行雲流水の如くに

今の政界にはいない、命もいらず、名もいらず、始末に困る人。

命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るもの也。

此の始末に困る人ならでは、艱難を共にし国家の大業は成し得られぬなり。 

西郷隆盛

明治維新というのは、下級武士によるクーデターと考えても良いのではないか。

もっとも下級武士と言っても農民や商人に比べればエリートだ。

彼らのたたずまいが凛としているのは、

「武士道」を小さいころから叩き込まれ、漢学の素養も十分だ。

その中でも西郷隆盛は懐の深い大人物だった。

 

ところがこのところの政界の人物像は小物ばかり。

まず凛としたところがない。

昨年来、バタバタと辞任した大臣や副大臣、政務官たち、金に汚かったり不倫したり法を破ったり。

何が足りないのか?

西郷さんは、政治家や官僚の資質について、

「過去の実績・功績よりも、その能力と公平無私であることを条件に選ぶべき」と言っている。

逆いえば、選ぶほうに選ぶ能力が無かったということだろう。

任命責任はあるが任命能力がありませんでした。

 

太陽が昇る前の一瞬を「かぎろい」と言うが、自然と向き合える大事な時間だ。


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コメント一覧

megii123
sakuranboさん、こんばんは。
しょせん、世襲政治家の3代目です。
国家の経営などと言う視点よりは「家業をどう守るか」にしか頭が行かないのでしょう。
だから4代目の翔太郎を首相補佐官にするのです。
sakuranbo-doghotel
本当に、一国の総理大臣たるもの国民のために一命を投げ打つ覚悟がないといけないと思うのですが、逆ですよね。自分のカネと保身のために国民を犠牲にしています。
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