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行雲流水の如くに

安倍内閣を蝕む3つの敵とは?ーー保守主義を考える

保守の論客と言われる人はかなり存在するが、大部分の人は「保守」とは何か、を理解していない。

嫌韓や嫌中で親米と言うスタイルが「保守」だと思い込んでいる。

代表的な人物が評論家の櫻井よしこだろう。

あのヘアスタイルを見て,つい後退りしたくなるが、言っている中身は何もない。しかも安倍政権べったり。

「吠える犬は噛みつかない」の典型例だろう。

 

保守の中で評価する人物は西尾幹二氏。「保守の真贋」2017年

「保守の立場から既成保守政権を批判する正当な、理性的で、生存を賭けた議論が行われていない。ーーとりわけ保守系言論人が政権政党に対し、しっかりした距離を持って対処していない自立心の欠如である」

 

保守の立場から安倍政権を批判している。そして安倍政権を蝕む3つの敵を指摘しているがさすがに鋭い。

①支持率ばかり意識するポピュリズム

②公明党の存在

③アメリカ。アメリカの顔色を窺う以上のことは何もしなかったし、できなかった。

 

まったく同感である。

結局安倍政権は「やってる感」で8年間をやり過ごした。

明らかに日本の衰退を招いたと後世の歴史家から批判されることだろう。

 

アメリカにも中国にも警戒心持って対応し,どちらか一方に偏ることは危うい時代に入った、という認識が必要だ。

米中の覇権争いは今後十数年続くだろう。

戦火を交えるということは起こらないだろうが、そのかわり経済戦や情報戦は熾烈を極めるだろう。

 

アメリカはもはや同盟国を温かく包むだけの器量を失った。

日本は自立した道を歩まなければならない。アメリカにいつまでも甘えているわけにはいかない。

中国の覇権主義も警戒しなければならないが、当面アメリカとの覇権争いに備えて日本取り込みに動いてくる。

尖閣周辺を中国海警船がうろうろするのはある種のフェイント、本気ではない。もしくは国内向けだ。

 

今回のコロナ過で安倍政権は完全に無能・無策を露呈した。

「無能なのに、じゃなくて、無能だからこそ、うまくいっているーー

日本人は「お上」などアテにしないで自分たちで適当に助け合って何とかしてきた」、と言った人がいるがその通りだろう。

 

自分たちが歴史的に築き上げてきた社会の仕組みや、それを支える価値観を大切にするのが保守主義だ。

このところのコロナ過で「頭が真っ白」状態で、どうしてよいかわからず、「新しい生活様式」だと?

われわれが大切にしてきた価値観を漸進的にどのように変えていくか、それは個々人が考えることであって、「お上」が決めることではあるまい。

これから求められるのは柔軟で開放的な保守主義であろう。


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