評価4
再読(前回2018年9月29日)。
東野圭吾の直木賞受賞作!
ガリレオシリーズでお馴染みの物理学者・湯川学が大学同期の草薙刑事と殺人事件の真相解明に挑む。
湯川たちと大学同期の天才数学者で高校教師の石神はアパートの隣人の花岡靖子に密かな想いを寄せていて、日頃から彼女の動向を観察していたのだが、ある時、異常な物音に気付いて様子を探ってみると彼女が訪ねて来た前夫を殺害したことを知ってしまう。靖子を救いたい一心の石神は、その論理的頭脳を駆使して完全犯罪計画を練り上げて靖子とともに実行に移す。草薙刑事から事件のことを聞いた湯川も動き出した。その結末は・・・?
う~む、ちょっと石神先生の動機に納得が行かないところがあるし、驚くトリックがあるわけでもないが、さすがの東野圭吾!先を読まずにいられない文章力と知的な感性をくすぐるテクニックが凄い!またしてものめり込んで読み切ってしまった!
自分も「容疑者Xの献身」読みましたよ。
これほどストイックな男がいることに驚きました。
そのうえ最後まで飽きることがありませんでしたよ。
確かに文章力と知的な感性をくすぐるテクニックが凄いですね。
もう少し石神の動機(ストイックさ)を掘り下げて欲しかったのですが、この頁数では無理ですよね・・・
もう一こ、犯罪を犯していたことには驚きました。
「理系の東野圭吾の面目躍如」という作品でした!