みかえる族の漫遊記 ~小林直生ブログ~

オカルト・パンチ18・ヨハネ福音書


新約聖書には、数多ある福音書から四冊が、選ばれている。

偶然ではなく、霊的な必然性から、この四福音書が選ばれた。

マタイ福音書は、山の麓の高さから、イエス・キリストの存在を見ている。

マルコは、中腹から、そして、ルカは、山頂から、イエス・キリストの真姿を、眺めるように記述されていると言う。

さらに、ルドルフ・シュタイナーは、ヨハネ福音書は、鷲のように、イエス・キリストの本質を、空から見据えていると語る。

そして、ヨハネ福音書のイエス・キリストのコトバは、その当時の、肉声通りに記録されていると言っている。

二千年以上前に、イエス・キリストが、どのように話していたのかが、伝えられている。

今でも、キリストは、語り続けているのだが、その話し声を聴くためには、ヨハネ福音書がその導きとなる。

キリストを観るためには、ルドルフ・シュタイナーが彫刻した「人間の典型」のキリストの顔を凝視すると良い。

ルドルフ・シュタイナーによれば、この木彫は、今も変わらぬキリストの姿そのままだと言う。

姿が見えるようになれば、次に声が聴こえるようになる。

「霊視」の次には、必然的に「霊聴」が続くのである。

故に、木彫「人間の典型」は、人智学上最高の「行」である。











    ルドルフ・シュタイナー作「人間の典型」
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