昨年の12月には、カナリア諸島最東端の島、ランザローテへ行って来ましたが、今回も、ヨーロッパ人定番の安価なツアーを「ラストミニッツ」で探しました。カナリア諸島は、スペイン人のみならず、ヨーロッパ人にとっての「沖縄」のような感覚の島です。日本人には、あまり馴染みがありませんが、ドイツ人、オランダ人にとっては、とてもポピュラーなバケーション・スポットであります。
まずは、デュッセルドルフから飛び立ち、約4時間の空の旅を堪能いたしました。
ヨーロッパ大陸を離れ、いよいよ北大西洋に入ります。眼下は、ポルトガルの首都リサボンです。
ラ・パルマ島の空港に着き、送迎バスでホテルに向かったのですが、無線で呼び戻され、また空港へ。「豚インフルエンザ」の疑惑ありとして、約1時間「監禁」されました。もうとっくに、タクシーや、レンタカーでどこかへ消えてしまった人も大勢いるのに、これはどうしたことでしょう。
こういう時は、ドイツ人は、しごく冷静です。文句は言いますが、静かに結果待ち。結果は、皆「放免」でした。
ホテルのレストランで、美味しい魚料理を食べた後、海岸を散歩。夜の9時頃の明るさがこれ。むこうの町は、サンタクルスです。
まあ、こんな感じで、元気にやっております。日焼け前の「使用前」状態であります。とは言っても、ヨルダンでの日焼けはまだまだ残っています。
そして、この日の夜、23時頃に山火事が発生。すぐ隣の村の山林が燃え始めました。原因は、花火ではないかとのこと。とにかく、ここ数日、ラ・パルマ島は、サハラ砂漠からの熱風によって猛暑が続き、昨日は53度まで気温が上がったそうです。そんなカラカラに乾燥した所で、花火をする人の気が知れません。
翌朝、空を見ると、山火事の煙が・・・これは、雲ではありません。
テレビで見た、山火事の模様です。4000人が避難し、数軒の家が燃え、山羊が、数十頭焼け死んだそうですが、人的被害はありませんでした。この火事は、三日後にほぼ鎮火しました。
隣の村は、山火事で大変、少し、後ろめたい気持ちで、でも、翌日、海水浴はいたしました。
豚インフルエンザと山火事で始まったバカンス、でもそれは最初だけのことで、後は、とても素晴らしく感動的な島の旅となりました。
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