METALTEACHER Blog

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AVANTASIA LIVE AT SHINAGAWA STELLAR BALL!

2013-07-16 20:08:43 | 日記
2年半ぶりのAVANTASIA。前回よりもグレード・アップしたショウを見せてくれたと思う。特に強力だったのがヴォーカル陣だ。
俺はPRETTY MAIDSのライブに行ったことがないので、ロニー・アトキンスを見るのはこれが初めて。ライブ1曲目でいきなり強烈なスクリームが会場に轟いた。アクションも派手。さすがベテラン、お客さんを煽るのが本当にうまい。
ボブ・カトレイは前回に引き続いての参加。一見すると「ヘンなじいさん」なのだが(観客からバカにするような笑いが起こっていた)、これが非常に説得力のあるヴォーカルで、チームを支えるベテランの存在感は大きかった。
アマンダ・ソマーヴィルや元HEAVENS GATEのトーマス・リトケのバック・ヴォーカルも素晴らしかった。ただ、オリヴァー・ハートマン(G、Vo)のヴォーカルももう少し聴きたかったな(彼に声援を送っているファンが何人かいた。それだけ評価されている人だということだ)。
AVANTASIAのほとんどのメンバーは、パワー・メタルあるいはメロディック・メタルの人脈つながりだが、その中でどちらかと言えばハード・ロックあるいはブルーズ・ロックの範疇に入るであろう、Mr.BIGのエリック・マーティンは、今回、異色の存在。だが、それが却って従来のAVANTASIAの楽曲に新鮮な変化をもたらしてくれたと思う。それにしても、声、アクション共にさすがメジャー級、といったところ。
で、マイケル・キスクである。相変わらずステージ上での態度がよろしくない。観客に背を向けて歌っているし、すぐに自分の代わりに観客に歌わせようとするし、ペットボトルを持ってステージ上をウロウロするし、あの唯一無二の声さえなければ、誰も相手にしないのだろうが、あの伸びのある声は、すべての不満を吹き飛ばしてしまうのである。しかも、前回の公演よりも声は良く出ていた。はっきり言って、俺はこいつのヴォーカルを聴きに来たのだが、やはり素晴らしい、悔しいけれど。したがって、許す(そうやっていつまでも甘やかされるわけだ)。
そんなミュージシャン達をまとめ上げる、主宰者でありメイン・ヴォーカリストでもあるトビアス・サメット。この日は、マイクかイヤフォンの調子が今ひとつ? で、ステージ上でもかなりイライラしていたと思ったら、どうもインフルエンザに罹っていたらしい。確かに、周りからの期待とプレッシャーの中で、チームをまとめ上げ、さらに自分自身の仕事(ヴォーカル)を果たすのは、体力的にも精神的にもかなりの負担だと思う。でも、声はよく出ていたと思うよ。
トビアスは「すぐに戻ってくる」と言っていたけど、そんなに早く戻ってきたら、この貴重なプロジェクトのありがたみが薄れるよ。でも、見たいですけどね。

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