New Englandのあれこれ

北米東海岸の街ボストンを中心に、ニューイングランドの素敵を写真でご紹介します。

ターキーとパーティ

2013-11-28 21:56:29 | グルメ
先週の木曜日は感謝祭でした。
カリフォルニア州でも感謝祭を迎えましたが、やはり、こちらは本場です。
皆さん本気で取り組んでいます。

水曜日の午後から学校はお休み。
そこから、大勢の人が実家へと帰るので、お盆のような渋滞ができます。

詳細は次に譲り、本日は、メインディッシュのターキーの作り方です。

作ってくれたのは、プリマス在住の
リンダ マウィニーです。
一晩でケーキを2つも3つも作ってしまう程お料理が得意で、大勢のパーティは彼女がホストしてくれます。


それでは、まずは材料。
ターキー: 9kg
ニンニク: 2かけ
玉ねぎ: 1個 (6つに切り分け)
リンゴ: 2個 (4つに切り分け)
生セージ: 一束
ウイキョウ(フェンネル):
1株 (6つに切り分け)
人参: 1本 (6ー7cmに切り分け)
無塩バター: 4本
チキンスープ: 8カップ
月桂樹の葉: 4枚
小麦粉: 1/4カップ
バルサミコ: 大さじ1

1. ターキーは調理の1時間前に冷蔵庫
から出し、室温に戻します。

オーブンラックは下段にし、180度
に余熱します。

ペーパータオルでターキーをよく
乾かし、粗塩とコショウを擦り込み
ます。

ニンニク一欠片を全体に擦り込みま
す。

リンゴと玉ねぎ3かけとセージ半分量
をターキーのお腹に入れます。



2. 玉ねぎの残り3かけと、フェンネルと
人参をバットに入れて、水カップ1を
足します。


野菜の上に網をセットし、全体に塩
コショウしたターキーを乗せます。

鍋にバターと刻んだセージ大さじ3
を入れ、中火で温めながら
塩コショウで味を整えます。


調理用注射器で、半分量のセージ
バターを胸、脚、ももに注入し、


残り半分量を全体に塗り込みます。

最後に脚を併せて縛ります。


3. カバーをせずに、ターキーを1時間半
焼きます。

バットを回して位置を変えて、更に
1時間半から1時間45分、ももに刺し
た温度計が74度になるまで焼きま
す。

オーブンの火を切り、ターキーを
そのまま15分から20分オーブンの
中に置き、温度計が77度になる
まで放置します。

4. 次に、グレービーを作ります。

鍋にバター1本を入れて、中火にかけ
ます。

ターキーの首と臓物を足し、塩
コショウで味を整えつつ、茶色く
なるまで焦げ無い様に時折かき混ぜ
ます。およそ10分くらいです。

ガーリックをつぶし、鍋に足し、
およそ2分、茶色くなるまで火に
かけます。

チキンスープと月桂樹の葉を足し、
蓋をして中火で2時煮ます。

月桂樹の葉とターキーの首と臓物を
とりだします。

5. ターキーをオーブンから出し、
カットする前に20~30分休ませま
す。

野菜をブレンダーに入れます。
4を1カップ分、油を取り除いてから
小麦粉と共にブレンダーに足して、
スムーズになるまで混ぜます。

出来上がりを残りの4の鍋に、泡立て
器で混ぜながら合わせます。

鍋を煮たて、スムーズになるまで煮
ます。およそ10分くらいです。

バルサミコと塩コショウで味を整え
ます。

6. ターキーをお皿に移し、グレービー
ソースを添えます。


この日の、その他のお料理はこんな感じでした。


これは、スイートボテトマッシュに
マシュマロを乗せた、斬新なお料理で子供達に人気でした。
デザートではなく、お料理です。


で、ここからがデザート。
定番のパンプキンパイ

18歳のお料理デビューでした。
オレオが入ったチョコ菓子でした。

ニューイングランド産のクランベリーを使ったパイです。

6層からなる、ココナッツ風味のケーキで、大変美味しかったです。













ニューイングランドクラムチャウダー

2013-11-27 20:35:36 | 日記
ニューイングランド料理と言えば、
なんと言ってもシーフード。
中でも貝をふんだんに使ったクラムチャウダーはその代表といえます。

この所のボストンは、氷点下が続いています。
明日の感謝祭からは、本格的な冬に入りますが、こんな寒さの日々には、温かいクラムチャウダーでのおもてなしが喜ばれます。

チャウダーはニューヨークにもありますが、こちらはトマトテイストの赤いチャウダー。

ニューイングランドクラムチャウダーは牛乳ベースの白。

本日は、この牛乳ベースの白い
ニューイングランドクラムチャウダー
をご紹介です。

まず最初に、
野菜をキューブ状に切ります。

玉ねぎ2個

人参2本

ジャガイモ4個

これらを鍋に入れます。

貝の缶詰の汁をおよそ1リットル
野菜がかぶる位まで水を足し、中火にかけます。

別の鍋にバター2カップを溶かし、
小麦粉1カップ半を合わせ、トロトロになるまで混ぜ合わせます。


ハーフアンドハーフ150ccを足し、

しっかりとスムーズになるまで混ぜ合わせます。

このソースを鍋の野菜に合わせ、

缶の貝500gを入れて火に通します。
煮たてないように気を付けます。

最後に塩コショウ、レッドビネガーで味を整えます。

今回は入れていませんが、ベーコンを炒めずに、野菜と一緒に煮るとコクがでて美味しいです。

貝は最後に!をお忘れ無く。
今回、野菜と一緒に煮て失敗しました。
火に通し過ぎると固くなる様です。
最後に火を通して頂くと、プリプリの貝の食感が楽しめます。

美味しくて、毎日でも食べられます。



新たなスタジオが!

