連合は10月にトップが変わり、会長には女性初、中小企業労組出身としても初の芳野友子氏が就いた。
労働組合から落ちこぼれた労働者にウイングを広げる活動に精力を傾けるのだろうと期待したが、どうも向いている方向が違う。
会長から聞こえてくる声は、政治がらみの話が多すぎる。
しかも「上から目線」の共産党憎しの声ばかりだ。
立憲民主党は自分たちの声を聴く子分とでも思っているのか?
労働者の為ということであれば、共産党と同じ方向を向くべきであろう。
ところが大企業中心の正社員が組合員のせいなのか、極めて頭が高い。
30年ほど前から非正規労働者が増え、日本は賃金の上がらない2等国に成り下がってしまった反省がない。
この間ほとんどの期間政権を担当した自民党の無策?(というよりは積極的に非正規化を計ってきた)に対し、連合は、労使協調路線や政府協調路線をとってきた共犯者と言えよう。
そしてこのコロナ過である。
労働者の中でも弱い部分に光を当て、一時的なバラマキ政策でなく、継続的な底上げ政策を推進するのが筋。
この点において同じ方向を向いている政党とは協調すべきだ。
政治とは一定の距離をとり、本来の使命に全力を挙げるべきだ。