行雲流水の如くに

石破人気急上昇が自民党に変化をもたらすか?

JNNが行った世論調査によると、

「次の自民党総裁は」という問いに対して、石破茂の人気が急上昇している。

安倍晋三は「桜を見る会」とともに散ってしまうのであろうか?

自民党内では孤立している石破派(水月会)だが、国民人気を背景に逆転できる余地があるかもしれない。

 

世論調査とは別にして玄人(くろうと)筋の間では、安倍(清話会)・麻生・岸田のグループと二階・菅・古賀(宏池会のボス)の二大勢力に収れんしつつあるとの読みだ。

本命としては、安倍晋三(清話会)と麻生(志公会)のバックアップを受けた岸田文雄だ。

しかし肝心の宏池会が岸田一本でまとまっていないし、国民的な人気も今一つ。「コクもキレもない」気の抜けたビール状態。

一方のグループの本命は菅義偉だったが、「桜を見る会」で失速してしまった。散り際が潔くない。

そこで、党内では孤立していたが「辛口発言」を続けていた石破茂が急上昇したのだ。「骨がある」ということだろう。

 

もう一つ興味深い調査がある。ロイターによる企業調査だ。

企業調査だから経済政策がどうなるかを中心に判断している。

石破茂は必ずしも経済政策には強くないが、スタイルとしては財政健全のほうに軸足があるだろう。

経済界としては「アベノミクス」にもう付き合えないと思い始めたということか?(安倍晋三の急降下が著しい)

 

安倍晋三は何が何でも石破茂を後継者にしたくないようだ。

4選への色気はまだあるようだが、「桜を見る会」問題が通常国会まで尾を引けば、自分はキングメーカーになって、岸田を指名し党員選挙を行わずに国会議員だけで決着をつける手も残っている。

しかしそうなれば自民党内は大荒れで、来る衆院選で自民党は壊滅的な打撃を受ける可能性が強い。

一見盤石に見える自民党だが、安倍晋三の「桜を見る会」問題が「我慢強い国民の怒り」に火をつけてしまったのではなかろうか?


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