こんにちは。
桑原通夫です。
「日本をダメにした9人の政治家」・・
という本がベストセラーになった事がある。
著者は政治家の浜田幸一氏でした。
1993年の12月に出版された本ですが
あっという間にベストセラーとなります。
その9人の中には自分自身も含まれています。
↓
浜田幸一
中曽根康弘
竹下登
三塚博
宮沢熹一
小沢一郎
梶山静六
田辺誠
宮本顕治・・の9人です。
そして今・・日本をダメにした政治家として
小泉純一郎と竹中平蔵・・という名が
上がっています。
どうしてか?
↓
小泉総理は国民からの人気は
高かったが
小泉政権が掲げた「構造改革」が
日本をダメにした・・
というのです。
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小泉政権の最大の失敗は
構造改革だった。
↓
1985年、中曽根政権時代
アメリカの双子の赤字を解消するため
主要5カ国が招集されます・・
↓
日本からは竹下登大蔵大臣・・
そして日銀の澄田総裁が参加して
いわゆるプラザ合意が行われました。
↓
そこで為替相場が大きく変わる・・
↓
急激な円高により日本の輸出産業は
大打撃を被ります・・
↓
円高により不動産投資が活発になる・・
企業も民間もバブル景気に浮かれます。
↓
やがてバブルが崩壊・・
地価が下落し、担保割れが生じ
銀行では多くの債権が、不良債権化
しました・・
↓
時の総理大臣は小泉純一郎です・・
小泉純一郎は国民からは絶大な人気が
ありましたが、全くの経済音痴で
口先だけのリーダーだった・・というのです。
小泉政権はアメリカの言いなりでした。
↓
そして経済音痴の総理は・・アメリカかぶれの
経済学者である・・
竹中平蔵を内閣府特命担当大臣にします
↓
経済音痴の総理とアメリカかぶれの
学者である大臣という最悪コンビが誕生。
↓
バブル崩壊後
構造改革と銘打って・・
不良債権処理の断行を行います。
↓
結果としてハゲタカと呼ばれる
外資系投資銀行に
日本の資産を二束三文で売り渡す
ことになってしまいます。
↓
当時の外資系投資銀行・・通称ハゲタカは
あくどいインチキ商法で日本の資産を
根こそぎ奪ったのです。
当時の小泉政権下で権力をふるった
竹中平蔵の指示により
あろうことか、金融庁が外資系銀行の
片棒担ぎを行う羽目になった・・
ということです。
外資系投資銀行→「ハゲタカ」は、
金融庁と手を組んで
日本の銀行業界を追い詰めて行きます。
この強硬な行政改革によって・・
日本のGDPを大きく下げることに
なりました。
小泉総理は、演説がうまく
大衆を惹きつけたが、中身がなかった・・
それは息子の小泉進次郎にも
同じことが言える・・そうです。
特に経済は全くわかっていなかった・・
そこで竹中平蔵というアメリカ資本主義に
毒された経済学者を内閣に入れた・・
自民党をぶっ潰す・・と言って
総理になった小泉純一郎ですが
経済だけでなく、政治そのものが
不勉強・・で何の政策も打ち出せない。
カッコばかりでナンセンスな政治だった・・
という話です。
結局・・構造改革もアメリカからの要求を
そのまま受け入れただけ・・でした。
そしてもう一人・・
日本をダメにした総理として
名前が上がったのが、野田総理です。
東日本大震災のあと、大変な時期に
総理になった野田佳彦ですが
当初は消費税の増税よりも
行政改革が先だ・・と言っていたのに
財務省から丸め込まれてしまった・・
突然、三党合意に踏み切って
消費税を8%に上げてしまったのです。
その理由がなんと消費税と社会保障を
一体化させるため・・というのです。
東日本大震災の財源確保として・・
消費税の増税を三党合意で行った。
本来、別々に考えなければならない
社会保障と消費税を結びつけて
しまったのです。
完全に財務省の言いなりですね。
これが、さらなる円高を招き
1ドル=77円になります。
輸出産業中心の日本企業にとっては
一気に国際競争力を失っていくのです。
派遣切りの嵐が吹きまくり
日本経済がボロボロになっていきます。
日本の政治は国民民主主義でした・・
それがいつの間にか
株主資本主義(アメリカ同様)となり、
金持ち民主主義に変わって行ったのです。
そして豊かな中流が日本にいなくなった・・
格差社会が広がり、株主資本主義となり
少数が富で大多数が貧という社会に
なった・・ということです。
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