1万円を落とした。だが、あえて5万円落としたものと思い、
浮いた4万円(本当は浮いていないが)をどう使うかについて思
いをめぐらす。今日の中日新聞朝刊の中日春秋に紹介されて
いた言葉です。
現実、そこまで前向きに考えることは難しいと思いますが、
人生何事も前向きに考えなきゃ!と思わされます。
先日、入社1年目の社会人がテレビで自分の座右の銘を紹介
していましたが、その言葉がいまだに頭に残っています。それ
も前向きに考えることを示唆した言葉でした。
「悲観は気分 楽観は意志の所産」というフランスの哲学者ア
ランの言葉です。
どちらも前向きな言葉で、書き留めておいて日々意識しよう
と思うのですが、どうもしっくりきません。
私は根っからのマイナス思考なので、前向きな言葉やプラス
思考が心底腹に落ちないのです。
作家の五木寛之さんの著書によく出てくる「わがはからいに
あらず」や「他力」という、一見すると後ろ向きな言葉のほう
に共感が湧くのです。究極なマイナス思考から生まれるプラス
思考があるという五木さんの考えに同感し、物事がうまくいか
ないときは、このふたつの言葉を呪文のように唱えています。