ミシガンガン日記

英語が話せないのにアメリカで暮らすことになった旦那の日記

女性たちの溜息が聞こえる場所(ワシントン4日目)

2007-09-09 12:59:23 | Weblog
今日も、朝からスミソニアン巡り~。
まず向かったのは、国立自然史博物館。
ここの見所は、いろいろな動物の剥製や恐竜の化石、
そして、宝石コーナー。。。

一番有名なのは、「ホープダイヤモンド」という45カラットのブルーダイヤです。
ガイドブックによると、ルイ14世から始まって世界の王様やお金持ちの手を渡り歩いて
今はスミソニアンにあるそうです。
その展示ブースの周りは、2重3重の人垣ができて女性たちの溜息が聞こえる場所。。。
と、ガイドには書いてありました。
どんなんなのかな~?と楽しみにして行くと、、、
意外と人がいない、っていうか全然いないんですけど~、警備員も1人だけだし。。。
ということで、妻とすぐ近くでじっくり見ることができました~。それが今日の写真。
妻も、うわ~、とか、はあ~、とか言ってました。
確かにダイヤは男性から見ても綺麗だけど、たぶん女性にはもっと違って見えるのでしょう。

他にも、マリー・アントワネットが夫のルイ16世から送られたダイヤのイアリングや
ナポレオンが奥さんに送ったダイヤの散りばめられたティアラや
世界最大の127カラットのダイヤや
世界最大の138カラットのルビーや
世界最大の330カラットのサファイアなどなど
世界最大と付くものがこれでもか!ってくらいありました。
そして、、、あちらこちらから女性たちの溜息が聞こえてきて
こっちも世界最大?

まあ、個人的にはこの博物館の目的は恐竜の化石だったんだけどね。
でもアメリカへ来てからというもの、日本では珍しい巨大恐竜の化石も結構見ているので
思ったよりも感動しなかったかな~。大分、目が肥えてきています。
でも、ここの博物館の哺乳類の剥製の展示の仕方は、他の博物館と違っていておもいろかったです。
例えば、ライオンがバッファローを襲っている状態の剥製とか
トラがジャンプしている状態の剥製とか、とても躍動感や臨場感がある展示でした。

昼ご飯は、デュポンサークルという
ワシントンっ子に人気の地域で中華を食べました。
日本食とか中華はとても満足感があります。
近くに座っていた、日本人の家族づれの奥様も
同じようなことを力説していました。。。

さて、その後はフィリップス・コレクションという美術館へ。
ここにも、ピカソやゴッホなどの作品があります。
一番有名なのは、ルノワールの「舟遊びの昼食」という作品で
これもカレンダーやたぶん美術の教科書なんかでも見たことがあると思います。
この絵の前に座って休憩していると、楽しい会話が聞こえてきそうです。
なんちゃって。

その後は、地下鉄に乗ってアーリントン墓地へ。
ここには、ジョン・F・ケネディのお墓などがあります。
墓地といっても、日本のお墓と違って芝生の上に白いシンプルな墓石が
置いてあるだけなので、公園みたいな雰囲気です。
JFKのお墓も、観光シーズンには人がいっぱいいるらしいのですが
この日は、私たち以外は2人しかおらず、まさにお墓参りの雰囲気でした。
とりあえず、合掌。
そして、無名戦士の墓へ。
ここはアメリカが関与したいろいろな戦争で
身元が確認できなかった戦死者が埋葬されているところです。
ここには、衛兵がいて365日24時間警護していました。
30分に一度、衛兵の交代式があり、それが有名らしいので見てみました。
こういう儀式は、形式が大事だということなんだろうけど、
確かにこういう一見進歩した世の中で、形式を大事にするっていうのも大切かな、と思ったのでした。

そして夜は、リンカーン記念館へ。
ここは、映画フォレスト・ガンプで有名なところです。
リンカーン像は思っていた以上に大きく、まるで奈良の大仏(アメリカ版)。
静粛に!と書いてあるのに、観光客でにぎわってました。。。

夕飯は再び、デュポンサークルへ。
そこで日本料理屋さんへ行きました。
ガイドブックには、料理と違い店の雰囲気は日本を感じさせない。
と書いてあり、どういうこと?
と思いましたが、店内は薄暗く、青や赤の照明で
ソファも白の革張りで、ホストクラブみたいな雰囲気です。
でも出てくる料理は、普通の寿司とかちょっと手の込んだ和食。。。
日本っぽくない、と書いてあったけれど
私にとっては、独身の時によく連れて行ってもらったクラブの雰囲気に似ていたので
なんか日本に帰ってきた気分になったのでした。落ち着く~。