おまけに、北海道は札幌生まれのせいか、私は学生時代、東京で随分と苦労をしたものです。東京の男性の言葉がみな「オネエ」言葉に聞こえ、本音を口に出さない「風習」には、驚いたものです。
なんせ、北海道弁には、「尊敬語」や「丁寧語」と言ったものはほとんど無く、男女の言葉にもそんなに大きな差はありません。ドイツ語にも、丁寧な言い方はありますが、基本的には、北海道弁と同じです。
ドイツ語でゴミを捨てることを、wegwerfen すなわち「ゴミを投げる」と言いますが、北海道弁でも同様にゴミを投げると言います。
北海道では、「今日は暖かいんでないかい」と言えば、「今日は暑いね」とほぼ同義語ですが、ドイツでも「暑い」ことを、warm すなわち「暖かい」と言いますね。
ドイツ語の起源は、もしかして、北海道弁ではないかと思うくらい、時々ではありますが、似ているところがあります。
以前シュトゥットガルトに住んでいた時、日本からある女性が私を訪ねて来て、街を案内していると、こう言ったものです。
「うわー、小林さん、ここは外人だらけですね!」
すかさず、私は答えたものです。
「ここで外人はあなたですよ」
この気持ち、今はよく分かります。池袋、東京、大阪、札幌を歩いていて、「うわー!外人だらけだ!!」と心の中で叫んでしまいました。
私も、脚の長さが生まれつき左右違うので、変な歩き方をしますが、でも、やはり、ドイツ人と比べると、日本人の歩き方はなんか変だなあ。まだ、靴を履いて歩くことに慣れていないみたいです。草鞋とか雪駄とか、下駄を履くと決まるのかもしれません。
それに、どこへ行っても、特にシュタイナー系の施設に行くと、皆、汚い靴をはいていて、おまけに靴ベラというものがありませんね。スニーカーを靴紐を締め直さなくともいい状態で、ユルユルに履いているみたいな人が多いですね。
革靴をキチッと履く文化はまだ定着していないのでしょうか。
ドイツ人が嫌がることのひとつに、「摺足(すりあし)」がありますが、基本的に畳の上を歩くことに慣れた日本人は、革靴を履いて摺足で歩くことが多いようです。これは、もしドイツやヨーロッパに行かれるようなことがあれば、やめた方が良いでしょう。
それから、歩いていて、意味不明に急に立ち止まる人が多いのにもびっくりではあります。
日系ドイツ人は見た!これにてスタートであります。
ブログランキング投票ボタンです。どうぞよろしくお願いいたします。
コメント一覧
小林直生
ユーカリ
小林直生
Paula
小林直生
chiko
最新の画像もっと見る
最近の「日本を外から見ると 」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 21世紀の人智学(108)
- 我が蔵書(6)
- ヨーロッパ精神史研究所より(336)
- ブログ生声版(5)
- 3・11東日本大震災と福島原発事故(1245)
- つぶやきの泉(424)
- ドイッチェ・ムズィーク・ドイツの音楽(24)
- 日本を外から見ると (21)
- 新・中東ヨルダン王国を行く(21)
- 素晴らしい鉱物の世界(50)
- 中東ヨルダン王国を行く(16)
- 日記(18)
- 漫遊写真館(173)
- ドイツ名言珍言集(17)
- ノンジャンル(803)
- 不定期な日誌(128)
- 知っていた?ルドルフ・シュタイナーのこんな事あんな事(8)
- 小林直生の動向と近況(286)
- ドイツの美味と不味(14)
- ドイツ紀行(39)
- 旅行(0)
- グルメ(0)
バックナンバー
人気記事