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暁の雲(平安語調平成日誌)

花をめで 鳥をうらやみ 霞をあはれびつつ
露をかなしぶこころ ここに記す
秋の月を見るに 暁の雲に会へるがごとし

戯画参十八 翁丸その後(五)

2012-10-10 | 樹木・植物・動物・有職故実

「・・・艶になりぬる人は(清少納言のようにいつも風流ぶっている人は)
    いとすごう すずろなるをりも(まったく味気なくつまらない時でも)
    もののあはれにすすみ(しみじみ感動してるかのように振る舞い)
    をかしきことも見すぐさぬほどに
    おのづからさるまじく(自然と あり得ないような)
    あだなるさまにもなるにはべるべし(浮ついた態度にもなるのでしょう)・・・(ーー;)」
つづく(^^)

戯画参十七 翁丸その後(四)

2012-10-06 | 樹木・植物・動物・有職故実

「・・・・・・・かく(このように)
   人にことならむ(人より特別にすぐれよう)
   と思ひこのめる人は
   かならず見劣りし
   ゆくすゑ(行く行くは)
   うたてのみはべれば(常軌を逸してしまうでございましょうから・・・・^^)
 (^^;)(^0^;)(^U^;)・・・・・・・」
(注)うたて:「うたた」(副詞)と同源;ますます程度が増大する様子を表す
つづく(^^) 


戯画参十六  翁丸その後(三)

2012-10-02 | 樹木・植物・動物・有職故実

「・・・・・・・清少納言こそ
 したり顔に いみじうはべりける人(偉そうにしていた人)・・・・
 さばかりさかしだち(あれほど利口ぶって)
 真名(漢字を)書き散らしてはべるほども
 よく見れば まだ いと 足らぬこと多かり・・・」
(ーー)(ーー;)(・-・;)・・・・・・・・・・
つづく(^^;)
 
 

戯画参十四 翁丸その後 (一)

2012-09-24 | 樹木・植物・動物・有職故実

いづれの御時よりかありけむ・・・
わが庵は 女御・眷属〈けんぞく:従者〉・犬などあまたさぶらひて
騒がし・・・
翁丸はいまだふたばの犬にて 幼き遊びなど好みて厭はしく
さるほどに 
戯〈ざ〉ればむひとは
前の世に必ず恨み残したるひとならむ・・・(ーー;)
殊に 光の君の物語など見つけ ほろほろとこほち散らす・・・
また あらたなる調度あらはれ
いと いみじう神さびたるひとは 昔のふるごとなど すずろに御覧ず
御厠人〈みかはやうど〉ひとりうつくし(^^)
つづく(^^;)

連続戯画小説 翁丸開闢(かいびゃく) その参十三

2012-09-20 | 樹木・植物・動物・有職故実

いかに今は言忌み〈こといみ〉しはべらじ・・・
人といふともかくいふとも(人がなんと言おうとも)
さきの世のさだめにやあらむ・・・
わが身の上に起こりし異様の事のはじめは
2001年1月13日にて
定子皇后崩御の日より数へて千年
鳥辺野にて拾ひし白き子犬を「翁丸」とぞ名付けし「翁丸開闢」の日の のちの事なり
・・・さは ここより 絶え絶えに続き語らむぞ・・・
つづく(^^)

連続戯画小説 翁丸開闢(かいびゃく) その参十一

2012-09-11 | 樹木・植物・動物・有職故実

駿河路の道の果てよりも
なほ奥つかたに生ひ出でたる人
いかばかりかはあやしかりけむ・・・(^^;)
京の都より東へ六百里
箱根の向かふには 鬼がすむとかや・・・?
まして かく小さきものの身で おぼめく人の荷に背負はれて
いかに心もとなかりけむとぞ覚えたる・・・

(注)古くは一里=6町=660メートル
  (後に 一里=36町=4キロメートル)

つづく(^^)