「藪をつついて蛇を出す」ということわざがある。
6月28日に、幹部1200人(日本人幹部も)を集めて旧統一教会韓鶴子総裁がとんでもない発言をした。
「今の日本の政治家たちは我々に対して何たる仕打ちなの。家庭連合を追い詰めているじゃない。
岸田を呼びつけて教育を受けさせなさい」
文科省(文化庁)は教団の解散命令を出すのか出さないのか?もうすでに6回も質問権を行使しているのだが。
岸田首相をはじめとした執行部は、頭を低くして風の通り過ぎるのを待っていたのだが、今回のこの発言。
まさに藪蛇とはこのことだろう。
どのようにケリをつけるつもりか。
政治家と統一教会と関係を断つ取り組みは、ほとんど進んでいないようだ。
細田衆院議長は未だに正式な会見を行っていない。
本命の安倍元首相への調査は全く手つかずだ。
経済財政相を辞任した山際大志郎衆院議員は、再び自民党神奈川18区の支部長になった。
関係の深い自民党の大物議員はほかに数人いるようだが、まだ状況証拠のレベルのようだ。(鈴木エイト氏)
今回の韓総裁の発言は、解散命令を出そうとする岸田政権への牽制なのか?
それとも資金繰りが苦しくなってなにがなんでも日本からカネをむしり取ろうとしているのか?
もう一度旧統一教会問題は粘り強く監視していかなければならない。