菅平から降りた日はそのまま上田駅前のホテルに宿泊し、翌朝(8/23・金)は、長野県→山梨県→東京都…
というルートで上って(土地の標高としては下って?)参りました。 しかし、この日はあいにくの雨模様。これからの
ルート、お天気が好ければ 清々しい高原鉄道の気分を満喫出来るはずだったので、ちょっとテンションは下がり
気味…



[第1走"車"] しなの鉄道 / 上 田(09:04)⇒小 諸(09:24)
・普 通 / 列車番号: 2628M
・乗車車輌番号: クモハ115-1040

やって来たのは、JR東日本から譲渡され、塗装未更新のままの115系。嬉しい事に、車内の座席やモケット
の仕様がJR…いや、国鉄時代のまんまで、一旦下がったテンションも、幾分快復気味に…



小諸駅に到着しました。

しなの鉄道/小諸駅はJRとの共同駅ですが、信越本線を基盤とする しなの鉄道 に対し、JR線としての残って
いるのは支線である小海線ゆえ、駅全体の運営はしなの鉄道の支配下に在る様です。


それでも、JR小海線のホームには「それ也に頑張った」感の在るイラスト案内ボード。

[第2走"車"] JR東日本(小海線) / 小 諸(09:58)⇒小淵沢(12:24)
・普 通 / 列車番号: 228D
・乗車車輌番号: キハE200-1

この車輌(キハE200形)は、世界で初めてハイブリッドシステムを搭載し、営業開始した世界初の鉄道車輌
("1番シバリ" その⑬)。


2008年に"ローレル賞"を受賞。


途中の佐久平駅は長野新幹線との乗り換え駅ですが、新幹線は地上駅、小海線が高架駅となっています。
在来線が新幹線をオーバークロスする駅というは珍しいです(他に事例を知らないんですが)。


ハイブリッド式の車輌は高原の線路を軽快に進み、標高を稼いで行きますが、道中、この路線名の由来でも
ある小海駅、そして海尻駅、更に佐久海ノ口駅と、駅名に"海"の文字が含まれるのは何故なんでしょうか?
不思議ですね。


お天気さえ好ければ、息を呑む程の絶景なんでしょうけどねぇ…。

そして、列車はお馴染みの野辺山駅に到着しました。

「JR線(…てか一般の鉄道線)で最も標高の高い駅」という事で有名ですね("1番シバリ" その⑭)


という事は必然的に、ここで働く駅員さんは、「JR線(…というか一般の鉄道線)で最も標高の高い駅に勤務
する駅員さん」という事になる訳です("1番シバリ" その⑮)。

尚、"駅"ではなく"線路"としての最高地点は、小海駅を小淵沢方面に出て直ぐの"踏み切り"の地点なんだ
そうです("1番シバリ" その⑯)。

そんな訳で、2時間半弱の「高原鉄道の旅」を終え、列車は中央東線/小淵沢駅に到着です。

因みに、小諸駅はJR東日本としては駅員無配置駅で、長距離切符を販売出来る窓口が無く、東京迄の
乗車券を車内で買い求めました。車内補充券の発行も至ってシンプルになったものですが、こんなスーパーの
レシートみたいにペンペラペンの紙でも、「3日間有効=特定区間内を除いて途中下車も可能」と、それ也に
イッパシの効力を持っている訳です。

小淵沢駅にて約40分の待ち合わせの間に 昼食(駅弁)やお土産を買い込み、ホームの待合室で缶ビール
を呑み乍らひと休みしておりますと、松本方より、次に乗車予定の普通電車が入線して参りました。


[第3走"車"] JR東日本(中央東線) / 小淵沢(13:10)⇒甲 府(13:49)
・普 通 / 列車番号: 440M
・乗車車輌番号: モハ114-1011



甲府で更に上り普通電車に乗り継ぎ、東を目指します。
[第4走"車"] JR東日本(中央東線) / 甲 府(13:52)⇒日 野(15:48)
・普 通 / 列車番号: 552M
・乗車車輌番号: モハ114-1129

途中、特急"あずさ"や"かいじ"に、何度か追い抜かれます。

県名と同じ地名を名乗るも、県庁所在地の名誉を甲府市に譲る、山梨市。ちょっと不憫かな?

ところで、甲府からの乗った"552M"の終点は立川駅ですが、1つ手前の日野駅で後続の"中央快速"に
乗り換えます。これは立川駅では"552M"の到着ホームと"中央快速"の発車ホームが異なり、僅か2分程
の乗り継ぎ時間に、階段を上り下りせねばならないからです。よって「"中央快速"にお乗り継ぎのお客様は、
日野駅でのお乗換えが便利です」の様な車内アナウンスが有る訳ですが、こういう時、つくづく日本の鉄道
って素晴らしいなぁと、誇りに思う瞬間なんですね。


[第5走"車"] JR東日本(中央東線) / 日 野(15:51)⇒新 宿(16:32)
・快 速 / 列車番号: 1568T
・乗車車輌番号: モハE233-436



[第6走"車"] JR東日本(山手線) / 新 宿(16:38)⇒田 端(16:57)
・快 速 / 列車番号: 1643G
・乗車車輌番号: 記録無し

さて今回、東京での宿泊先としたのが、"ホテルメッツ田端"。「訳有りなので安い」という触れ込みでしたが、
部屋の窓からは引込み線をひっきり無しに行き来する新幹線、そして貨物列車を眺める事が出来まして、
なんのなんの、凄くお値打ちな気分で極めて快適に宿泊出来ました。


Michael.