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第三次企業考察訪中~山東省曲阜・シハク編

2012年02月07日 | 中国史跡めぐり(三国志・封神榜・史記)
2月7日(火)
今日は5:30に起床しました。
今日から山東省行きなんだけど、まずここ「上海」から山東省「曲阜」に行きます。
事前調査で8:17「上海虹橋火車站」発の高鉄があり、もしそれが買えなかった場合7:25発の動車に乗るために6:20にチェックアウトしました。
このホテルには山東省から戻る9日にも泊まるんで、スーツケースをフロントに預けて出ました…って、客だけど1日10元×3日分=30元取られたね。

ホテルから歩いて約10分で地下鉄2号線「江蘇路站」に着き、7:00ごろ「上海虹橋火車站」に着きました。
予定通り、8:17発の高鉄の乗車券が買えたんだけど…高鉄は高いなぁ、345元もしたよ。(約13倍が日本円)
でも、10日に浙江省に行く動車券が3日前からじゃないと買えないって…まぁ俺の10日の乗車券の方は全然心配してないけどさ。

8:17発のG32号です。

途中の風景です。

これも。

ここは山東省棗庄なんだけど…山頂に何を作ってるんだ?

11:35ごろ「曲阜東站」に着きました。

なんか…やっぱ「曲阜東站」は高鉄専用の駅で地図に載ってなかったんだよな…だからここから目的地までの距離がよく分からないぞ。
でも、この後この「曲阜東站」から13:01発の高鉄に乗って「淄博」に行きたいから1時間ちょっとしか無いよ。
とりあえず、11:45タクシーを拾いました。

12:05目的地の「周公廟」に着きました。

ここは去年の7月31日に「済寧市」に行った時、元同僚中国人男性Kさんと、ここか「東平」のどちらかに行くか考えた結果、1人で行くには不便そうな「東平」を選んだんだけどバスが遅くて途中の「汶上」で引き返したんです。

そのリベンジじゃないけど、8月6日には陝西省宝鶏市の「周公廟」にも行ってるんでね…魯の「周公廟」も行っておかないとってことでやって参りました。
これは「櫺星門」です。

これは「承徳門」です。

これは「達孝門」にある「御碑亭」です。

これは「達孝門」にある石碑です。

これは「元聖殿」です。

中央が「姫旦」です。(左右の2人は誰かな?)
「姫旦」は俺の好きな「封神演義」に登場する「文王(姫昌)」の第四子です。
長男は「紂王」と「妲己」によって殺された「伯邑考」で、次男が父を継いで「殷」を斃した「武王(姫発)」です。
「武王」が「周」を建国して間もなく崩御したため、幼い武王の子「成王」を補佐して建国直後の「周」を安定させ、「成王」成人後封地「魯(曲阜)」に戻りました。
その約500年後の春秋時代に儒学を開いた「孔子」は「魯」の出身で、「姫旦」を理想の聖人と崇め、常に「姫旦」のことを夢に見続けるほどに敬慕し、ある時に夢に「姫旦」のことを見なかった(吾不復夢見周公)ので「年を取った」と嘆いたといいます。
それにしても…たったこれしか見る所が無くて50元かよ…今まで多くの有料史跡を見て来たけど、これほどのギャップは初めてだったわ。
12:25「周公廟」を出ました。

大通りに出ると「城壁」が見られます。
さて…またタクシーで「曲阜東站」に戻らないと…って、拾ったタクシーは行きに乗って来たタクシーじゃん。
また客を乗せて、ちょうど俺の前で降りたところでした。

そして12:40「曲阜東站」に着き、13:01発G230号の乗車券も買えたんだけど…2等が売り切れて1等しか残ってませんでした。
2等がいくらか知らないけど、1等は140元でした…2駅だから数十元のプラスで済んだと思うけど、これが長距離だったら数百元の差になるからね。
これは駅構内の「孔子」像です。(曲阜の「孔子」関係の史跡は2007年1月2日のブログをご参照ください)

13:01発の高鉄に乗り込みました。

これが1等席だよ~座席の幅も広く、クッションも柔らかい。

1等席にはジュースとつまみ?のサービスが付きます…って、要らねーから10元値引きしろ

座席に付いてたこのボタンは何に使うんだ?イヤホンだって無いし。

途中は「泰山」近くを通過してたのかな?次の駅が「済南站」でした。

そして14:35「淄博站」に着きました。

今日はこの「淄博市」の中の「淄川区」に行くんだけど、その「淄川区」に住んでる教え子に電話をしたら30分くらいで迎えに来てくれると。
場所を変えたらなかなか公衆電話が無くてさ…15:20に教え子に会えました。
彼が日本に留学したのが2007年9月だからね…約4年半ぶりに会ったんだけど、凄い太っちゃっててビックリしたよ。
彼は留学後1年も経たないうちに父が亡くなってしまい、その会社を継ぐために帰国してたんです。
俺が「淄川区」に来たのは彼に会うためと、もう一つ「聊斎城」に行くためです。

15:50「聊斎城」に着きました。 (入場40元)

中の「蒲松齢芸術館」です。

「蒲松齢」は清代の作家で、有名な「聊斎志異」は神仙、幽霊、妖狐の怪異譚です。
俺の好きな映画「画皮」も原作は「聊斎志異」の一偏で、多くがドラマや映画化されています。

これも「聊斎志異」に関係があるのかな?

ゴミ箱もキツネです。

奥の「採風亭」の中にも…

「蒲松齢」が居ました。

これは「満井寺」です。

中の「大雄宝殿」です。

これは「聊斎宮」だけど…今、改修中で入れませんでした。

これは「蒲松齢」墓です。

これは「蒲松齢」の妻らの墓です。

この上に上がると…

さっき見た「満井寺」かな?
16:40「聊斎城」を出たんだけど…山東省メチャ寒いよ。

その向かいに門があり…入って行くと…

古い住宅街です。

その中に「蒲松齢紀念館(蒲松齢故居)」もありました。(入らず)

教え子が言うには、ここは「蒲松齢」末裔の集落なんだって。

その後、17時過ぎに夕飯を食べに店に行ったんだけど、その日教え子は地元の友達とも食事の約束があったようで、合計十数人と「火鍋」を食べました。
久々に食べる「火鍋」は美味しかったんだけど、いっぱいビール飲まされた…
その後、数人でカラオケに行ったんだけど、疲れと酔いで寝てたわ。

0:40教え子が予約してくれたホテルにチェックインしました。
明日は3年ぶりの「青州」です…どれくらい変わったかなぁ?



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