ヨーロッパ人としての夏は、これでお仕舞い。帰国すれば、もうこんなにゆったりとした休暇はもてないでしょう。
日本では、こんなに大変なのに羨ましいなあ、と言う声をちらりほらりと耳にしますが、これが「成熟した」ヨーロッパの習慣です。バカンス無しでは、人は労働意欲を、ここでは持てません。
でも、旅行は、日本と比べると格安ですね。もし、箱根か有馬温泉で、二週間休暇をするといくらかかるのでしょうか?ヨーロッパでは、長期のバカンスを前提に、それに対応するインフラが完備しています。
カナリア諸島なら、シーズンオフで七日間、航空運賃、ホテル代(朝食、夕食込み)をあわせて、日本円で5万円位、シーズンで三割り増し位でしょうか。
日本は、何でも高すぎますね。
今回は、スイスに行って来ました。パラケルズスの逗留した村に泊まったり、シルスマリアで、ニーチェを偲び、サンモーリッツで、セガンティーニ美術館を訪れたりして(これで三度目、毎回陳列が変わっています)、山を歩き、渓谷を行き、そして、ヘルマン・ヘッセが生涯を終えた村、モンタニョーラを訪れました。ここの村の墓地で、ヘッセの墓参りをすると、フーゴ・バルとブルーノ・ヴァルターの墓を発見。意義深いヨーロッパ最後のバカンスでありました。
でも、スイスの物価はやはり高いですね。日本並みかも。そこで、予定を一日切り上げて、昨夜、約8時間運転して帰宅しました。走行距離は、全過程で約2000㎞。疲れました、さすがに。
詳しくはまたブログで紹介いたします。お楽しみに。
しかし、暑かった。ドイツも連日35度前後の暑さだったとか。またまた日焼けしました。
今日と明日、自宅で休養して、21日からこれでもかと忙しくなります。帰国準備も含めて、慌ただしい日々の始まりです。
ブログランキング投票ボタンです。
コメント一覧
小林直生
小径(こみち)
最新の画像もっと見る
最近の「小林直生の動向と近況」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 21世紀の人智学(108)
- 我が蔵書(6)
- ヨーロッパ精神史研究所より(336)
- ブログ生声版(5)
- 3・11東日本大震災と福島原発事故(1245)
- つぶやきの泉(424)
- ドイッチェ・ムズィーク・ドイツの音楽(24)
- 日本を外から見ると (21)
- 新・中東ヨルダン王国を行く(21)
- 素晴らしい鉱物の世界(50)
- 中東ヨルダン王国を行く(16)
- 日記(18)
- 漫遊写真館(173)
- ドイツ名言珍言集(17)
- ノンジャンル(803)
- 不定期な日誌(128)
- 知っていた?ルドルフ・シュタイナーのこんな事あんな事(8)
- 小林直生の動向と近況(286)
- ドイツの美味と不味(14)
- ドイツ紀行(39)
- 旅行(0)
- グルメ(0)
バックナンバー
人気記事