行雲流水の如くに

密かなる第二案を持っているリーダーはいないのか?ーー悩めるコロナ対策と五輪の迷走

菅義偉という人物はやはり危機におけるリーダーには不向きのようだ。

安倍晋三がコロナ克服に行き詰まり政権を投げ出した。

そこで緊急避難的に菅義偉が選ばれた。

NO1になる夢など抱いたことのない人間がマウンドに上がってもコロナからの攻撃は食い止められない。

さらに五輪を中止すべきという国民の声が圧倒的な中で、その決断すらできずにマウンド上で呆然自失。

 

やはり一国のリーダーはワインのように熟成されていることが必要だ。

表舞台に上がった途端に、発泡酒のように見せかけの泡が消えるようでは困る。

安倍・菅政権の根本的な問題点は、

第一案を作る時に「徹底的な議論」をしないことだ。

もし徹底的な議論をしていれば、当然第一案が失敗した時に第二案、第三案を出す準備が出来ている。

自民・公明という数の力を過信して「徹底的な議論」を吹っ飛ばす。

途中で欠陥が露呈したら、「うそと隠ぺい」で逃げ切ろうとする。

 

従来の自民党であれば「俺がやる」と気迫十分に立ち上がった人間がいたのだが、今は誰も手を挙げない。

かろうじて岸田文雄が、か細い声を挙げているが誰も聞こうとしない。

もはやこの政党は野に下った方が良いのかもしれない。

「勝利至上主義」と「集権主義」に侵されて正常で合理的な判断が出来なくなっている。

 

決断は、実のところそんなに難しいことではない。

難しいのはその前の熟慮である。    徳川家康


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コメント一覧

megii123
bellavoceさん
「世襲政治家」というのは、菅首相が言うところの「既得権益」の最たるものなんですが、全然切り込めませんね。
世襲政治家の大部分は、自分の頭で考えることのできない「迷える子羊たち」です。

ご指摘の通り与野党問わず「国を思い国民を大切に頑張る政治家」を我々は応援すべきなのでしょう。
bellavoce3594
政治家の世襲っていつまで続くのでしょうか。
出来上がった基盤の上でわかったような顔をし、いざ国難となったら判断ができないどころか、問題を見ようとしない。
今回の五輪はみなさんは本音で「中止すべき」と思っているのです。こんなに不安な中でそしてまだ外国のような大きな感染には至っていないからって「さざ波」なんて軽口を叩いたり、あきれます。
自民党では積極的に問題を持ちかけることができないように伺っています。良心的に考える議員はひそかに遠ざけられるようなのです。「護る会」などで動画でえらそうに話す電波芸人など国民を導くどころか、自分を「頑張っている」とみせつけるだけなので、ブルーマウンテンなどその典型ですね。
与野党関係なく、国を思い国民を大切に頑張る政治家でお願いしたいと思っています。
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