★取扱注意:(そこそこ)長いですよ!
それでは、"後編"を書き始めます("前編"はコチラ)。
いよいよ列車の到着時刻となり、プラットホームのアチラコチラで思い思いに座っていた乗客がゴソゴソと
動き出しました。線路内は勿論立ち入り禁止のはずですが、プラットホームが低く、線路との物理的/
心理的距離はあまり遠くなく、列車さえ走っていなければ向かいのホームに行くのに線路上を渡るのも
お構い無しです。ディーゼルカーや客車が全盛期だった頃の日本でも、プラットホームが低く、列車の
方にデッキが有るという構造でしたね。

…と、駅員氏がホームに立ちましたが、お顔の向きが BANGKOK駅 の方向です。という事は列車は
BANGKOK駅 の方向からやって来てここで折り返すんでしょうか?

そしてディーゼル機関車に引かれた客車(意外と長大編成!)がノロリノロリと入って来て、駅舎本屋側
のホームを①番線とすると、別ホームの向かい側(③番線)に停車しました。




乗客は、デッキをよじ登る様にして乗車します。

駅員氏が①番線ホームに移り、今度は BANGKOK駅 の方向にお尻を向けて旗をかざし、その腕の
向こうから、対向列車がやって来るのが見えます。この対向列車が私が乗る予定の BANGKOK行き
なんでしょう。どうやら、この駅で行き違いをする様です。

何だか、自分がとてもハイになって来るのが解りましたが、このブログをご覧の皆様は如何ですか?

2列車並びの写真も撮りたかったのですが、いつ動き出すのかも判らず、放送や発車ベルなんかをアテ
に出来る訳も無いので、そそくさと列車に乗り込む事と致します。
車内は まぁこんな感じで、板張りのクロスシートが並んでいます。乗客はこれで多いのか少ないのか?
90%前後の着席率です。ニスの程好いテカリがイイですね。


そして列車が走り出しましたが、時速は 40~50㎞/h といったところでしょうか? しかし、こんな感じで
デッキに掴まっていると、結構スリルが有るはずです。これも、子供の頃に福知山線なんかで出来た事
なんですけどねぇ。流石に事故防止の為という事で、50系客車では自動ドアが採用された訳ですが。

…と、、、
車窓の景色が一変。列車はバンコク市民の生活の場、その軒先を駆け抜ける様に走ります。

…で、こんなところで臨時停車?・・・いや、必ずしも"臨時"ではなさそうで、路線図には載っていない、
正真正銘の"生活路線の駅"なんですね。


そして列車はまた、軒先を駆け抜けます。これは乗っている側から見るよりも、下で見ている方がスリル
満点でしょうねー。いやはや、走る、走る、走る~っ!!!!!


車輌を前から後ろに移動してみましょう。後ろの方に繋がれているのは、ビニール張りのクロスシートが
並ぶ、比較的新しい車輌の様です…… ま、新しいといっても、何なのですが。。。


そして最後尾のドアも開け放たれて、こんな感じに。懐かしいなぁ、この雰囲気。

それにしても、線路と一般庶民というか、"生活"との敷居があまりにも低いですねぇ~。

そしてまた軒先をかすめる様に…;

"庶民の生活" をかすめる様に…;


いやはや、ホントは"前編"と'後編"の2本だけで収めるつもりでしたが、何かこの辺で既にお腹一杯に
なってしまいました。別にモッタイ振るつもりは無いんですが、予定を変更して"中編(←注:ナカ編じゃぁ
ないよ!)"として、ここで一旦UP致します。
果たして、"異国へと嫁いだ、好きだった女性"とは再会出来たのでしょうか? 次回をお楽しみにーっ!
Michael.