしく楽しめました。そして翌日は橋本バルジャン。「♪あなたに~会いたくてぇ~会いたくてぇ~眠れぇぬよ~る~は(by聖子ちゃん)」じゃないけど、ほんまに寝れんかったんよー(爆)!!

というわけで、一旦CM!(笑)


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ラスト・ファイヴ・イヤーズ

2007-10-05 | 観劇日記
岡山市民会館で山本耕史くん主演のミュージカル『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』を観てきました。

登場人物はたった二人。ジェイミー(耕史くん)とキャシー(井手麻理子さん)。ジェイミーはキャシーとの出会いから別れまでを、キャシーはジェイミーとの別れから出会いまでを遡り、それぞれの5年間を交互に歌いつなげていくという設定でした(ほとんどセリフなしで歌で綴られていきます)。
なので、二人は同じ舞台上にいるけれど一切目を合わせません。唯一、見つめあったりして同じ時間を過ごすのが二人の結婚のシーンのみ。
これ、そういう流れで展開していくというのを知ってないと、頭こんがらがってきそうな気がしたんですけど

初見だったので、とにかく歌詞を一生懸命聞いてたわけですが、たまにジェイミーが何言ってるのか分からなかったですね。耕史くんの声、たまにこもるからなぁ。
曲がわりと良くて受け入れやすいんだけど難しそうでした。でも耕史くんはもちろん、井手さんも歌が上手くて聴き応えありましたよ~♪
あとは、耕史くんがカッコよかったです!!!ヘドウィグ以来の生耕史くんだったわけですが、ケバいメイクじゃなかったし(爆)足長いし顔小さいし。「やっぱりカッコえぇ~」と堪能してきました!

帰ってパンフに乗ってる歌詞とか読んで復習してみましたけど、ジェイミーって結婚してるにもかかわらず浮気してしまうんですよ。幸せな結婚生活が壊れたのはキャシーのせいだって言ってるし浮気相手に語りかけるナンバーもあって、正直「なんじゃ、コイツ!」と思ってしまうわけで…。一応私も女なので、女目線で考えてしまってるかもしれませんが
なんだろうな、お互いを尊重して認め合いつつ歩いていけたら別れずに済んだのかも。でもジェイミーはすぐ他の女に目移りしそうな気がするな(笑)。
生演奏でシンプルな舞台だったし曲も良かったので、私としては“中の上”な舞台でした。

カーテンコールでの耕史くんのご挨拶。
飛行機や新幹線に乗って移動するのは岡山公演で最後なので、千秋楽じゃないけど一区切りついたような感じだとか。それから地元では有名な某ラーメン屋に行ったらしく、そのことを言ったら客席が沸いてました(笑)。
岡山が大好きだと言ってくれる耕史くん。また来てほしいです!


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マイ・フェア・レディ

2007-06-13 | 観劇日記
遅ればせながら先週の木曜(7日)に、岡山市民会館で『マイ・フェア・レディ』を観てきました。東宝ミュージカルがオーケストラごと地元に来てくれるなんて感無量ですよ~(涙)。「ここは帝劇か?」と錯覚しちゃったくらい(言いすぎ)。思い起こせば2年前、石井さんが出るっていうんで日帰りで帝劇まで観に行ったことが懐かしく思い出されます。

今回は一般発売でチケット取ったんですが、上手側の前から3列目でセンター寄りの通路側というナイスビューな席で観ました。オケピがある市民会館というのも珍しく、通路に当たるところはチェーンで区切られていて、ホルン吹いてる人が丸見えだったり(笑)。

舞台の方は「あぁ、こんなんだったなぁ」と思いながら楽しく観れました。真央さんファンが多かったのか衣装変えて登場するごとに拍手があったり、『運がよけりゃ』みたいな軽快な曲では手拍子起こってましたよ~。面白いシーンではちゃんとウケてましたし、帝劇で観た時より私も笑ったような気がします。カーテンコールでは挨拶はなかったけど盛り上がりました。
後で知ったのですが、この日は指揮の井村さんが『マイ・フェア・レディ』でタクトを振りはじめて200回目だったそうで!だからキャストの人たちも盛り上げてたのかなぁと思ったり。井村さん、おめでとうございます♪♪

キャストに関してですが、イライザ役の大地真央さんは相変わらず綺麗で、ライトが当たってキラキラ光る衣装が眩しかったです(笑)。べらんめぇ口調の演技がまた見れてよかった!ラストシーンへ繋がる、教授を好きな気持ちが表情や台詞から分かるので、その過程がせつなくてちょっとウルッときてしまいました。
ヒギンズ教授役の石井一孝さん、まずは岡山に来てくれてありがとう~♪2年前は「頑張ってたなぁ~」という印象が強く残ったんですが、何回も演じてるし余裕がありましたね~。本人曰く台詞かんじゃったらしいですが(笑)。すごく楽しく演じているのが伝わってきて私も楽しかった~♪二幕の「おかぁさーーん!」3連発は爆笑ものでした。そしてラストシーンは特別にカッコよかったです!
ピッカリング大佐役の羽場裕一さん。昼ドラ『砂時計』に出演していたので“お父さん”と呼びそうになりますが(笑)。歌はちょっと「ん?」と思ったけど演技派なので安心して見れました。
フレディ役の浦井健治さん。出番は少ないけど歌で聴かせてくれました♪『君住む街』での声の伸びの心地よかったこと!観る度に歌が上手くなってる気がするなぁ。あと、競馬場でイライザの話をニコニコしながら聞いてる表情がすごく可愛かったです。ほんとに嬉しそうなんだもん(笑)。

久々に地元での観劇でしたが、年配の方が多い客席も(S席だったから?)思っていた以上に盛り上がり楽しいひとときでした。また来てほしいなぁ、東宝ミュージカル!(←マイフェアじゃなくて?笑)


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