New Englandのあれこれ

北米東海岸の街ボストンを中心に、ニューイングランドの素敵を写真でご紹介します。

美味しい食材シリーズ2

2013-09-27 12:19:36 | グルメ
本日は、
もう一軒のボストンの魚屋さんの
ご紹介です。
日本人社会に新鮮な魚を提供し続ける
Courthouse Fish Marketです。
(ホームページはありません。)

入り口です。



こちらも所狭しと、新鮮なお魚が。



先日伺った時に、
小アジを揚げていたので、

"Is this 鯵 good for 刺身?"
このアジは刺身でもいい?と聞くと、
"Not this.
Good 鯵 刺身 coming in on Wednesday . Come back on Wednesday"
水曜に入るから、その日に来いと
言われました。

日本語と英語とチャンポンで面白い。

それで水曜日に行き、小アジ買うと、
ワタを取ってくれました。



鮭も買って、スマイル!



楽しいお買い物でした。



帰宅後、お刺身準備開始です。
以前、伊豆の海女さんから
教えてもらった、魚の開き方。



今日は、大葉も買ってあります。



とっても幸せ。



美味しい食材シリーズ1

2013-09-24 16:55:55 | グルメ
ボストン滞在の日本人に、なが~く愛され続けているお魚屋さんがあります。
本日うかがったのは、その内の1件「ニューディール・フィッシュマーケット」です。
1928年から続く、家族経営のお店だそうです。



こちらがオーナーのサルさんです。



今は少ないけれど以前は沢山いた日本人家族の為に、
日本人好みの魚情報を沢山習得されたそうです。

「エンガワ」「モンゴウイカ」なんて日本語を使って説明してくれます。
「サシミ」にはどの魚が今日はいいかも教えてくれました。

だから店内には、お酢やお醤油、わけぎにコシヒカリまで置いてあります。



お魚はどれも新鮮で、ショーケースの中のカニなんて、勝手に歩いてどこかに行ってしまいました(笑)。



この左端の入れ物の中身は、なんと!イクラでした!



イクラは手が出ませんでしたが、お刺身用鮭をゲットしました。

スタッフの方が「皮を剥こうか?」というので「お願い!」と答え、
皮も持って帰りたいと伝えると、「もちろんわかっているよ。」と応えてくれました。
皮の塩焼きが美味しいと、ご存知でした。(流石

中でサササッと処理してくれます。



急いでうちに帰り、早速調理です。
大きな切り身を小さく切って、




半分はお刺身に。



そして残りの半分は塩付けにして、明日からランチは塩鮭おにぎり



皮も塩付けにして、おにぎりと一緒にお茶付けにして食べると、とても美味しいです。
で、玄米おにぎりの完成。



ボストンは、新鮮な食べ物がいっぱい!

ケープ・コッドの素敵なお店1

2013-09-20 12:37:55 | 観光
前回このブログでご紹介したプロビンスタウンは、
ケープの中でもアッパー・ケープ・コッドと呼ばれるエリアにあります。

本日ご紹介するお店は、ボストンから車で1時間ちょっとの
ロウアー・ケープ・コッドもしくはミッド・ケープと呼ばれる位置にある
ヤーマス・ポート(Yarmouoth Port)にあります。



お店の名前は、ハーベスト・オブ・バーンズテーブル(Harvest of Barnstable)という、
ホームデコアのお店です。
ケープ自慢の美しいビーチや、ケープコディアン(地元の人々)好みのいい色合いを出しています。

何年も前から、お店のHPをチェックしていたのですが、この度初めてお邪魔してみました。

入り口です。



入り口脇の大きな窓から射し込む光にあわせるように、沢山の貝殻が並んでいました。





そのお隣にはキャンドルが。



お店の奥には、クリスマスのオーナメントが沢山飾ってありました。



その脇にはこんな癒しが。。



もう1軒、同じ敷地にあります。





意味は無いです。あまり空がきれいだったので。



入り口です。



こちらは、完全に秋とクリスマスをテーマにしていました。











なんだかお店のカタログのようになってしましました。。。
お店の方々もとても感じがよく、なんと、今年は30周年記念だそうです。
しばらく通うことになりそうです。





ボストン ノース・エンドの入り口

2013-09-16 14:27:07 | 日記

本日はカメラマンのジェイミーと、ボストンのイタリア人街「ノース・エンド」で打ち合わせです。

彼は隣町のアイルランド系の住む「サウス・エンド」出身です。
地元の貧困層の子供たちに映像製作を指導もしている
やさしい気のいいボストニアンです。



ノース・エンドの歴史は旧く、
19世紀後半に入植を始めたイタリア人達によって作られた街で、
ベーカリーをはじめとした数多くのおいしいレストランが集まっています。

ジェイミーの住むサウス・エンドやバック・ベイと隣り合う、
ボストンを代表する旧き良き煉瓦の街並です。

北先端部分がノース・エンドで、南西にレッドソックスのフェンウェイパーク球場があります。



駐車場代が高いので、電車で移動します。
郊外に在住なので、コミュータ・レイルという通勤用の電車に乗ります。
切符は車内で車掌さんとのおしゃべりを楽しみながら購入します。
因みにこの列車はフリーワイファイ(無料インターネット無線)が常設です:)



