山東省「三国史跡」プチ旅行～①徳州市平原県『三国文化広場』編

１０月１３日（土）１／２
さて、旅から帰って１週間も経っていないのですが、前回の記事に書いた通り、急に週末が連休になりました。
…と言うことで「プチ旅行」第２弾を実行して来ました。
今回も三国史跡をハントするため、「山東省」内の「青州」から西への旅です。
「ピックアップ」した主な地は５ヶ所です。
①徳州市平原県『三国文化広場』『平原古城』
②聊城市轄区　『山陝会館』
③聊城市東阿県『曹植墓』
④済寧市汶上県『汶上関帝廟』
⑤泰安市轄区　『泰山関帝廟』　です。
ハントする順番は①番だけ決まっていて、後はそこからの「バス」次第です。
「①番」の『平原』は「青州」から「西北」に位置し、ちょっと「面倒」なんです。
なので以前から調べていた「火車（列車）」を使うことにしました。
でも出発時刻４：１６なんです…
ですが、これも以前「M先生（同僚の中国人男性教師）」に相談したところ「私がバイクで火車站まで送ってあげます」と言ってくれていたので、１３日（土）に頼めるか聞いたら「OK」してもらえました。
そして昨日（１２日）は一緒に「火車站」まで切符を買いに行ってもらいました。

２：３０「起床」し、３：３０学校の門前で「M先生」と待ち合わせ。
悪いね…こんな真夜中に…
元々「M先生」はバイクを持っていないので、他の同僚から借りてくれたんです。
そして３：４５「青州市站」に着きました。
「M先生」と別れ、待合ロビーで改札を待ちます。
中国の「火車」は、火車が到着する数分前じゃないと改札が始まらず、ホームに入れないんです。
４：００改札が始まりました。
そして数分後に「火車」は到着して乗り込みますが、席は全く空いていませんでした…
無座なので仕方ないんだけどさ…。
さすがに終着駅が「北京」だから、乗っている人民も多いんでしょうね。
席が途中ででも空けば自由に座れるんだけど、俺が乗った車両はまるで「修学旅行専用車両」のように同じジャージを着た学生ばかり。
「北京朝陽外国語学校」と学校名が入ってたので、こいつらが「北京」まで降りることは無いな…
「火車」は多少遅れたりする事はありますが、だいたい時刻表通りです。
『平原』まで約４時間で、８：１５ごろ到着予定です。
やっぱり、ずっと立ちっぱなしでした…
「山東省」は６時くらいに夜が明けるんだな…。
「四川省」は７時にならないと明るくならなかったのに。
それだけ、前回の旅は、はるか西に行ってたって事だよね。

なぜか途中の「済南東站」で１時間近く止まっていましたが、８：３０『平原』に着きました。

『平原車站』に着いて「ビックリ」です…。
だって、これが駅前なんだもん。

「中国」では省の中にいくつかの市があり、その市の中に更に市や県があるんですが（俺は山東省濰坊市青州市に住んでいます）、ここは「山東省徳州市平原県」です。
やっぱ「市」より「県」の方が、はるかにショボい

これで「火車站」ですからね…
「よくぞ、こんな駅にも停まってくれました」って感じですよ。
「火車站」前から「タクシー」を拾い、『三国文化広場』を目指します。
「運チャン」は「オマエ、どっから来たんだ？さっき駅前で写真撮ってただろ？」と。
「あまりにもショボいんで写真に撮ってたんだ」と、もし「中国語」で話せてたら、そう言ってたかも知れない。

８：４０『三国文化広場』に着きました。

ここは「史跡アタッカーさん（仮）」もレポートしていない所です。
俺は中国のサイトから見つけたんです。
あるとき中国の地図を見てたら、「山東省」に『平原』という地名を発見しました。
『劉備』は１９１年に『平原』の相に任ぜられていたので、「もしやここがその平原か？」と中国のサイトで調べ、『三国文化広場』を知ったというワケです。

真中に大きな池があり、それを取り囲む大きな広場です。

これは「桃園結義臉譜」です。（「臉譜」とは京劇などの「くま取り」の意味）
『劉備』『関羽』『張飛』なんですね。
そして、この広場のメインはこの壁画かな。
全部で８枚ありました。
『劉備在平原的故事』と題して『劉備』の『平原』時代の物語です。








あまり翻訳に自信が無いから訳しません。

これ、何て言うんだろ？「火」を焚くんだよね。

まだ出来て数年の広場のようで、とても綺麗です。

奥の「亭」は「三義亭」というらしいんですが名前だけです。

こんな３つの「石」を見つけました。

左は「青梅煮酒論英雄」、右は「長坂坡子龍救阿斗」。

中央は「関雲長温酒斬華雄」です。
この３つの話、どれも『劉備』が『平原』にいた時の出来事ではありませんよ…

説明見ても、いつの時代の人か分かりませんでしたが、「平原」出身の著名人？らしいです…

こんな様な彫刻が５体ありましたが、「三国時代」に関係があるのか…？

いまいち、この『三国文化広場』のコンセプトが分からない…
他にも特に「三国演義」や「三国時代」と関係無さそうな芸術品やモニュメントがありましたからね…。
まぁでも「三国史跡＆関連物」はハントしましたから満足です。
９：３０『三国文化広場』を出ました。
この時点で『平原古城』に行くのを止めています。
『劉備』が実際にいたのが、そこらしいんですが、特に三国史跡＆関連物は残っていないようだし、ここから２０Km以上先にあります。
駅前であのショボさでしたからね…。
それより更に田舎町に行くなんて考えたくないぞ…

「タクシー」を拾って、９：４０「平原汽車站」に着きました。

さて次はどこへ行こう（行ける）かな？
続きはこの後の更新にて。