2013-11-25 17:24:36 | 映画
ボストンから1時間の街Worcester 。
この街にも巨大スタジオができます。

マサチューセッツスタジオ(仮称)は、来年1月末のオープン予定で、州内2番目の大きさのサウンドステージを持ちます。

こちらは先日ご紹介したニューイングランドスタジオとは異なり、州内の使用されていない空きビルを使う事で、州の助成を受け、運営されてます。

こちらが代表のアントンさんです。
ハスキーボイスのビジネスマン。

現在、屋根の修復中です。
ここが最大のスタジオになります。

全体はこんな感じです。


現在は倉庫として稼動中ですが、ここを仕切り、モーションキャプチャー撮影の専用スタジオを作ります。

この日は、この冬一番の冷え込みで、
ー20度でした。
出発時のフロントガラスです。
寒い!

デモ今、ニューイングランドは熱い!

カボットシネマ

2013-11-23 22:59:34 | 映画
本日はカボットストリートシネマシアターの御紹介です。

この劇場は、ボストン市内からRt.1で北に30分の街、ビバリーにあります。
魔女で有名なセイラムから車で10分くらいのところなので、
セイラムに行かれたついでに寄られると良いと思います。

毎夜7:30からの1度と水曜・日曜の3:00からの上映のみですので、
時間に気をつけないといけません。
おまけにスクリーンも一つだけなので、上映作品の選択肢もあまり無いです。
それでも、この劇場の希少さは、無理をする価値があります。



写真左側に立つ紳士が、初老のドアマンです。
ドアに向かうと、にこやかに話しかけながらドアを開け、温かく迎え入れてくれます。
残念ながら写真が無いのですが、
中に入ると、こちらも白髪の品のいい初老の婦人と紳士が対応をしてくれます。
チケット($9)を買い、コンサージュ(スナック・バー)の前を通り抜けると、小さなホールに出ます。
ここでやはり、品のいい初老の紳士が年代物のピアノを弾いて、観客を出迎えてくれるのです!

調度品は、時代の華やかさに包まれています。
例えば、化粧室のゴミ箱。

全てがこの様子です。

先ほどの小ホールからそのまま、扉もなく劇場の空間が広がります。
素晴らしい空間は、どうぞ、上のリンクから劇場のホームページでご覧になってください。

因みに本日の上映は'The World`s End'でした。
日本公開は2014年春なので、その時に!

ニューイングランドスタジオの完成❗️

2013-11-21 17:27:49 | 映画
マサチューセッツ州のスタジオのお話です。

2005年に始まったMA州の映像税優遇制度は、紆余曲折を経て、2023年1月1日までキャップ(フタ、つまり、予算の上限)されることなく続きます。

で、
この数年の3つの切り札として
25%の税優遇制度と
東海岸の文化と
最先端のポスプロの充実
で映像産業を増加させてきました。

でも、やはりなんと言っても、
映画を一本丸ごと引き受けたい!
その願いから、州政府の協力の元、
ボストン近郊に巨大スタジオが完成しました。
ニューイングランドスタジオです。


本日は、お披露目も兼ねたパネルディスカッションが行われました。

右端の金髪の女性が、この大事業のリーダー、リサ・スプラウトです。撮影に失敗しましたので、写真をお借りしました。

彼女は以前ニューメキシコ州の映像税優遇制度の推進に携わり、ターミネーター4を誘致した実績を買われ、マサチューセッツ州に請われて転職をした、エリートロケーションコーディネーターです。


そしてこのスタジオ計画の発端は、
この人、クリス・バイヤーから始まりました。長年の友人です。

彼を知るボストンの人間は、誰もが彼を"Mr. Hollywood" と揶揄しますが、
このスタジオのオープンに賭けた
4年余りの情熱と、諦めずに歩き続けた
その意思の強さは、誰もが認める結果となりました。


ニューイングランドスタジオに関わることで、自身の経営するイタリアレストランからケータリング事業を起こし、地元に職業を作り出す事に成功したスティーブです。


こちらは、ハリウッドからの後方支援をする為に参加した、トッド。パーフェクト・ストーム、ハリーポッターのプロデューサー・製作プロデューサーです。
脚本が上がった後、撮影現場を選ぶ際の優先順位についてお話しされました。
そのニーズに合わせたマサチューセッツのブランディングについての話し合いが続きました。

さて、スタジオはというと。
480坪で高さ14mのサウンドステージが
横並びに4ユニット並んでいます。

各ユニット間の壁は可動式で、スタジオを広げることが可能です。

スタッフルームの建物の外観です。


本格始動する日が待ち遠しいです。