終点のサウス・ステーション。

全米からカナダまで網羅するアムトラックや多方面へのコミュータ・レイルの発着駅です。
通勤時間は新宿駅のようになります。




時間があったので、駅の構内でランチにしました。
ボストンに本拠地を置くオーボンパンのサンドイッチです。
お値段も手ごろで、おいしいです。



ここからは「T」と呼ばれるボストン市内を走る地下鉄の、レッドラインに乗ります。



隣駅のダウンタウン・クロッシングで、今度はオレンジラインに乗り換えます。

「T」は少しオンボロで、線路には小さな白いねずみが走ったりします。
でもまだホームに出現したところは観たことがないです。ホッ。

暑い日はこの様に扇風機が並び、ちょっと、とほほな、生ぬるい風が送られます。



ノース・エンド直近の駅、ヘイ・マーケットにつきました。



駅を出て大きな道を渡ると、ノース・エンドの街並みが見えます。




脇道って、いいですよねぇ~。ほれぼれ。



こんなレストランや、



あんなレストランが所狭しと並んでいます。



その脇にはアパートが並びます。



入り口はこんな感じです。

 

柵の奥は深い。。



小道を抜けると、目抜き通りのハノバーストリートに出ます。

こんな素敵なシガーのお店。

 

その隣のビットリア・カフェが本日の目的地です。





ジェイミーは愛車のスクーターで登場です。
彼と初めて会った数年前に弊社代表と遊んだ、思い出の1台です。



別れ際に勧められたのは、ビットリア・カフェのお隣にあるMike's Pastry



休日には外まで人の列が溢れるそうです。平日でもこの混み様でした。



クロアッサンを買いましたが、パンの美味しくないアメリカで、ここは天使のように救いになりそうです。

全米最大の口コミサイトYelpで、2216人の人が評価をして4つ星なのも頷けます。



メイン州ポートランドのロブスター

2013-09-03 12:05:26 | 観光
では、そろろと本格的に、ニューイングランドの素敵をお届けして参ります!

ニューイングランドといえばシーフードが有名ですが、
今回は、クラムチャウダーやスティーマーの親分、ロブスターを中心にご紹介していきます!

ということで、行き先は、ロブスターのブランドにもなっているメイン州です。
ボストンのスーパーで仕入先がメイン州のときは、’メインロブスター’とサインを掲げます。
殻に身がしっかりと入っており、他州のものと比べて、甘みが強く歯ごたえがあります。

地図で観ると、北米のちょうど右上端の角っこの州で、



カナダとの国境で、ニューハンプシャー州のお隣に位置します。



ニューイングランドの中でも最北端で最東端であるため、州の1辺は海に面しており、
岩場の続く海岸線の距離は400キロに及びます。
海岸の形状や海水温度の低さから、おいしいロブスターで有名です。

上質のロブスターを守る為に、漁師と州が一体となって働いています。
州ではロブスター漁に規制を掛け、管理する事で、
良質の漁を次世代へと繋げていく努力を、長いスパンを持って監視しています。
漁師はその規制に誇りを持って日々の仕事に向き合っています

メイン州でロブスターの漁師になるには、州発行のライセンスが必要です。
200日の船上研修と、2年間のクラスの受講が義務付けられています。
コースを終了すると、ようやく、ウェイティングリストに載れるのですが、
そのリストも24人までですから、タイミングが悪ければ、リストに載ること自体を待つことになります。
リストに載れると、次はライセンスの空きを待ちます。
既存のライセンス保持者のうち3人がライセンスを返上し、始めて1人に新規発行が認められます。
しかも漁は夏場に限られるので、時間を掛けて手に入れる、大変貴重なライセンスとなります。

ライセンスを得た後は、ボートやワナを個人で所有します。
組合や会社でライセンスを所有し、そこに所属する事で漁ができるといったシステムはありません。
個人の責任が重大ですので、その分、’俺の船’という意識が高まるそうです。

海岸線は7区画に分けられ、それぞれの生態系が管理されており、
漁師には、その区画に応じた個数のワナのみが許可されます。
配給されるタグのついていないワナは、違反とみなされ、処罰を受けます。

メインの漁師さんは、自分の仕事に誇りを持った、活力に溢れる男らしい、優しい人たちです。

話を食材へと進めます。

州都はポートランドで、ボストンからは車で2時間弱。
ちかい。。。

港町のポートランドには、運河があり、



カモメがいて、



夏の終わりを人々が惜しんでいました。



そして、ここにも、



あそこにも、ロブスターが溢れています。



なかでも安くて新鮮なお店はここ、アルフィエロファミリーの店
1969年に父親のベンが立ち上げ、現在は3人の息子達が運営しています。



この店は、メインストリートから港に向かう脇道にあり、



お向かいにはこんな時代を感じさせるバーもあります。



お店はこんな感じです。
入り口。



中に入ると、右にお魚を中心としたショウケースがあり、



左は新鮮な貝とロブスターです。
まずはロブスターの生簀。



そして、産地毎のカキなどの貝たち(こちらは自分で袋詰めします)。



ロブスターの価格表。



お店の人が、この日の特大ロブスターを見せてくれました。



クッキング方法も教えてくれます。



で、2時間掛けてお家に戻り、早速蒸します。





アイ~ン。



出来上がり。素材がおいしいので、何もせずにこのまま溶かしバターで頂きます。



〆て、$18で3人前の夕飯となりました!!
次回はクラムチャウダーにも挑戦してみます。