みかえる族の漫遊記 ~小林直生ブログ~

ミュンスター赴任

 ボーフムから車でアウトバーンを北上して約一時間の所に、古い大学町で、重厚な歴史のある古都ミュンスターがある。人口は約八万人、そのうちの二万人が学生だ。以前、アメリカの或る調査機関が、世界中の都市を対象に、生活する上で最も好ましい所は何処かと調査、するとここミュンスターが選ばれた。本当に美しい町である。

 ここには古くからキリスト者共同体があるが、今年の九月から私はここの集会をも担当することとなった。今73歳になる司祭がここで働いているが、引退が決まっており、後継者を探していた。が、司祭不足のドイツ、誰もいない。そこで私のところに話が来た。隔週で金曜の夜に講演会などの催し物を行い、土曜日の朝に人間聖化式、その後、堅生式の準備授業や司牧活動を行い、夜にボーフムに戻り、日曜日はボーフム集会でいつも通りの仕事をこなす、というのが九月からの私の活動となる。

 今までは日曜日に人間聖化式が執り行われていたミュンスター集会だが、それが不可能になる。言ってみれば「支部」になってしまったというわけだ。気の毒だが致し方ない。2009年の九月までの一年だけ、ということで引き受けた。しかしクリスマスだけは
ちゃんと深夜からクリスマス聖化式が執り行われる事になった。私が一人で全部、ということ。

 先日ここで講演をしてきたが、とても暖かな集会であった。私のケルン時代から親しくしている成員もいて仕事に困難はないだろう。

 クリスマスをドイツで過ごしたい方、大歓迎です。どうぞいらして下さい。詳しくはまた連絡いたします。
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