評価5
再読(前回2020年2月24日)。
長崎に住む夏葉子(44歳)は脳溢血で夫の堅太郎を亡くし未亡人となった。子どもがいなかったので実家のある東京に戻るか長崎に残るか悩んだ夏葉子だったが、夫の実家のある長崎で暮らすことを選択。この選択によって舅姑に頼りにされ続け行動を制約され、しかも夫の愛人問題、墓問題、介護問題などが勃発し自身のこれからの人生に不安を抱くようになり悶々とした日々を過ごすようになる。
婚姻の枷に苦しむ人々に贈る物語。
こんな問題や解決方法があることに日頃気づきもしないで生活を送っている身としては「目からうろこ」という心境。今回もいろいろと考えさせられた。途中に出て来た工藤というろくでもない男に夏葉子が引っ掛からなくて良かった!バカ男に鉄槌を食らわした場面にスッキリ!
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