社会人のネタ探し生活~ネタの倉庫~

ありふれた日常からネタを探しています。会話のとっかかりやアイデアの素材、自分の成長などに役に立てたいです。

アイデア発想法

2008年12月30日 13時38分16秒 | 技術

 年末の大掃除でひとつのメモを見つけました。
 テレビで見たアイデア発想法のメモです。

 ちょうど昨年の今頃だったと思います。
 作家の石田衣良さんが3日で絵本を作るというNHKの番組の企画
がありました。

 そのなかで石田衣良さんの興味深いアイデア発想法がありました
ので紹介します。

 石田さんは、「心を2段階で使う」といいます。
 ひとつは「理性」の段階。もうひとつは、さらに下の段階の
無意識」です。

 石田さんはこの無意識を他人のような感じと言っており、"彼"や
 "あいつ"と表現していました。
 「考えているのは僕のなかの"彼"」であり、"彼"がアイデアを
持ってきてくれるというのです。
 そして、この「理性」と"彼"の共同作業から作品が生まれるの
ですが、その共同作業がおもしろいと言います。
 
 ただ、必死になるとひらめかない。リラックスしていてはじめて"彼"が
動きはじめるのです。
おもしろさの種を探しはじめるのです。

 そういって、石田さんはカフェでクラシックを聞き、リラックス
しながら絵本のストーリーを書き始めたのでした。

 もうひとつアイデア発想法で思い出しましたことがあります。 
 同じくNHKのプロフェッショナルという番組のなかで脳科学者の茂木
健一郎さんは、アイデア発想法のポイントを以下の2つにまとめていました。

とことん考えてから寝る
  起きている間に一生懸命考えると、脳がそのことについて優先的に
 処理する状態になる。
  そして眠っている間に側頭葉の中で経験や知識が整理され、ひらめきが
 生まれてくることがあると考えられる。

場所を選ぶ
  アイデアが出やすい場所に共通したポイントは、脳が外からの情報に
 邪魔されない所。現代人はあまりにも情報がたくさん入りすぎているが、
 ひらめきや発想はむしろ情報をある程度、遮断した所で生まれる。

 また、経済評論家の勝間和代さんは著書『起きていることはすべて正しい
のなかで「顕在意識」だけではなく「潜在意識の活用」の重要性を説いています。

 この3つの話から学びとれるのは、アイデア発想のポイントは、リラックス
した状態で「無意識」を意識的に使いこなすこと
のようです。
 何かをしていないと落ち着かない私ですが、ぼ~とする時間もどうやら必要の
ようです。私のなかの"彼"が何かを持ってきてくれるかもしれません。