New Englandのあれこれ

北米東海岸の街ボストンを中心に、ニューイングランドの素敵を写真でご紹介します。

ホビット 竜に奪われた王国

2013-12-31 00:13:02 | 映画
”ホビット 竜に奪われた王国”も、賛否両論取り巻きながらも快進撃を繰り広げています。

今週末も1位に輝き、これで、3週末連続1位の記録を作りました。
因みに2013年においてのこの記録は、”ゼロ グラビティ”のみだそうです。

この週末だけで3千万ドルを売上、3週のトータルで1.9億ドルの興収を獲得しました。
海外での収益も4.23億ドルと好調で、国内外合わせて6.14億ドルとなりました。
これは、2月に公開予定の日本と中国が入っていないことから、
最終的な数字には、大きな期待がこめられています。

ロッテントマトの評は、批評家74%で観客86%と少し低めです。
もともと短い原作の”ホビットの冒険”を、3部作に膨らませたことに対しての不安定さはありましたので、
1作目の”ホビット 思いがけない冒険”に少々ガッカリしたファンも多かったようです。
それが、今回の作品は、”ちょっと、面白くなってきてない??!!”と観客をぐっと引き戻した感があります。

映画館で見た時の事です。

並んでいる時間から、席について上映が始まるまでの間、ズ~~~ット、皆さん語られていました。
いごこちのいい我が家に帰ってきた嬉しさや懐かしさを共有し、
和気合いあいと始まった会場の雰囲気に”家の馬鹿息子が”的な愛情で、
多分、また今度もそんなに面白くないんでしょうね。と、気を抜いていたのです。
映画が始まっても要所要所でささやき声が。

でもそれも、ほんの最初だけ。
しばらくすると、皆さん我を忘れるかのようにシ~ンとなり、
会場全体の空気が画面に吸い込まれていきました。

映画終了時には、
”あら?!終わり?続き?!やだ、もっと見せて!”とのため息が会場中に漏れました。
観客のあんな反応は、今まだかつて見たことがありません。

そして、やはり皆さん語りながら帰られました。

この映画の凄さはここですよね。
製作自体を皆さんが愛している。
”3D IMAX ジョーダンズ姉妹店”にも書きましたが、中つ国は中つ国であって、ニュージーランドである。
と言うことですね。

こんなにファンと作品を共有できる映画は、そう無いですよね。
やっぱり、いいなぁ。


ハンガーゲーム2

2013-12-29 13:26:01 | 映画
ハンガーゲーム2が快進撃を繰り広げているので御紹介です。

2013年の最後に追い上げをかけたのが、ハンガーゲーム2。
公開一月あまりで2013年高収益映画第二位に。
因みに1位は、言わずと知れたアイアンマン3でした。

アイアンマン3は、米国内で4.09億ドルですが、国外で8.06億ドルを超える興行収益記録を残しており
ダントツトップで1位に君臨しています。

ハンガーゲーム2は公開5.4週で、前作の国内外の合計6.9億ドル(24週)を既に上回り、
国内外合わせて7.85億ドルを記録しています。

映画の予告です。

映画評の載っているRotten Tomatoesでは、
批評家評が89%で、観客評が92%となっていてました。

前作を超えると言う評価が多く、ストーリーについても大きな舵きりに成功したという印象のようです。
今作は、人間ドラマを中心に話が広がります。

とにかく主人公カットニスを演じるジェニファー・ローレンスの人気がものすごく、
アクションヒロイン人気ランキングの上位2位を、同作の1と2で掴んでいます。

ただ今作は、前作になかったカットニスの不安、そして情況に対応していこうとする心の葛藤や覚悟が
身体的な強さと共に描かれているので、少女達の共感を呼びやすくなっていると思います。
今までにない、守るべき者の為に自らを律した戦う女性を見せてくれながら、
トワイライトではないけれど、走る彼女を追う男二人。この構図が10代女子には大変受けています。

因みにですが、作品中の気に入った台詞を上げるコーナーがあったので御紹介します。
トワイライトもそうですが、アメリカ人の10代女子に受ける映画って、あまり日本でヒットしない様な。
感じ方の違いはどこ?と、興味のある方が読まれると面白いです。
あれ?そこ?とか、これはないの!?とか。
英語ですが、英語表現も学べてなかなか面白いです。


余談になりますが、2013年度高収益映画ランキングで、
今、日本で口コミ話題の”ゼログラビティ”が6位に入っています。
国内外合わせて6.53億ドルだそうです。
デザスタージャンルで、タイタニック、インディペンデンスデイに続き、堂々の3位入賞です!
タイタニックって、デザスター物なんですね。












3D IMAX ジョーダンズ姉妹店

2013-12-24 01:43:17 | 映画
以前ご紹介した3D映画館ジョーダンズの姉妹店のご紹介です。
Readingという街にあって、

Natickのジョーダンズと、また少し違ったアトラクションが用意されています。
回転扉を入ると。


正面の壁には、巨大なレッドソックス
マスコット人形が、ヤンキースの選手を鷲掴みに!

