こんにちは。
桑原通夫です。
驚異的な性能と効率性で
米ウォール街を揺るがす
中国製の人工知能・・
ディープシークR1の発表を
受けて米株式市場は、
ハイテク株を中心に、急落に見舞われた・・
ということです。
ディープシークとは・・
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中国のAI・・人工知能の開発企業です。
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ディープシークR1・・を開発したのは、
1年前に創業したばかりの
スタートアップの企業です。
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R1は米オープンAIの→GTP―4、
グーグルの→ジェミニ、等に
性能が匹敵するといわれています。
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しかもごくわずかのコストで
開発された・・
とも言われています。
米国企業は近年・・
国家安全保障上の懸念を理由に
中国に対して
高性能半導体を輸出することを
規制してきました。
にも関わらずこの中国の発表は・・
米国の衝撃は大きかったようです。
ディープシークは・・
比較的性能の低いAI半導体で、
動かすという、
低コストモデルの開発に成功した・・
ことになります。
ディープシークは中国の杭州で
梁文鋒氏が設立した
スタートアップ企業です。
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2024年、12月には
LLM「DeepSeek-V3」を公開・・
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これに日本国内でも反応する
企業が出始めた。
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2025年の1月には
サイバーエージェントが
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日本語データで追加学習をしたLLMを
Hugging Face・・で公開。
※Hugging Face(ハギングフェイス)とは
AI技術のために提供されている
オープンソースプラットホームのことです。
なぜ? 今、ディープシークが
注目を集めているのか・・
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ハギングフェースで70億パラメーターの
deepseek-ai/Janus-Pro-7B・・を
MITライセンスで公開したこと。
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iiPhoneやAndroid向けに
生成AIチャットアプリ性能を高めた
大規模言語モデルdeepseek-R1・・等、
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次々とオープンソースで新サービスを
公開していることです。
この煽りを受けているのが
米エヌビディア・・などのAI企業です。
ディープシークが低コスト開発の
生成AIを発表したことを受け、
米エヌビディアなどに代表される
AI関連のハイテク銘柄の株価は急落。
一体DeepSeekという企業の正体は
何なのか・・
AIの価格破壊を引き起こした
DeepSeekは
2023年5月に浙江省杭州に設立された
AIスタートアップ企業です。
DeepSeekの最大の注目点は、
ChatGPTと遜色ないAIを数十分の1の
低価格で提供している点だ。
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パソコンのブラウザや
スマートフォンアプリで使用する場合
であればDeepSeekは無料・・
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対してChatGPTは月額20ドルである。
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またAPIについてもDeepSeekの価格は
ChatGPTの数十分の一である。
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この価格破壊力が、株式市場の
ハイテクセクターを混乱させている・・
ということです。
中でも最大の影響を受けているのが
時価総額世界首位のエヌビディア・・
ということです。
エヌビディアは、
AIに不可欠な半導体GPUを
手がけていますが
DeepSeekの価格破壊を受け、
GPU価格の下落が連想され・・
その煽りを受けてOpenAIに出資
しているマイクロソフトや
独自AI開発に巨額を投じている
メタ・プラットフォームズなどの
株価が下落した・・
ということです。
DeepSeekは、なぜここまでの
価格破壊が可能だったのか。
最も大きな要因として指摘されて
いるのは・・
開発コストの小ささです。
DeepSeek-V3の訓練費用は
558万ドル(約8.7億円)・・
一方OpenAIは、GPT-4の訓練に
1億ドル(約155億円)を投じています。
この2つを比較すれば一目瞭然です。
ディープシークによれば
このコスト差が実現したのは
訓練時間をChatGPTの10分の1まで
短縮したから・・と言っています。
しかし、それができたのは・・
ChatGPTからデータを盗用しているのでは・・
という疑いも指摘されています。
何でもありの中国ですから
そう疑われても仕方ありませんね。
最後までご覧いただきありがとうございます。