麻生太郎自民党副総裁の発言がネットで炎上している。
防衛費の倍増と増税について、
「もっと反対との反応が覚悟して臨んだが、多くの国民の理解を得た。ある程度増税があるかもしれない」
しかしTBS系列の世論調査によると、防衛費の増額は反対が48%、賛成は39%と反対が上回った。増税に関すれば反対が71%だ。
多くの国民の理解とは何を指すのか?あきれてものも言えない。
次のような意見は的確で痛烈だ。
「選挙で信を問うた訳でもないのに勝手に理解を得たと言い出すおじいちゃん。こういう自分の良いようにしか物事を解釈しない人が権力を握ると国民は貧しくなるだけ。
ジャーナリストの櫻井よしこ氏の発言も問題含みだ。
「戦争を大前提にして準備しなければ取り返しのつかない事態に陥る」
彼女は1945年生まれだから戦争の悲惨な体験を実感として持っているはずだと思うが、このような戦争をあおるような発言が何故出てくるのだろう?
右翼系の雑誌の読者の受け狙いなのか?
それともまたこの国を戦争に走らせたいのか?
戦争は国家を豹変させる。歴史を学ぶ意味はそこにある。 半藤一利