右手奥がアトラクション広場になっていて、


この奥では、時間で噴水が音楽に合わせて吹き上がります。
そして、空中ブランコの体験も。


こちらのお店も、シアターまで、満遍なく店内を歩く仕組みになっています。

到着です。
先着順システムの為、上映1時間前に到着しましたが、既にこんなに人が並んでいました。

本日は、「ホビット 竜に奪われた王国」を観に来ました。
で、1時間、ワイワイと並んでようやく劇場に。

会場は、ほぼ満席でした。
固定ファンが多いので、いつもとは違う熱気が心地よく期待を盛り上げてくれました。

撮影時には、国の政策として映像税優遇制度に力を入れるニュージーランド政府と、現場で働く技術者や俳優陣、そして、監督兼プロデューサーを勤めるピータージャクソン氏率いるスタジオサイドが賃金保証で揉めた経緯は、ここアメリカでも大きな話題となりました。

この騒動は、イギリスやその他の、同様な税優遇制度を推進する国々の技術者達が、バックアップした事で大きくなって行った背景がありました。

結果、ピータージャクソン氏の「全ての作品をニュージーランドから撤退させ、より安価な政策を行う東欧へ移す」との発言で、ニュージーランド側が折れた形となり、撮影は続行されました。

難しい問題ですが、何故かファンとしては、ニュージーランドで撮影される事に意義を感じてしまうので、正直、ホッとした方が多かったようです。

何処で撮影されても、中つ国は中つ国。
なのに、ニュージーランドにこだわるファン心理は、なかなか面白いと思うのです。
L.O.Rへの深い愛情なのですね。

公開2週目にして、世界興行4億ドルを叩き出し快進撃を繰り広げながら、今週以降、日本を含む未公開国でのオープニングが控えている為、まだまだ世界規模で盛り上がりそうな兆しです。

観客の様子など、映画については次回にご紹介します。



スノーストームの到来

2013-12-17 23:19:50 | 日記
週末に今冬初のストームがボストンをヒットしました。

そして本日、第二弾の到来です。

ハタと気が付き、昨夜、一家に一台の常備品、雪や氷を溶かすSALT~塩を買いに行きましたが、どこのお店も品切れ状態。常識を知らないと困ります。

結局、今朝は氷混じりの上を車で発進しました。コワイ。塩がいる!!

雪の降り始めはこんな感じで、雪かきバイトをする人々が出動に備えていました。

この数時間後のダウンタウンです。
雪のチャイナタウン入口。
すっかり、観光気分で浮かれています。


気を引き締め直し、お仕事モードで在ボストン日本領事館へ。
このビルの中に入っています。

帰路に着く頃には、我がおじいちゃん車、2001年シエナがこんな姿に。。

寒さが伝わりましたでしょうか⁈

クリスマスのライティングが、雪に美しくマッチしていたので、記念撮影。



今日はなんとか、塩が買えました。
めでたし、めでたし。

クリスマスツリー ピック アンド カット

2013-12-09 12:40:13 | 日記
前回に引き続き、クリスマスツリーのお話しです。

北米の北の方の州には沢山のツリーファームがあり、ここから毎年、星の数ほどのクリスマスツリーが出荷されます。

初めて北米のクリスマスを過ごした時に、彼等が生木を使うのを知って、なんて素敵!と感激しながらも、一体どうすると、こんなに沢山の木を毎年供給できるのか、とても不思議でした。

この苗が販売用のツリーになるには、8年前後かかるそうです。


調べると、北米だけで毎年15,000の農場で、35億本前後のツリーが出荷され、市場はおよそ1500億円の規模だそうです。
あっぱれ。

で、ツリーファームへ行きました。

広大な敷地一面に、クリスマスツリーが育ってます。

価格的に優しいのはバーモント州。
普通のお家で使うツリーの高さは6フィート(1m80cm)前後なのですが、これが大体2500円位。マサチューセッツの6000円と比べると、かなりのお得感。

どうしても、行きたい!とは思いますが、如何せん、遠すぎます。

行ける範囲はニューハンプシャー州かメイン州。

メイン州に行けばロブスターもゲット!と期待したのですが、こちらは全てのサイズ一律で平均4500円。
予算オーバーです。トホホ。

ニューハンプシャーも同様に一律料金でしたが、3500円と少しお得。
ニューハンプシャーに行くことにしました。

傾向として、マサチューセッツとの州境に近い所はイベントがあります。

サンタが来たり、クリスマスキャロルを歌ったり、ショップがあったり。
とても楽しそうで、小さなお子さんがいらっしゃる方にはお勧めですよ。

他にも、ハロウィンのパンプキンハンティングの時に、ツリーを選んで自分のタグを付けておいて、クリスマスシーズンになってから切りに行く、というサービスをしている農場もあります。

秋から冬のニューイングランドを満喫するには、とてもいいイベントだと思います。

しかし、チョットお高くなるので、価格が抑えられて、遊び心もある、素敵なファームを見つけてみました!

グローブホローファーム
往復の道も楽しいので、明日、ご紹介します。本日はファーム内のご紹介。

まずは車を駐車。
こちらはツリーを切って帰り支度の皆さんです。

ご自分の車でファームまで行くことも出来ますが、殆どの人は、馬車か、


トラクターの引くワゴンにのります。

馬車にのりました。
馬に引かれ、ガタンゴトンと進むと、遠くにツリーが見え始めます。

馬車から降りて、道具置き場からノコギリとブラスチックのソリを取って、いざ、ツリーハンティングへ!
この中を歩き、気に入った樹をみつけます。

見つけたら、根元から切ります。

切り倒したら、ソリに乗せて運びます
ヨイッショ。

これを引いて、馬車まで戻ります。

道みち、皆さんが切り落とした枝を拾って歩きました。これでお家の飾りが作れるのに。。もったいない。

帰りは馬車ではなく、トラクターでした。hayride (ヘイ-藁 +ライド-乗り物)と呼びます。

椅子が藁(hay)です。

乗り込みました。

オフィス前に到着すると、下枝などを綺麗に切って、ネットをかけてくれます。



できたら車に積み

支払いへ行きます。

オフィスの中は暖炉が焚かれ、ホットチョコレートがサービスされます。

外は、とてもとても寒いです。
小川も凍っていました。

それだけにホットチョコレートはありがたかったです。ホッ