こんにちは。
桑原通夫です。
シリアは長い間、独裁政権が
続きました・・
正式な国名は、シリア・アラブ共和国
と言うそうですが、
そのシリアでは、2011年に内戦が勃発・・
ここに来て反政府勢力が勢いを増し
ついにアサド政権が崩壊しました。
シリアでは8日、反政府勢力が
首都ダマスカスに入場した。
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アサド大統領は、国から脱出しました。
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反政府勢力はこの日、テレビを通じて、
ダマスカスが解放され、
暴君・アサドは倒された・・
とのメッセージを発しました。
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アサド大統領が逃げ込んだ先は
ロシアでした。
なぜ?わずかの期間に反政府勢力に
制圧されてしまったのか・・
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アサド政権は防衛を他国である
イランやロシアに依存していた
部分が大きかった・・
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他国に防衛を依存していた
シリアの軍隊は、想像以上に
脆弱だったのです。
長い間、内戦状態が続いた
シリアですが、
アサド政権の軍隊は
イランとロシアに依存して
来ました。
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ここに来てイスラエルが
ヒズボラを攻撃したことで
イランはシリアに手薄になる・・
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ロシアもウクライナ問題で
シリアどころじゃない・・
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そこをチャンスと見た反政府側が
一気に首都を制圧してしまった・・
というのが実情のようです。
そもそもシリアは・・
半世紀近くにわたり、
独裁的な政権運営を
続けてきました。
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独裁者は、今のアサド
アサド大統領の父親でした。
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その父親が亡くなったことで、
2000年に、34歳の若さで
大統領に就任したのが、
アサド氏でした。
2011年・・アラブの春・・という
民主化運動が、中東地域の
アラブ人国家で多発します・・
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シリアでも民主化を求めるデモが
起こりましたが、そのときに
アサド政権はこれを武力弾圧したのです。
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そのことがきっかけでシリア国内は
反政府勢力との激しい内戦状態に
発展していったのです。
2014年には、内戦の混乱に乗じて
過激派組織ISが・・
イラクとシリアをまたいで、
イスラム国家の樹立宣言をします。
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これに対して、アサド政権は・・
ロシアから空爆の支援を得て
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反政府勢力やISの支配地域に
激しい攻撃を加えた・・
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ということで内戦は泥沼化
していったのです。
シリア政府軍は想像以上に脆かった・・
シリア政府軍は想像以上に脆かった・・
ほとんどが逃げる・・
あるいは撤退をする・・
という形で反政府勢力に対して
まともに戦うことが出来なかった。
日頃より、国の防衛に関しては
イランやロシアに依存していたため
本格的な戦闘に入ることすら出来ず
わずか2週間で陥落した・・
ということです。
今、世界ではトランプ氏の
再登場が決まったことで
様々な動きが出始めています。
中東情勢だけでなく
隣の韓国でも、大きく揺れていて
戦略的な状況の悪化に直面しています。
米国大統領にトランプ氏が当選した
ことで、韓国は慌てています。
トランプ氏は選挙公約で
「ウクライナでの戦争を
直ちに終わらせる」と宣言。
しかし・・ウクライナ戦争が
終息すれば、
韓国は困った状況になる・・
というのです。
というのは・・韓国は米国経由で
ウクライナに砲弾を供与していたことで
ロシアに恨まれています。
そして現在、北朝鮮はロシアとの
軍事同盟を結んでいます。
ということで、1990年の
韓ソ国交正常化により
勝ちとった戦略的な優位を
一気に失うことになります。
朝鮮半島での冷戦の復活です。
同盟国である米国は今まで韓国を
全面的にバックアップしてくれました
しかし・・トランプ政権下では
韓国は粗略に扱われる可能性が高い・・
というのです。
その理由としては・・
トランプの第1期政権の末期、
防衛分担費を出し渋る韓国に怒った
トランプ大統領は
「2期目になったら真っ先にすべての
在韓米軍を撤収する」と語っていたからです。
そして韓国は、中国との関係も悪化する
可能性が高い・・と見ています。
というのもトランプ大統領は
中国に対して、かなり厳しい姿勢に
なるだろう・・
ということで同盟国である韓国も
中国に対しては
アメリカと足並みを揃えなければ
なりません。
となると・・韓国はまさに四面楚歌状態に
なります。
日本だって盤石ではありません・・
2019年のトランプ大統領は
日米安保条約について・・
「日本が他国から攻撃されれば
アメリカは如何なる犠牲を払っても、
共に第三次世界大戦を戦うことになるが、
アメリカが攻撃されても、日本はSONYの
テレビで観ているだけだ。
何という 不平等条約だ」と発言し、
条約破棄にまで言及した・・
と報道されました。
もちろん・・日本は憲法9条が
あるため、攻撃参加はできませんが
それは日本だけの理由で・・
アメリカの同盟国は世界中で36カ国にも
及んでいますが、
このような 参戦の義務を放棄しているのは
日本だけなのです。
安倍⇔トランプ時代とちがい
石破対トランプでは
端から問題外のような気がします。
自分の国は自分で守る・・
というのが世界の常識ですね。
いつまで憲法問題を棚上げできるか・・
人類から戦争は無くならないことは
歴史が証明しています。
最後までご覧いただきありがとうございます。