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イーストサイド

2006-02-18 17:10:58 | Weblog
ちょっと野暮用で、友だちが住んでる町屋って街にいくことになった。

最初、ちょうめんどくさいとか思ったんだけど、大塚駅で都電みたとたんめちゃくちゃウキウキしてきた~!

都電ステキすぎ!
なんかもうスゴいよ。街んなかを電車が走るよ!うひょひょ~!!

まだまだ経験してないこと、たくさんあるんだな~、なんて思うとこれからのことが楽しみになるね~☆


町屋について、交番で道を尋ねた。
お巡りさんは、ニッコニコして道を教えてくれて最後に小さく敬礼。

東側のお巡りさんはいつもなんでこんなにニコニコしてるんだろ。

いい街だなぁ。

こんなとこに住みたいなぁ。

遠くで銭湯の煙突がヌボーンと立ってるよ。
いい街だなぁ。


今から浅草に行く。
しゅうは浅草が初めてなんだって。
どこに連れて行こっかな。

浅草にいくと休日になる。
ぼくの大好きだった物書きが言ってたなー。

あー楽しみだ。
今日は休日じゃないけど、仕事まえにちょっと恋人といっしょに酔っ払おう。


うわ~、鐘ヶ淵だって!
はじめて通る駅ばっかしだよ。
うれしいね~☆

おおさか

2006-02-18 04:32:38 | Weblog
しゅうと二人で大阪に行ってきた。
仕事もしたけど、ぼくの小学校から高校までそだった街を見せにいきたかったんだ。
もちろん父さん母さんにも会わせたかった。

大阪まで車でいって、ほとんど眠らずに、やすべえやのぶちゃんたちと昼ご飯。
しゅうは大阪弁が好きみたいで、
店を出る前に、レジのおばちゃんに小さく「おおきに」って云ってみてた。
キュンとした。

父さん母さんは、なんだかとっても帰ってきた二人をあったかく迎えてくれて、
もうなんかうれしくてうれしくてすっごいはしゃいだよ、ぼく。
けっこう上等のワインをあけてくれたお父さん。
ドイツの手打ちうどんに、ボルチーニ茸の豚肉のソースを作ってくれてサンキューお母さん。

4人で食卓を囲みながら、なんだか不思議な気持ちになった。
いつのまにか一ヶ月を過ぎようとして、家族のようになったしゅうと、
ぼくの両親がいっしょの食卓を囲んでいる。
いくつかのシャボンの泡が、くっついて大きな泡にポンってなっちゃうような感覚。
わあ。


次の日の13日は、ふたりで観覧車に乗った。
自分で乗りたくて乗ったはじめての観覧車だったよ。
月がすっごく大きかったよ。
そしてとても近かった。

観覧車のなかで「あー、このひとと結婚したいなあ」って思って云ってみた。
ひたひたとした気持ちになった。
結婚じゃない言葉がよかったけど、他に浮かぶ言葉がなかったのが、ちょっとさびしいんだけど。

月としゅうと、三人で数分間だけ横並びで歩いてる感じがした。
しあわせだったよ。

ひとりでいても孤独だし、
二人でいても孤独なのだけど、
ぼくはこっちの孤独といっしょに歩んでいたい。

いつもいつも笑っていられるわけではなくて、
今回も帰る前の日に、ふたりはなんだか凹んでしまって、
たぶん、お互いの人生がまだ交わっていなかった頃のことに、
そこに自分がいないことに悲しんだりとか。
そんなこんなの、とても悲しく、だけどどうしようもないこと。

で、しゅうは夜の公園でいっぱい泣いたんだ。
ぼくはというと涙は出なくて、ただただおろおろしちゃった。
そしてたくさん話をした。
ぼくはおろおろはしてたけど、けれど、こうして泣いてるしゅうを見ていて、すこしうれしい気持ちもした。
気持ちを開いてみせてくれてるんだなと思ったのかな。

やっと少し泣き止んだ、しゅうと公園でへんてこりんなダンスをした。
鼻水はぼくのTシャツでかんだから、まだ空気はじゅうぶん寒いから、すぐそれは冷たくなって、
ぼくのおなかの上でちょっとエッチな感触をかもしてた。

へんてこりんなダンスをしながら回ってると、
交互に神戸の夜景が目の中に入ってきた。
「あー」って思ってると、背後にまわる夜景。
そのときはしゅうが夜景を見ている。

ちょっと悲しくて、でもでも、ものすごく美しい風景で、
ぼくはこの夜のことも、ずっと忘れないだろうなと思った。

しゅうと出会ってからの一日一日は、日付といっしょにちゃんと刻み付けられていて、
そういうことはほんとうにうれしいことなんだなあ。
大切にしなくちゃなと思ってる。