外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

新大久保のネパール食堂で炒り米が浮かんだ脂っこい焼酎を飲む

2018-04-24 14:54:07 | グルメ

 

先日久しぶりに新大久保に行って、百人町のハラール食材店を冷やかし、猫スポットの駐車場で三毛猫さん(暗かったから写真は撮れず)と戯れた後、初めて入るネパール料理屋さんに行った。

 

「ソルティカージャガル」(または単に「ソルティ」)という名前の店で、ネットで「すごくわかりにくい外観で、ネパールの田舎にある食堂そのもののレアな店」という情報を見かけて、気になっていたのだ。

 

新大久保駅前からマツモトキヨシの角を曲がって、ハラール食材店・ケバブ屋台・食堂が併設された「Nasco Food Court」やスパイス屋さん「THE JANNAT HALAL FOOD」(どちらも新大久保に行ったら必ず寄るお店)等を左に見ながらほんの少し歩いたらその並びにある。ふつ~のマンションの2階で、飲食店らしき看板など一切出ていないので極めてわかりにくい。わざとそうしているのか…?

 

この「ワールド美容室」(壮大なネーミング)の右隣

 

入口を見ただけでは飲食店だとは決してわからないが、店内の左手に衝立があって、その向こうが食堂コーナーになっている。「あれ、ネパール料理店、どこ??」とうろうろしていたら、お店の人が声をかけてくれた。そういうお客は多いのだろう。

 

食堂コーナー。ピンクの壁に色とりどりの布を飾るという見慣れないインテリアセンスが異国情緒を盛り上げる。お店の男性2人(日本語が比較的上手な人と苦手そうな人)も穏やかでいいかんじ。ネパールのテレビ番組も流れている。

 

まず普通の生ビールを飲む。一番搾りが350円で安い。でもネパールのビールを飲むべきだったかしら…と後でくよくよした(優柔不断)。揚げせん付き。

 

オレンジ色が主体の食事メニュー。ランチの学生セット、お得だな。

 

 

ネパール料理はさっぱりわからないので、おすすめ料理から選ぶことにして、「ソルティぐるんデイドウセット」(ぐるん?)というのを友人とシェアする。そば粉を練ったものが中央に陣取っているのが気になったので。

 

豆のスープ(ダル)、カレー2種、サラダ、パパド、漬物等が付いている。ソフトドリンク1杯付き(ネパール茶にした)。カレーはヤギ肉のとチキンを選んだ。ヤギ肉は固かったが、それもご愛嬌。そばがきは素朴な味でもちもちしていて、カレーに合う。うちに約2年半前に賞味期限が切れたそば粉があるので、真似してみようかと思う。来年あたりに。

 

ドリンクメニューの一部(重要) 

 

せっかくの機会なので、ネパールの酒を飲まなければと思い、メニューにある「ククリラム」「ネパールマックリ」「ジャイカッテ」というのを立て続けに飲んだ。(飲み過ぎや)

「ククリラム」というのはネパールのラム酒で、濃い目のダークラムだった。普通に美味しい。「ネパールマックリ」(Chyang)というのは、ほんとにマッコリっぽい甘めのにごり酒だった。飲みやすくて一般受けする味だ。

 

これら3種のネパールの酒の中では、「ジャイカッテ」が王様格だと思われる。よく知らずに注文したが、「ジャイカッテ下さい」と言うと、お店の人たちが「おっ」という顔をしたのだ。値段も700円で、他のものより高い。

 

ジャイカッテ。ネットで調べたところ、ギーで炒めた米にネパールの焼酎を注いで加熱したものらしい。

 

炒めた米入りの脂っこくて熱い焼酎…初めて出くわす不思議な味だが、焼酎自体に癖はなく、案外悪くない。冬の寒い日に飲むとあったまりそう。自宅にある日本の焼酎とバターとお米で試してみようかな~とまでは思わないが、またそのうち飲みに行きたいものだ。

 

ドリンクメニュー全貌。日本語表記の長音記号のあしらい方が興味深く、これを眺めていると酒がすすむ。

 

(参考)

食べログ

https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130404/13163960/

 

お店の紹介記事。料理の情報が多い。

http://portytravel.com/soltihalalkhaja/

 

(終わり)

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